2008年12月22日

ダ・ディ・ダ/松任谷由実 1985/11/30

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ダ・ディ・ダ
松任谷由実
1985/11/30


日本のクリスマスですから、
そりゃもうこの方しかございません。

ユーミンさんです。

正にウルトラ絶頂期のアルバム、

ダ・ディ・ダ
1985年11月30日発売。


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もはや最高位1位は当たり前。
日本レコード大賞優秀アルバム賞も当然受賞だ。
文句を言うものもおるまい。勝てるヤツがこの時おったか?

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とはゆうものの、警戒感バリバリです。当然こちとら今年になって初めて聴いとるもんでよ。
ですからもー、その時はスーパー・アンチだったんです。よく聴きもしないで。
だからいまだにいつ超バブリーな世界になっちまうんじゃないかと抵抗感前提で聞き始めちゃう。
案の定、最初は・・・ついに来たか、ツマンナイアルバムがー。とか思ったりして。
やけに冷たいサウンドだな。素っ気無いとゆうか。ジャケの無表情が、先入観持たせたのかもしれん。
歌もメロもまるで入って来なくて。たまたま機嫌が悪かっただけなのか。
それでは買った甲斐が無いってんで、時をおいて2回目聴いてみます。
そしたら
また来ちゃった。ここのところいつもそうだ。最初はあかんと思っても2回3回と聴くと屈服させられる。
1年1作。少なくとも1年間は聴き続けさせる覚悟でことにあたられてますから、
しかも余裕有り、懐も奥も深し。コビを売ることなんか全く不要の立場に有る稀有な存在です。

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とゆうことで、まあどんなとこにまたやられたか、聞いて下さいますか?

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Side A

1.もう愛は始まらない
・・・どすこいビートのお得意ホール&オーツ調ユーミン・ハード・ロックで幕開け。
驚くは、そのリズム。これってグラウンド・ビートでは無いのか?と言っても登場はまだ5年ぐらい先だな。
とゆうことは、ワシントンGO−GOだ、きっと。新しいシンコーペーションの時代の先駆け。
静かに気付かない程度に新しいサウンド入ってます。必死にくらいつくユーミンさんの歌。
全然歌詞は入って来なくてひたすら「ダヂダダヂダ」のリフレインがこびり付きます。

2.2人のストリート
・・・またもホール&オーツ調。今度は8ビートで。安心していつもに浸れる。
それにしてもリズムがジャストになっていくのが進行してまして、スネアの音が均一だ。
まさか打ち込み?この頃になるとクリック音ガイドで叩くのが当たり前かもしれず。それが冷たい感じに思うのかも。
歌声は、ウイスパーでは無く張り上げ編。
交互に低温度&張り上げ編と温もり&ウイスパー編のアルバムが来るとゆうパターンが出来つつあったすか。
しかしメロはもちろん名人芸。KOされるももちろんです。

3.BABYLON
・・・何と申しますか、どでかい大宇宙大自然歌。これもここのところ登場して来た歌々で。
ここで気が付く。言葉が少なく成って来てます。デビッド・ボイちゃんのロウのように。
ここでの音もワルシャワかもしれん。これが完成してるのは確かだ。

4.SUGAR TOWNはさよならの町・・・地味に8ビートテクノのたんたん曲。サビでグッと上がり自然に華やかに移るは・・唸るよ、凄いな。
歌詞はこれまた単語ごとにしか耳に入ってきません。
108回煩悩を振り払うように聴けば、夜明けのように見えるのかもしれん。

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Side B

1.メトロポリスの片隅で
・・・またも気が付く。冷たい感じは、リヴァーブだ。80’sリバーヴ。これは当然で、当時は何が何でも残響の時代でした。
でも今の今までゲート・ドラムもまるで登場もさせず、よくもまあ流行りに抵抗して来たことよ。このアルバムでも残響でうんぬんにせよ、
奴隷にはなっていない。とにかく誰にも負けることは有りませんの夢見るシンデレラ・ガール。ガールなのかー。

2.月夜のロケット花火 ・・・来ました。この84年に、あのドゥービー・ブラザース・マイク・マクドナルド・リフ。
一世を風靡しましたあのリフが古いよと言われかねないこの段階で蘇る。図太い。あはは。
それがハマって関係無いのも当然。一語一語きっぱりの歌詞、サビのロケット弾の威力は絶大です。

3.シンデレラ・エクスプレス
・・・これは知ってますよ。いくら私でも。JRのCMかなんかで使われたですか。使いたいわな。そりゃ。
そんな過去も吹き飛んでいます今聴くと、やっぱロウ時代のボウイちゃんの空気が感じられるのははて如何に?
ファンクであるからか。とてつもなく寂しいフィクション感は続けて生きてる。ギターのフレーズに過ぎてしまった70’sがいます。

4.青春のリグレット
・・・キラーな歌なのは出だしで一目瞭然。ぐがーんと盛り上げれば盛り上げられるのを、折り合いバッチシで抑える。
それがこの国では誰も出来ないノーブルで、誰も出来ないことをやってる方が頂点なのは当たり前だ。
しかし孤独な夫婦の戦い。厳しいだろうな。

5.たとえあなたが去って行っても
・・・さて恒例のラスト、暗黒歌か?
タイトルはそうです。しかし曲は、超大団円。えーとこのキーボードのリフは・・・いいか、思い出さなくても。
きっぱり宣言してます。

時をみんな
進む孤独な兵士たち
そして私
道を曲げなかった


まるでこれがフェアエルのアルバムで有ると言い切っているよう。
有馬でラストランのメイショウサムソンの歌です。

次はこんどこそ何かが変わる。
だからこそ、とてつもなく大切な盤。

って、こっそり先回りで聴いてるから書いてるんすけど。

(山)2008.12.22

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DA・DI・DA(ダ・ディ・ダ)/松任谷由実

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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シンデレラ・エクスプレス 松任谷由実
http://jp.youtube.com/watch?v=AMr4orv7qWs


YUMING - 青春のリグレット
http://jp.youtube.com/watch?v=oCstx_JlZi0

青春のリグレット
http://jp.youtube.com/watch?v=b4P7VrYnxdM

月夜のロケット花火
http://jp.youtube.com/watch?v=5ZUl5gvxSKA

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ろっくす荒井さんのページ

資料

英資料

English Version

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