2008年09月17日
ジ・アイズリーズ・ライヴ /アイズリー・ブラザーズ 1973
ジ・アイズリーズ・ライヴ
アイズリー・ブラザーズ
1973
常日頃、えぐいロックはファンクで有り、えぐいファンクはロックでござるとほざいておりますが、
その証明、ブラック・サイドからの回答が、このバンドです。
ジ・アイズリー・ブラザーズ
何でそんなに結束固いのかのその名の通り兄弟親族結束団。
そのロックもファンクもぴっちぴち旬な時の記録、ナマナマなのが
ジ・アイズリーズ・ライヴ
1973年発。
公演場所は、あのドニー・ハサウェイ兄さんのこれまた名盤ライヴと同じ場所、ビター・エンド。
狭そうなあそこに大集団ぎっちぎち。汗が飛ぶは血しぶきは飛ぶは温度25°上がるはもう大変です。
ハナでぶちかますは、華麗にしてグルーヴィー、あのアヴェレージ・ホワイト・バンドのまんまカバーで御馴染み、
ワーク・トゥ・ドゥ。
これだけで瞬時にヤられること確定。あとで各所修正など一切しちょりまへん。
コーラスがかかっちゃって走っちゃうとこもそのまんま。
誰も押さえる事不可能です。
ちょいとしたジョークでウケを獲ったあと、
「我が家の恥辱、末っ子をフューチャーいたしますわ。」
と
始めるは、あの歌です。
イッツ・トゥ・レイト
誰のって、あの人のです。同名異曲では無く、まさに。
これがまたこれ以上ねえっつくれえ勝手なカバー。こっちの都合だけでのヤリ具合は、
ブライアン・フェリー氏に匹敵せり。
甘く粘り粘りの歌唱の中、
突然
超ディストーション・ギター、ぎょわーーーん。
わ、びっくりした。
たっつぷりと13分16病お楽しみ下さい。
プログレで長尺に全くひるまなくなった貴方なら大丈夫。
途中、ソウル・グループのライヴでは恒例のモノマネ・サーヴィスもありま。
さて誰をやってるでしょう。それは聴いてのお楽しみ。
そんで裏を引っくり返すと、
C面が。何故だーー。我が家のレコードではそうです。
これはアメリカ人が大好きな、自動的にレコードを連続再生するプレーヤーが有りまして、
レコードの端をぶっとい機械腕が掴んで引っくり返すつう荒技なやつなんすが・・・
こうやって書いている内に名前思い出せるかと思ったら、まだ思い出せない。
それ用の仕様になってます。
普通は2枚組の盤ならA面の裏がD面なんだけど、これは何故か変則で。
不便この上なし。
CDなら一枚に納まるだに。こりゃCDが欲しいよ。
さて探索したB面は、お待ちかねオリジナルどファンク・サイドです。
1ヶ月我慢した便秘が解消される瞬間なごとき快感を味わいください。
和漢生薬より効能あり。
して面の最後は、あの歌、
ラヴ・ザ・ワン・ユア・ウィズ
スティーヴン・スティルス氏がCSNYで出し惜しみしてソロでヒットしたあの歌や。
目指した高度2000mのグルーヴをいとも簡単に200%やり過ぎでご披露。
さて勝敗は・・・・。背中をくっつけあって相撲取ってるようなもんなんで判定不能です。
そしてC面。
驚くなよ驚いたあの歌やるのか
レイ・レディ・レイ
ボブのディランさんのあの曲。それをば超ドすけべスウィート・ソウルに変身せ。
オリジナルはこっちかとまごうばかりの素敵甘。ボブ師の歌は、カバーでそのメロの素晴らしさがいつもわかる。
で
それにかけて、再びオリジナルの、どファンク、
レイ・アウェイ
座らせて踊らせてそりゃもう忙しい。
と、ここまで、あっとゆうま。ほんと気が付かないうちにもうD面だ。
再び末っ子アーニー君大活躍コーナーです。
歌は、あの
オハイオ
昨日感謝のニール・ヤング兄さん作。
人事で無い内容を、こっち側の思いで、たっぷり重量ヴァージョンでやる。
12歳の時、へばりついて当時アイズレー家に居候のジミ・へンドリクス氏の練習を見ていたアーニー君、
炸裂です。
突如
マシーン・ガーン
ジミ氏が全員に憑依して途中挿入。
オハイオで撃たれたあの憎むべきマシンガンをギターと歌で叩き落す。
気が付けばCSNYから棟梁二人の歌をそれぞれ演ってるんだな。
水と油は混ざる。混ざると乳化してクリームとなる。
の音楽です。
ファンク界屈指のライブ名盤の一枚。
同時にロック界屈指のライブ名盤。
どちらさんも、どちらさんも、よろしいですか、
これでイっちゃって下さい。
(山)2008.9.17
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The Isleys Live
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
The Isley Brothers "Work To Do (Live Ver.)"
http://jp.youtube.com/watch?v=xEEGU5U7Mac
Isley Brothers:Ohio/Machine Gun
http://jp.youtube.com/watch?v=3mBW9bM9BEo
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ろっくすアイズリーズのページ
資料
資料(英版)
English Version
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