2008年09月13日

いつもあなたと/スピナーズ 1972/8

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いつもあなたと
スピナーズ
1972/8


無くなってその大切さがわかるのは、中古レコード屋さんと商店街の肉屋さん、
そして
フィラデルフィア・ソウルです。

通称フィリー・ソウル。70’sにっその大輪の花を咲かせてそっと枯れて去って行った。
種は誰か育てたのかな?それともまだ土の中。
21世紀の今、完全に無くなりました。
哀しいことにこの楚々として上品で華麗、心の底からの真正直な気持ち、そんな歌は無くなりました。
その担い手と共に。
その時代にしか無かったものですから、これはもう懐メロになんかなりゃしません。
愛するものには不滅の現在形。大切に心の中にしまっている。
そんなフィリー・ソウルの雄と言えば

スピナーズ

今日の完璧なシングルは、モータウナーだった彼らの
フィリー入り第一弾ヒット

いつもあなたと〜I'll Be Around

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アルバム”フィラデルフィアから愛をこめて”から。

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1972年8月に発売、10月14日に32位でTOP40初登場、以後28-14-7-5-3-3-9-18-30位。
最高位3位。聴いて頂ければヒットせざるを得なかったその溢れる優しさが溢れて来ます。
作はフィリー大王、トム・ベルさん、そしてフィル・ハート氏。製作もトム・ベルさん。
リード・ヴォーカルはボビー・スミス兄さん。

こんな歌です。

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ここは僕らの道の分岐点
愛の最後のエピソード
どこにも行くところがない、オーノー
君は君の道を選んだ
今度は僕の番だ
綺麗に終わる為に
君が鍵を握っているけれど
でもベイビー

君が僕を呼ぶ時にはいつでも
僕はそこにいるよ
僕が欲しい時にはいつも
そこにいる
君が僕を必要とする時にはいつでも
僕はそこにいる

君のまわりにいるよ

僕にはわかっていた ただ何を言うべきか
今 僕は今日見つけた
言葉なんか全部どっかに行っちゃったよ
 でもわかってる
チャンスはいつでもある
小さな火の粉は残ってる
そして火の粉は炎に変わるんだ
そして愛はもう一度燃え盛ることが出来るさ
僕にはわかってる 君にもわかってる

君が僕を呼ぶ時にはいつでも
僕はそこにいるよ
僕が欲しい時にはいつも
そこにいる
君が僕を必要とする時にはいつでも
僕はそこにいる

君のまわりにいるよ

いえー

ストリングス&ホーン

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君が僕を呼ぶ時にはいつでも
僕はそこにいるよ
僕が欲しい時にはいつも
そこにいる
たとえ這ってでも
僕はそこにいる

君のまわりにいるよ

ちょっと電話してくれればいい
僕はそこにいる
僕は君を放っておいたりしない
僕はそこにいる
少し大声で僕の名前を呼んでみて
僕にはわかってる 君にもわかってるわかってる

君のまわりにいるよ



最初のヒットにして、自らの未来を歌ってる。
欲しい時にはいつでもそばにいてくれるスピナーズ。
泣きたくなるほど嬉しいぞー。

ホール&オーツが、
21世紀2004年にカバーしてシングルで出しました。

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きっと必要になってちょっと電話で呼んだんだな。
そのヴァージョン・・・それも見事。
もろトッドちゃんみたいな節回しになったり、それでもダリルってたり、
もう血と肉になって。

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たかが30年で骨になんかなりません。


(山)2008.9.13

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フィラデルフィアより愛をこめて

Spinners

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Spinners - I'll be around
http://jp.youtube.com/watch?v=FU0Ru5kGN0A


HOW COULD I LET YOU GET AWAY / THE SPINNERS
http://jp.youtube.com/watch?v=wflF6nUQQYE

I'll Be Around - Daryl Hall and John Oates 2005 live
http://jp.youtube.com/watch?v=a2-fXzlcVPA

Hall and Oates I'll be around
http://jp.youtube.com/watch?v=TxhUx-7xvN4

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ろっくすスピナーズのページ

資料(英版)

English Version

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この記事へのコメント
思わず腰がsoul-trainしちゃう傑作ですね!

ところで、いつまでデトロイト・スピナーズって名乗ってたんだろうか。
昔スピナーズというグループのアルバム(輸入盤)を買ったらハワイかどっかの別のグループでした。(泣)

〜尾張の国から愛をこめて
Posted by moondreams at 2008年09月13日 12:18
はい、傑作です。
たまりまへん。

えー、どうも各所にスピナーズってバンドが有るようで、イギリスにもいて、彼の地ではデトロイト・スピナーズとゆう呼称だったようです。
アメリカで、ザ・ビートがイングリッシュ・ビートだったみたいに。
Posted by 山 at 2008年09月13日 22:29
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