2008年06月23日

MIXED‐UP/コンディション・グリーン 1979/2

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MIXED‐UP
コンディション・グリーン
1979/2


ジャケットに写るは異形の者たち
大泉晃さんそっくりな方、若手プロレスラー、怪人プロレスラー二人、真性ハードロッカーさん一人。

誰だ誰だ誰だーー?

ご存知でしょうか?そして覚えてらっしゃいますでしょうか?

コンディション・グリーン

沖縄のハード・ロック・バンドです。紫と並んで2大。
昔、銀座NOW!でライヴ中継を見た記憶が有ります。
あの狭いスタジオで、メンバーがメンバーを担ぎ上げ、ぶんぶんぶんぶん振り回しながらこの怪人達が演奏。
何じゃこりゃ、信じられねえ、うおー・・と思って終わり。
あまりの壮絶芸に、音はと言えばハードロックだったよなあってくらいしか覚えてません。
あの方たちは、一体何だったのか?
30年経とうとゆう今、少しのヒントが目の前に現れました。

MIXED‐UP

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中古LPがお店の棚の中から出現したよ。
何でも1979年作2ndアルバムだそうです。ターケさんとゆうドラムスが抜けて、エツさんと元紫の宮永さんが入りツイン・ドラムスになったつう。
どの方がどの方だかさっぱりわかりません。
もしかしてAC/DCみたいな直球ハード?と何となく思ってました。
それがまあ、針を落としてびっくり。
1曲目”コンフュージョン”は予想通り(?)、ブギなハードで始まるも、間奏ギターがノン・ディストーションで沖縄音階ソロ始めます。
変拍子キメ出ます。
あ、歌は全部英語。何の臭さも違和感も無い。そりゃそうだ沖縄だもん。
とてもホリデイにリゾートでひとっ飛びなんて出来ない身分ですから、今までも、そしてこれからも行くことが出来ない場所なんで、
すべて想像なんすが。きっと基地の外人さん向けライブでとことん叩かれたに違い有りません。
2曲目は、
16ビートです。右チャンネルと左チャンネルからセカンドライン・ビートのような複雑怪奇なリズムが同時に絡み合います。
曲名はアルバム・タイトルの「ミックスド・アップ」。
チャンプルーのように混ぜ混ぜ。

これはAC/DCでは無い。

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3曲目”タイフーン”。コンディション・グリーンとは台風警報第1級の意味だそうです。
水洗便所で流される音から高速台風ハードが。突然のストップ、再開、巻き上がるソロ。早送りで音映像が疾走してます。
この感覚・・・・・
思い出しました。
チューブスです。そして元祖のフランク・ザッパ大明神。
超絶テクで、難解曲をいとも簡単にやり遂げて、その上数々の芸を見せてくれる方々。
難曲ゆえに、とてもPOPとは言えず、それをば聴いて&ノって&入って貰うために、芸。
生半可な根性じゃ出来ん。人としての基本体力も別格。

エネルギーを分けて貰う。

B面では、ジョニー・ウィンター氏版ボニー・モロニイ、そしてあの”ワイルドで行こう”の直球サーヴィス登場。
すげードラムソロも。
すげー早弾きギターソロも。
次なる”ラブ・オブ・マネー”では沖縄どハードイントロから一転、
テッド・ニュージェント兄貴”キャット・スクラッチ・フィーヴァー”なギター・リフ炸裂。興奮。
お金バンザイ讃歌を歌ってくれますわ。クソッタレって。

そしてラストは全ての煩悩を洗い流す生ギターな静謐バラッド。ウイッシュボーン・アッシュな。
メロディの名曲です。

昔の大暴れ映像思い出を引き継ぎ、今度は音で大暴れ思い出を刻んでくれました。
人音一致の信念ロック、いただき。

惜しむらくは、
この音をまんま封じ込むスタジオ環境がこの国には無かった。
それこそAC/DCな極太ロック音で、録音為されていれば、その威力たるや風速40m限界超えていたでしょう。
この100V録音でさえこれだけの威力なんだから。

これはもう致し方なし。CDでリマスターしても元が元だから変わることも不可能で。
それでもハンデをモノにせず、1着爆走入線。腰の力が違うよ。

94年にCD化されてかろうじて中古がびっくり高値で流通してる模様です。
アナログ中古は時の運。
ユー・チューブでは、ライブ映像の断片が残され、

ラストの曲名そのもの”メモリーズ・オブ・イエスタデイ
にしていいのか?

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(山)2008.6.23

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MIXED‐UP

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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CONDITION GREEN - Japanese Rock Band
http://jp.youtube.com/watch?v=drn2yFyFWwM


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資料


English Here

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この記事へのコメント
コンディション・グリーンのこの写真は前にも見たことありますが、真ん中のピンクタイツの人ばかりに目が行ってて。周囲の面々もかなりただ事ではないことにはじめて気付きました。夢盗人の切り抜きジャケがステキ過ぎ。いま携帯から書き込んでるのでゆちゅぶは見られませんが、後でぜひ見ます。中古CD屋でコンディション・グリーンっていうと少女漫画の何かだし。

ちゅぶすは先日ファーストを聴きました。衝撃。前に聴いたリモート・コントロールと全然違う!クイーンからボウイからマリアッチまでが次々と犠牲に(笑)。生涯の一枚になるかもしれませんっ!

しかし、日本の番組の音声をどうやって手に入れたんだろ。やっぱリトル・トーキョーに海賊版があるとか?
Posted by fxhud402 at 2008年06月25日 10:21
>コンディション・グリーンっていうと少女漫画の何かだし。

はい、
チュウブでも、検索すると妙なのが一杯出て来まして・・・・。
あまりにも違う世界。あはは。
リアルに流血ライブをやってたそうです。
おそろし。

チューブスは、おもろいすよねえ。
人任せにしちゃう時は、逆に丸投げだし。
Posted by 山 at 2008年06月25日 23:34
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