2009年01月06日

アイ・シャル・ビー・リリースト/ザ・バンド 1968/7/1

0-090106-00.jpg

アイ・シャル・ビー・リリースト
ザ・バンド
1968/7/1


えらく簡単な歌です。
テンポは人肌でスロー。
コードは繰り返し。
歌詞はうっかりすると英語のままで、タイトルだけで意がわかる。
誰でも聴けるのは当たり前、演るのも出来る。
アマチュアからプロまで。

そして気持ち良くさせてくれる。

作者はボブ・ディラン氏。
託されて演る権利筆頭は

ザ・バンド

1968年7月1日リリーストのアルバム、
ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク”のラスト
に収録。

0-090106-01.jpg

そのわかりやすさ、やりやすさ、全てが罠。
正に全部が裸にされてしまいます。
やっているその人が。
音楽に対する態度、そればかりかその人の生き方までが。
恐ろしいことに。

一番の罠、それは甘えることが出来ること。
メロディにも、そうコードにも、歌い方にも。

それでいいのかと言えば、
俺は違うと思う。
これほど苦しい歌は無し。
これほど苦しい歌を、苦しく唄っているのは、ザ・バンドのリチャード・マニュエル氏。
だから
簡単だけど、簡単に演奏出来るはずはありません。
一回演るたびに命が削られていく、大リーグボール3号みたいだと。
白い血。

0-090106-03.jpg



人は言う すべてが取って代わられることが出来ると
人は言う どんな道のりも近くは無いと
そう、だから私はみんなの顔を覚えてる
私をここに置いたすべての男の

私は見ている 私の光が輝いて来ているのを
西に沈み東から昇って来る
もうすぐに もうすぐに
私は解き放たれるであろう

0-090106-04.jpg

人は言う すべての人が保護を必要としていると
人は言う 誰もがどん底になる運命だと
それでも私は自分の影を見ている
どこかとても高くに有る この壁の上の

私は見ている 私の光が輝いて来ているのを
西に沈み東から昇って来る
もうすぐに もうすぐに
私は解き放たれるであろう

今、あそこで、ある男が立っている
この孤独な群衆の中
男、自分には責められる所以など無いと言い張る男
そして一日中、私は聞く
彼がわめき叫ぶのを
俺はハメられたんだとただただ叫んでいる

私は見ている 私の光が輝いて来ているのを
西に沈み東から昇って来る
もうすぐに もうすぐに
私は解き放たれるであろう



1番も2番も3番も、まず苦が有り、そして希望、それどころじゃないな、
確信がそれを受けてます。
その間には何も説明が無く、物凄い断絶が。

何故、それでも、そんな風でもリリーストされるのか。
このままではわかりません。
自分がそれほど強靭な存在だと言うのか、
空しいカラ宣言してるだけなのか。

前段の苦は誰にでもわかる誰でも一度は経験していること。
時間がすべてを解決してくれると言うことなのでしょうか?

それではなはだ納得したい気持ち、常にあるんすけど、
リチャード氏の歌声が、いつも相反して聴こえるので、
いまだに解決することが出来ませぬ。

いつリリースト出来ますか、不明。

(山)2009.1.6

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg

Music from Big Pink

Music from Big Pink

00000-2.jpg

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

00000-3.jpg

I Shall Be Released (The Band)
http://jp.youtube.com/watch?v=Ore6K3ESTLc


The Band, I shall be released audio
http://jp.youtube.com/watch?v=O1yq9HWq9rI

Elvis ~ I Shall Be Released
http://jp.youtube.com/watch?v=v_IE8vrEf08

Chrissie Hynde - I Shall Be Released
http://jp.youtube.com/watch?v=0YSoDaTcH8g

U2 - I Shall Be Released
http://jp.youtube.com/watch?v=RUQBdefnmIA

Sting - I Shall Be Released (Live)
http://jp.youtube.com/watch?v=z3MDO3xS584

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ろっくすザ・バンドのページ

資料

資料(英版)

English Version

.
posted by 山 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ザ・バンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

▲ページの先頭へ