2008年08月13日
こわれもの/イエス 1971/11/26
こわれもの
イエス
1971/11/26
なんつっても、こわれもの
なんつっても、フラジャイル
ロック・プログレシブ界のみならずロック海の大海原に無双と呼ばれる楽団、イエスが為した名品であります。
前走、イエス・アルバムにての目の眩む様な完全なトライアル一叩き、
さらなる前進を目指し、ウルトラ・オルガニスト、トニー・ケイ氏身を引き、
1876人の妻を地底にて将来持つ男、リック・ウエイクマン卿ここに入る。
全てはグレード1たる一撫でしたらば、崩壊の極地、こわれものの地にて全速で駆ける為に有り。
既に優駿の域に達する楽体、さらなる刺激試練訓練修練により、どうだこの腹回りの引き締まったこと。
リズムセクション・トモの筋肉は一層盛り上がり、大地を蹴るにそのど真ん中に位置する。
それに蹴られる音芝はたまらん。ぴょんぴょん飛んで後方15mに達するでは無いか。
まずもってこの盤はその打ち音低音弦の嵐を噛み締める為に存在しております。
腰の座ったその音上にて、胸前はパンパン、待ちに待ったぜタンホイザな前駆、ハウ氏のギター、
水を得た魚200m混合バタフライ・リレー新記録だよどうするの。
ウエイクマン卿、恒例のご紹介にあづかりまして私がウエイクマン卿ですの場は与えられましたから、
あとはまずもって要所にてムチ入れさせて貰いますのプレイ、イエス史上もっともええ按配です。
キツキツ。これ以上無しこれ以下無し。
こわれものなる名、ここにも所以有りか。
そしてその音鞍上には、王子兼白馬騎士、ジョーン・アンダーソン氏。トモに位置するクリス卿と会話無しにて
成立するその進路、間違いは有り得ようが有りませぬ。
全ては究極の仕上げ。胸を張って送り出す黒盤の溝、いざ発走。
スタート決まりました。先手を取って絶好の位置に取り付くラウンドアバウト。
この瞬間、この瞬間だけでご飯13杯軽くいけますので、ここは別な機会にて味を叫ばせていただく所存。
前半4ナンバー。絶妙なるペース配分、折り合い余裕で付けて勇壮に駆ける。
ハイ・ペースと見せ掛けてのミドル・ペース折り返し地点に向かう。
裏返しての
無益の5%。無益な仕掛けがあるものかい。それは引きつけての”遥かなる想い出”に向かう女装、ちゃう
助走です。
3コーナー坂をその名曲にて登り切り、途中、魚屋に寄りまして生魚喰います。爽やかに。
喰いながら最終コーナーを余裕でまくり上げ、来るべき直線、
そこに見えるは、燃える朝焼け。遥かなる待ち受ける宮殿を照らす。
そこに向かうは楽団壊れ物に至る道程なれど、もう止められません。
3ハ32秒4の最速タイムで駆け上がってしまった。
もちろん15馬身超、他バンドに引き離しての1位入線。
記録にも脳裏にも刻み込まれる快走。
しかも特筆すべきは、その走りを支える大地、良芝。レコードの時点で根付、草丈共最高コンデション。
これ以上の音、どうするってんだ、持って来やがれてなもんで。
俺はまだCDの音聴いてないから書くんだけどさ。これ以上有るんですか?
と、
この讃え方、まるであれじゃんかと思われた方、
仕方が有りません。
この先、古馬になってからの名レース、”究極”がまるっきしあれなんすもんですから。
(山)2008.8.13
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こわれもの
Fragile
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Yes - Heart Of The Sunrise
http://jp.youtube.com/watch?v=8-6xmcGvJHc
Yes - Long Distance Runaround/The Fish
http://jp.youtube.com/watch?v=LuMyd2bGGZU
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ろっくすイエスのページ
資料
資料(英版)
↑当時ML誌レヴュー
English Version
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