2008年11月08日

すべては風の中に/カンサス 1978/2/18

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すべては風の中に
カンサス
1978/2/18


アメリカCBSが、この大陸でもいけるに違いないとの信念の元、粘り強く進めて来た自国プログレ運動。
その執念が結実したバンドが、己の立ち位置を海洋プログレとして確固として爆進した

カンサス

であります。
やるところまでやってみろいとの珍しくも寛容なCBSのお墨付きの末、3枚のアルバムをものし、
ついに米大陸の民の琴線に捻り込み、初の徹底的自国プログレ・シングルとしてどっかーんしたのが
4thアルバム「永遠の序曲〜Leftoverture」
別名レフトおばちゃんからの必殺シングル、
伝承〜Carry On Wayward Son」。
これだけ思いきしプログレでハードなんが何と全米11位にまで行く。
すわ、これでおいらたちは潮流に見事乗ったぜと渾身の力を持って作り上げたのが翌77年9月発の5枚目

「暗黒への曳航〜Point Of Know Return」。

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アメリカの幻想小説の英雄ポーの作品からヒントを頂いたと思しきそのジャケット。地球の果ては地の果てにまで通ずる滝で有るとゆう。
バンドももう引き帰せない。
そこからのシングル第一弾は、これまた容赦無きプログレ、アルバムタイトル曲。
そは、77年暮に最高位28位まで上がった。素晴らしき傑曲であるに関わらず、伝承を超えず。
ぐ、これはもしかしてパターン読まれたかと、見せかけてのシングル・カット第2弾に本当の爆弾は仕掛けられておりました、
その名も

すべては風の中に
〜Dust In The Wind


あっと驚くアコースティック歌。清霊流しか(それは違うよ)、ラッキー・マンか、これもプログレの姿で有るぜっつう。
キモは、イントロからの二人アルペジオであり、見事なる間奏のヴァイオリンでございまするが、
大キモは、コブシでござい。
くるくる廻りっぱなし。よく転がるぜ。二人でハモるときもぴったし。アメリカンこぶしってのが有ったのねって感動しました。
貴方は?
結果、全米TOP100を4週で通過し、TOP40に2月18日38位で初登場、以後34-26-25-23-12-10-7-6-6-7-9-9-22-28位。
最高位6位のバンド最大ヒットとなる。
こぶしの本場、我が国ではいかがか。5月28日にTOP20に19位で初登場、次週20位で消える。
おう、なんてこったい。コブシがアダとなって敬遠されちまったの?不可思議でございます。
ちなみにプログレ本場英国では、まるで無かったことのようにことごとく無視。
スカっと爽やかアメリカンがここではアダとなったのかいな。
風中歌です。



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我は目を閉ずる
ひと時だけ
そしてそのひと時は過ぎ去りし

我の夢の全て
我の眼前を過ぎ行く、去り難き思いを抱きながら

風中の塵
あまねくそれらは風中の塵

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古き馴染みの歌
終わり無き海洋の一滴の水に過ぎず
我らが為す全て
大地に叩き付けられ砕ける
我らの悲しき拒絶の中で

風中の塵
あまねくそれらは風中の塵
嗚呼嗚呼

弦と弦

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大望抱くべからず
万事永遠に続くものは在らず
この地球と空以外
それは滑り落ちる
そなたの金銭はひと時も時を得ることはならず

風中の塵
あまねくそれらは風中の塵
風中の塵
あまねくすべては風中の塵



明暗の前掛けのぶら下げた高野山の修行僧の如き歌でございます。
ものの哀れをこれだけ名状し、芭蕉しております洋歌が他にござりますでしょうか?
これは我が国においてこそ愛される歌であります。
そして何より
そーゆー考えが頭に全く無いかの大陸の民に向けての歌だよ。
金も名声も権力も、墓場までは持っていけないってばさ。


(山)2008.11.8

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暗黒への曳航(紙ジャケット仕様)

暗黒への曵航

Point of Know Return

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Kansas - Dust in the Wind (Live 1980)
http://jp.youtube.com/watch?v=5yIXOJmIfpk


Dust In The Wind Kansas
http://jp.youtube.com/watch?v=q_tNuK9c0po

Scorpions- Dust In The Wind (Acoustic version)
http://jp.youtube.com/watch?v=ww6ctlP-Xvw

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ろっくすカンサスのページ

資料

資料(英版)

English Version

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