2009年01月08日
奇跡を呼ぶスターバック/スターバック 1976
奇跡を呼ぶスターバック
スターバック
1976
妙です。
ジャケットが。
絵のタッチが怖い。それにどんな状況かわかりません
。湖か海のほとりで車を止めて淑女がこっち見てて、車から降りてる、誰だろう?、執事かな、
「どうぞ」
と言わんばかりに手を。どうぞと言われてもーー。
こんな思わず絶句のジャケが1stアルバムのバンド
が、
スターバック
スターバックスでは有りません。ありゃコーフィー。
1976年に”恋のムーンライト〜Moonlight Feels Right”とゆう歌を全米最高位3位にまで上がらせたバンドです。
一発屋さんかと思えばそれが違って翌年に、”恋するダンス〜Everybody Be Dancin'”って歌を二匹目のどぜうで最高位38位に送り込んでの二発屋さん。
よりによって2発ヒットを飛ばした為に返って闇に葬られる方々も多いです。
だってけっこう有ります1ヒットコンピ、ハード・トゥ・ファインドものCDに入れて貰えないんだもん。
しかも当時の売りの叩き文句が、たしか”木琴ロック”。
ぐわし。
木琴ロックと言われても何も想像出来ません。曲を聴かなければ。
当然、日本盤など出なかっただろうと思っていたら・・・・・
わはは、
これが出てた。こないだ見つけた。
躊躇しました。買うの。3週間くらい。迷ったのはジャケのせいでは無く、実は2枚目のアルバム(恋するダンス収録)を先に買ってまして、
それががっかり残念さんだったからです。
しかしええいもしかしてって、小牧さんのダート1200m12番人気のクロフネ産駒複勝馬券を買う気合で買ってしまった。
そしたら何と大当たり2220円配当でした。
スターバックは1974年に結成。棟梁は全部の曲を書いて歌ってシンセ弾いてる、ブルース・ブラックマンとゆう方。
1968年にエタニティーズ・チルドレンとゆうサンシャイン・ポップバンドの”ミセス・ブルーバード”ってヒットを書いた経歴有り。
以下全員で7人組。
華の木琴係はボ・ワグナーさん。元タップダンサーで木琴等叩くものなら何でもって方です。
裏ジャケにはどなたがどなたかわからないすけどメンバーの写真が載ってる。
がこれがまた壮絶な風情で、
左上の人がもしかしてブルースさん?
マクロード警部みたいに素敵な70’sスマイル。
その下の方・・・・
何故か「喰っちまうぞー!」ってWWFレスラー挑発顔してます。
その対象位置にいる方・・・
危ないです。怒りながら笑う人。目が行っちゃってまんねん。
一番右の人も・・・
上下ラクダでペンダントって。これで外で歩くのかー?
各々、様々なバンドで苦労してきた中堅さん達だったらしい。
で、どこでどう知り合ったか74年に集合、即、ジョージア州の田舎に農場を借りてスタジオ化し、
ラジオでテキトーに時々のヒット曲を聴きながら2年間。浮世を離れて作り出したとさ、この音を。
それでこの浮世離れミュージック、出来るべくして出来ただ。
それでまあ、他に木琴ロックと言えばフランク・ザッパ大明神の音楽が有名すが、いっそのことそれくらいプログレれば理屈としては納得しやすいんすが、
何の因果か、この方たちの流派は、流行歌。
歌うブルースさんの声は、郷ひろみそっくりのチャーミング声です。
で、このアルバム、当時の邦題が”奇跡のスターバック”。
日本の担当者さん、思わずそう付けてしまったのでしょう。
だって、全10曲全部名曲なんだもん。
恋のムーンライトを筆頭に。
形容不可能ジャンルのそのヒットと、ファンクみたいなの、レゲエみたいなの、ポルカみたいなの。
全郷ひろみで展開されます。
あ、最後だけインスト。ジャムってる木琴インスト。超高速プレイが聴けるよ。
思わず腰砕けになる恐ろしいブレーク箇所も有り。
もしかして手持ち名曲全部吐き出してしまったのかもしれません。
そんでよりによってヒット曲出してしまったから、2枚目のアルバム出さなければいけなくなって、
必死になったものの、残念集になっちゃったのかな。
このアルバムの中の曲は、全部その人里離れた農場でお空のお月様から降って来た、どうして沸いて来たか解明不能のものばかり。
次にそうやって降って来るとは限りません。言わば大穴馬券。
テクニックも才能も有るけど、それだけでは名曲は出来ませんから。
正に”奇跡のスターバック”です。
CDが・・・出てねえよなあと思ったら、これが出てた。中古で15000円とかそれで誰が買うのかーって値段で。
もう少し調べたら、何と来る2月に2枚のアルバムがカップリングされたCDが発売されるそうです。
15000円で売ろうとした方、ご愁傷様。
も、もう少し駄目元で調べたら・・・・
何と日本盤CDが出てたでは無いですか!2枚とも。
正に”奇跡のスターバック”。
何枚売れたんだか知りたい。
それとももしかして私の知らない世界でウルトラ有名なのだろうか?
世の中いまだ謎だらけで面白いことばっかです。
(山)2009.1.8
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ムーンライト・フィールズ・ライト(恋のムーンライト)
Moonlight Feels Right / Rock N Roll Rocket
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Starbuck ~ Moonlight Feels Right
http://jp.youtube.com/watch?v=GdLnhtOzMXc
Starbuck / I got to know
http://jp.youtube.com/watch?v=ZH5xpNUYkbw
Eternity's Children - Mrs. Bluebird
http://jp.youtube.com/watch?v=mFHwi0BlxUg
京都競馬場 9R 黄菊賞 嵐呼べぇ〜
http://jp.youtube.com/watch?v=fJtX3lmOIjs
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↑当時ML誌レヴュー
資料(英版)
English Version
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最近スティービー・ワンダー以外では75年〜76年のチャート登場曲をヘヴィ・ローテーションで聴いてますが、美メロ・ポップスはこの2年がすばらしすぎるのは、何故なんでしょうね?
Pink Floydのカヴァー・バンドに関してですが、関東地区以外では札幌で2公演あるだけみたいで、こちらではそんなに宣伝はしてません。関東地区ではそれなりの箱でやるみたいなので、宣伝してるのかと思います。
ヨーロッパではソールド・アウト続出だったみたいで、今となっては本家のライブがもう見られないことから、あの円形スクリーンとか見たくて、今回行くことにしました。
札幌では洋楽がダメなんでチケットも楽々ゲットできましたし。(札幌ドームで満杯になったのはE.Claptonだけ。EaglesもAerosmithもElton Johnもなんとストーンズも当日券あったぐらいですから)
ということで10分前なのでTVの前で正座しなきゃ(笑)。
あはは。
75年〜76年の米チャートはほんとお宝の山ですねえ。熟す一歩手前の一番美味しい時みたいな。
年毎に特有の空気があるのも最高です。
えーTVなんですが・・・
発言は思いっきりカットでしたー(悲)。
顔は何とか写ってましたけど。
一番目立ってましたのが、
ビビる大木氏の右上に見えました、まほさんの名札で。
あららーなことになりましたが、さて来週再来週はどーなりますことですやら。
危険な発言したとは、思ってなかったんすがー。