2009年01月15日
サバイバル/グランド・ファンク・レイルロード 1971/4
サバイバル
グランド・ファンク・レイルロード
1971/4
ロック!!
ハード・ロック!!!
不滅なり!!!!
だが今は無し。
無いからこうやって永遠に書いてるのだ。
風雨にさらされ削られた刻印を磨き更に掘り込まねばならぬ。
無ければお前がやれば良いと言われるであろう。
しかも我が届くはずも無いあの時の、各人猛者どもは今も健在、演り続けている。
しかし無いのだ。不可能。
齢10代後半から20代前半でなければ出来ん。
その許された無謀は。
ストロング・スタイルに耐えられる筋肉を持たねば。
出来ないものも有る。いかんともしがたし。
サバイバル
グランド・ファンク・レイルロード
1971年4月発。
あの”ライヴ・アルバム”に続く通算5枚目。
一旦ケリをつけた後、再び裸一貫になり、ほれ、ジャケの場所、故郷に戻って来た。
まだまだなのだ。
レフリー、テリー・ナイト氏時代のむき出しハードの時代。
何をやっても許されている、丸ごとぶりぶりが。
何しろサバイバル、
またもや今まで得たものはすべて剥奪されておる。
今更じたばたしても始らんと、肝が座ったこれがスタジオ盤のハード・ロック。
ドラムは異様な音、ちりちりと虚無僧の輪っか付杖がチリンチリン鳴る音のよう。
ギターは、歪むも歪まぬもその時の天気次第。
いささかも変わらぬは、でかぶっといベース音。
今も昔も、地面をエナジーとして鳴っているから。
何しろサバイバル、
略奪も許されてる。
トラフィックの”フィーリン・オールライト”
ストーンズの”ギミ・シェルター”
少しでも考えてしまったら、奪おうにも斬り殺される名曲ども。
空腹のあまり奪う。
喰ってしまったらこっちのもので、もうグランド・ファンクの胃液味。
だからサバイバル。
今こそ必要な闘志。鯖が一番威張ってる時代に向けて。
過去のものだと思ってると大間違いで、各人裸になりゃあたかが38年で何も変わらず。
あ、変わったか。皺やたるみや緩み・・・おー嫌。
じゃがー、心は変わったか?
聴けばわかる。
もし・・・もし、いささか肉体に引きずられ心も緩んでいたとしても、
いまだ志し不滅の意志あらば、たちどころに蘇るであろう。
もし、能書きが先に舌より垂れられてしまったとしたら、
ハード・ロックの心、既に無し。
ハードの精神肉体を取り戻すべく、まずジャケットを見つめる。
結局はそこにいるのが自分だ。
(山)2009.1.15
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サバイバル
Survival
ろっくす特製でかい画像ページ也。
Grand Funk Railroad - Gimme Shelter
http://jp.youtube.com/watch?v=dBFVdxQgALw
Grand Funk Railroad - Country Road
http://jp.youtube.com/watch?v=yG7kq2XODBI
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ろっくすグランド・ファンクのページ
資料
英語資料
English Version
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