2008年12月27日
ヴェンチュラ・ハイウェイ/アメリカ 1972/10
ヴェンチュラ・ハイウェイ
アメリカ
1972/10
アメリカです。
アメリカと言ったら洋楽ファンにとっては、あのアメリカで、あっちのアメリカは米国。
かけがえの無い歌を数々作ってくれたかけがえの無い3人組です。
そのアメリカの3枚目のキラー・シングルが
ヴェンチュラ・ハイウェイ
2枚目のアルバム”ホームカミング”からの1stカット。
同年11月4日に全米TOP40に37位で初登場、以後24-18-13-10-8-8-20-36位。
最高位8位の大ヒット。
イギリスでは、惜しい、最高位42位。
我が国では11月27日に35位で初登場。
奇しくも同じ週に32位でディープ・パープルのハイウェイ・スターが初登場とハイウェイ対決になったっつう。
そして以後27-20-19-16-15-11-12-16-18-23位。含蓄有る推移で最高位11位。
名曲です。
まさにアメリカの道。時速100kmででっかい車をぶっ飛ばして、それはもうオープン・カーで、吹き込んでくる風が顔に当る感じや、
空気の匂い、温度まで、体験したこと無いのに感じられる。
それを自然に作ったそのビートは、21世紀になって、レア・グルーヴと称されてクラブでもてはやされりまったつうから運命はわからず。
いやわかるか。ほんとにグルーヴィだから。
作者はデューイ・バネルさん。ご本人にこの唄について訊いてみましょう。
「それは旅立ちについてのことでした。
僕は思い出します。子供の頃、オマハに住んでいた時のことを。
そして僕らがトウモロコシ畑の草々や芝生の隅を歩いていた感じを。
寒い冬がありました。そして僕はカルフォルニアに行くイメージを頭に描いたんです。
だから僕が思うに、歌の中では、僕は率直に言いまして、独り言を言ってるみたいな感じかと。
”どれくらいここに居るつもりなの、ジョー?”
僕は本当に信じています。
”ヴェンチュラ・ハイウェイ”は僕の全ての唄の中でも最も永久の力を持っていると。
それは言葉では表せません。
唄とサウンドは確かな新鮮さ、力強さ、楽観的な質感を持っています。
そしてそれはいまだにこたえてくれます。
ジェリーとダンがイントロでギター・ハーモニーを付けてくれました。
僕は覚えています、僕らがホテルの部屋で座っていた時のことを。
僕はコードを弾きました、そしてジェリーがあのギター・フレーズをモノにしました、
それから彼とダンがそのハーモニー・パートをやり遂げたんです。
それはその唄の本当のフックとなりました。
”ヴェンチュラ・ハイウェイ”はグループにとって最高位8位の曲となったんです。
曲は沢山のファンを獲得しました。とある政治家に転向したレスラーをも含んで。
僕らは出向いて、ミネアポリスのジェシー・ヴェンチュラ知事の就任演説で演奏しました。
彼は僕らに尋ねました。
彼の奥さんはお馬さんレディ。そして彼女はいつだって”名前の無い馬”を愛していたと。
それで彼は自分の名前に”ヴェンチュラ”を借りたんだそうです。
だから彼が彼の就任大祝賀会の招待客を集めた時に、彼は僕らに来て2曲を演奏して欲しかったんですって。
そして僕らはそうしました。」
ヴェンチュラ・ハイウェイ
アメリカは南カリフォリニア、ヴェンチュラからパサデナに向かうフリーウェイのことです。
♪
芝生を噛んで
道を歩いている
ワシに言ってくれ、お前はここにどれくらい居るつもりなんだ、ジョー?
人々の中には、この町は雪の中でよく見えないと言う輩もいる
お前は気にしてはいない、ワシは知ってる
ヴェンチュラ・ハイウェイ 日の光の中
日々がより長い場所
その夜は月明かりよりも強く
お前は行くつもり ワシにはわかってるわかってるわかってる
何故なら自由な風がお前の髪をなびかせている
そしてそこではお前の日光が取り囲んでいる日々
絶望を大声で叫んでいない季節
ワニが空中に 空気の中に
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
流れ星にむかって祈って
早朝の列車を待っている
すまんなボーイ、ワシはパープル・レインでもうベロベロだ
おう、おいで、ジョー、
お前はいつだって
名前を変えることが出来る
ほんとうにありがとう、息子よ、大したことじゃないさ
ヴェンチュラ・ハイウェイ 日の光の中
日々がより長い場所
その夜は月明かりよりも強く
お前は行くつもり ワシにはわかってるわかってるわかってる
何故なら自由な風がお前の髪をなびかせている
そしてそこではお前の日光が取り囲んでいる日々
絶望を大声で叫んでいない季節
ワニが空中に 空気の中に
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
どぅるるるる るるるるる
♪
親子の会話と解釈しました。
2番の、
”Sorry boy, but I've been hit by purple rain.
Aw, come on, Joe, you can always.
Change your name.
Thanks a lot, son, just the same.”
この箇所から。
”パープル・レイン”と申すのは、安ワインのことのようで、
別名”MAD DOG 20/20”、もしくは
”急行夜汽車”って名前も持つ。
アルコール度数は、17%くらいあるそうです。
(山)2008.12.27
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ホームカミング[紙ジャケットCD]
Homecoming
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
America - Ventura Highway (live 1974)
http://jp.youtube.com/watch?v=Dd2Ch6WBeQU
Ventura Highway - America
http://jp.youtube.com/watch?v=wB_8BNWAkqo
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ろっくすアメリカのページ
資料
資料(英版)
English Version
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