2008年10月27日
MURASAKI FOREVER/紫 1978/12
MURASAKI FOREVER
紫
1978/12
紫だー。
70’s日本ハードロック王者。
もちろんリアルタイムで激走されるも、こちとら何でまたそんなに人気あるの?
パープルのコピーつーかパクリ・バンドじゃんと毛嫌いしてた。
もちろん聴かないで。えー、正確に言やあ、ぎんざNOWでちょろって見たくらいで。
聴かないで先入観のみで毛嫌いするのは若者の特権です。正でござる。
純真ですから、あはは、目に耳に写ったものを正直に思い込んでる。
時は経ち、こうしてバカボンのパパの歳を大きく超えるようになりますと、
うまい具合にそんな思い込みの記憶も薄れ、おまけにいい事か悪いことか鈍感になってますので、
目の前にレコ現れれば、「あー紫だ。うーん。」と一瞬逡巡するも
MURASAKI FOREVER
’75〜’78「ハードロッカー”紫”栄光の足跡」
てば帯のタタキの75、78に反応してしまい、ベストじゃねえか、聴いちゃおっかなーってなるんだよ。
そして聴いちゃえば、これが楽しくて楽しくて。毛嫌いの毛もいつのまに薄くなったんだか、調子良くぶっ飛ばし。
だってパープル好きなんだもん。かれこれ30年以上。
同じようにパープル好きで好きでたまらないから”紫”だ。やられない訳ねえです。
日本ロックにつきものの音のペラペラさも、もー慣れちゃっていささかも気にならず。
えらい器用で流暢なのも気にならず。
歌が弱い弱いって定番の印象も・・・まるで気になりません。
無理してないから。
好きで好きで出来ることを徹底的にやってるのを聴いて、何が文句がありましょう。
この楽しさ、あれだよ、あれと同じ。ラットルズです。
好きが高じて本家獲り、パロディなんて軽佻浮薄なもんで有る筈も無い本気の愛情の表明。
コピーじゃかっこ悪いからパクってオリジナルでやるなんて思想とかまるで無縁だと。
思えば75年・・・
ちょうどパープルがカム・テイスト・ザ・バンドしちゃった年なんだよなあ。
思いっきり日本中飢餓に溢れていた時だ。
そこにこのファンの代表の如く、ここがパープルの好きのツボですってバンドが同胞から現れたら、
そりゃ人気になるわ。
やる方もきっと命がけです。ツボ外したら愛情の裏返しで強烈なバッシング起こるが必須。
覚悟の上でど真ん中に突っ込んだんだから。
あー、この曲調、あれだよ、ここんとこあそこだよなあ、何だっけなあ、ほらあれの連発で、
はい、それこそ若い時だったら調べちゃってほらそうじゃんって言いたくなるけど、
今は、その何となくわからないまま、そうじゃんって言ってる状態楽しんでます。
きっと作られてる時も、いちいち聴き直してパクるなんてことやってないだろうし、
ほっといてあんな感じでやりたいなあって自然にやったらこうなったかと。
そしてそのあげく、瞳孔開いて感動の場面が終盤に訪れる。
海の音と沖縄が何の不自然さも無く眼前に。
自身の血がついに出現してしまった。
その瞬間、未来が見えて、同時に終わりも見えたんだと納得しました。
それこそラットルズの2枚目みたいに。
当然これで全OKです。余計なこと思わずにオリジナル・アルバム聴ける体制が整ったぜ。
(山)2008.10.27
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MURASAKI FOREVER
ろっくす特製でかい画像ページ也。
紫 JUST A ROCK'N ROLL BAND 沖縄ハードロック ジョージ紫
http://jp.youtube.com/watch?v=XNd_PotrDig
Murasaki - Double Dealing Woman: Okinawa, Japan
http://jp.youtube.com/watch?v=LqtuqbhM_Kw
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資料
English Version
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TALといいます
紫つながりで辿ってきました
記事の最後にある写真は凄いですね・・・
カッコいい・・・
実は今年の11月、紫が東京でワンマンをやります
再結成以来、東京でのワンマンは初です
古今東西の紫ファン(笑)が集まります
詳しくは私のブログに書いてあるので
お時間のあるときに覗きにきてくださいまし
それではまた来ます〜
はじめまして。
今度のライブの運営担当さんなんですね。
さぞかしご苦労も有るかとお察しします。
でも
羨ましーーー。
好きなバンドの応援を思いっきしできるって幸せですよおお!
ドッカーンと祭カマしちゃって下さい。