2009年01月10日

イマジナリイ・ラヴァー/アトランタ・リズム・セクション 1978/3/25

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イマジナリイ・ラヴァー
アトランタ・リズム・セクション
1978/3/25


アトランタの夜の帝王、それは

アトランタ・リズム・セクション。

初めて意識したのは、77年冬に全米TOP40に入って来た
ソー・イントゥ・ユー”とゆう歌でした。
14週にわたり在位し最高位7位。
それはショック以外に言葉見当たらず。

「アメリカにもムード歌謡が有ったのかーーー!」

それでもその曲はまだバックサウンドがファンク風味でしたからその登場も納得出来ました。
が、問題はその次のヒット。
1978年新作アルバム”シャンペン・ジャム〜Champagne Jam”

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からの第一弾シングル、

イマジナリイ・ラヴァー
〜Imaginary Lover


同年3月25日にTOP100を4週で通過して40位で初登場。以後36-27-22-18-14-12-10-9-8-7-23位。やはり最高位7位。
日英ではまったくヒットせず。
これには参った。さらに増します夜のムード歌謡、サウンドも言い訳も何も無く。かと言って我が国のとも違う、正にアメリカン南部ムード。
紛れも無くサザン・ロックのバンドですが、どこからこのサウンドを持って来たかまったく不明。
バンド史上でもこの路線で抜き出ているのは、この2曲、そしてこれが突端ですから。
天より降って来た奇跡としか思えません。
これが出来るのはお前ら達だけだと音楽の神様が賜った。
もちろんハマりました。高校生の分際で。言い逃れの無いこの大人のロックに。
で、これは歳を取ったらもっとハマるだろうなと思っていたら、以来30年・・・・
思っていたようにどんどんどんどん増大してハマってます。

こりゃたまらんぜよ。

誰もこの空気、真似することは不可能で、
やっぱり唯一無比だ。

空想の女(ひと)

聴いて下さい。



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空想上の女
君をけっして拒絶したりはしない

他の誰もが君を締め出してしまった時、
彼女たちは廻りにいる

それは私の個人的喜び
深夜のファンタジー
共に分け合う誰か
私共に私の野蛮過ぎる夢を分け合ってくれる

空想の女(ひと)
君はいつだって私のもの
空想の女(ひと)
ういえー

普通の女たちが君の感じてることを感じないとき
そして現実の事態は彼女たちのスリルを奪ってしまう

空想は現実ではありません
空想の女(ひと)
空想の女(ひと)
君はいつだって私のもの
うううー

ギタア

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うーううー

空想上の女
けっしてさからったりしない
彼女たちはいつだって気にかけてくれる
君らが必要なとき、いつでもそこにいる

保証されている満足
空想の女(ひと)
空想の女(ひと)

君はいつだって私のもの
私の空想の女(ひと)

君は私のもの いつだって

ギタア

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いえいえい

私は空想する
それは無碍、どこまでも
私は空想する
それは無碍、どこまでも

ギタア



女々しい歌歌い尽くして、ついに米人、心の世界に入ってしまいました。
コミュニケーション・ブレークダウンの果てです。
悲惨だ。

それに呼応するエレピの響き・・・
ギター・ソロ・・・二つが追いかけていく・・・
おぼろ月夜のような・・・

たまりません。
この何とも言えぬ濃さ。

人の為した音楽と言うものの果てです。


(山)2009.1.10

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Champagne Jam

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Imaginary Lover - Atlanta Rhythm Section
http://jp.youtube.com/watch?v=4Z5IIps2Ha0


Atlanta Rhythm Section - Imaginary Lover audio
http://jp.youtube.com/watch?v=A_PSWRFf0hQ

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ろっくすアトランタ・リズム・セクションのページ

資料(英版)

English Version


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posted by 山 at 09:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 週刊縁馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もうおぼろげな記憶ですが
昔FM東京で柏村武昭氏がDJをしていた
洋楽のリクエスト番組で
この曲は一位とは言わないまでも
相当上位に来てたと思います。
その後のDo it or Dieもチャートには入ってました。
結構売れてたんじゃないですかね。
あの有名なライブ盤も特に洋楽ファンじゃない友人が
持ってたりしましたから。

で、自分にとっても青春のバンドだったんで
久しぶりにベスト買って聞いてみるか、なんて
ワゴンセールの中から適当に安い奴を買ってみると
全部2000年以降の新録!
唄もギターもメタルちっくな物になっててたまげました。
メンバーも交代してるんでしょうけど。。。
Posted by peko at 2009年01月10日 10:49
日本のチャートは、文化放送のものを参照してます。
そこではチャートイン無しとゆうことで。
ドゥ・イット・オア・ダイはランクインしてます。
これ、結構納得出来たりします。

>全部2000年以降の新録!
そうなんです。うっかり買うと違うのが有ったりするんで。
ヴォーカルがやっぱりロニー・ハモンド氏じゃないと・・・別もんですよねえ。
Posted by 山 at 2009年01月10日 22:29
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