2009年02月19日
夢幻劇/ユーライア・ヒープ 1974/6
夢幻劇
ユーライア・ヒープ
1974/6
ロック!!
ハード・ロック!!!
不滅なり!!!!
今週より始ります、木曜おバカジャケ選手権。
その第一弾は早くも優勝候補!
某メルマガ「週刊ロック青年」の4コマジャケ漫画で毎度お世話になってます、
夢幻劇〜WONDERWORLD
ユーライア・ヒープ
1974年6月に7枚目のアルバムとしてリリースされました。
ベースのゲイリー・セインさんはこのツアーの時に感電事故に会ってしもうたらしいす。
はい、このジャケ、正式には裏から見ます。
「え、俺たちを銅像にしてくれるのかよ。さすがハードロック四天王の一つ。喜んでなりましょー。
あ、この台に乗るのねえ、右端の人、ちょっとかがんでくれって。何でだ?あ、ジャケの字がかぶっちゃうの。
おいおいこの写真、ジャケに使うのかよ。」
とポーズ決めてましたら
「はい、OKでーす。それじゃ表ジャケ撮影しますから、準備してくださーい。」
「何の準備なんだよー。」
ごそごそ、ぺたぺた、ごそごそ、ぺたぺた
「って、俺たち自身が銅像かよー。頭に来た。目一杯ふざけてやるぜ。ぎゃはは。」
「はい、OKでーす。お疲れ様〜。」
「お疲れ様って、これ使うのかーっ。あーもう馬鹿決定。」
とゆう顛末でこないな風になっちまったかと。
おかげで21世紀の現在に至ってもこのように突っ込まれるハメになってやんの。
ヒープといやあ邦題です。「対痔核」でブレークしましたもんで日本の担当者さん気合入れまくって新譜の到着待ってるど。
そんな時、こんなジャケのものが届いちまいまして、さぞかし萎えたとは想像しますが、めげません。
めげませんてばっ。
1. 夢幻劇
2. 冒涜
3. 季節の肖像
4. 鏡にうつした哀しみ
5. 孤独の道標
6. 浮気な瞳
7. 悪徳の旋律
8. 恋の炎を燃やせ
9. 悪夢の宴
どーだー。「冒涜」なんか読めないぞ。ぼうとくです。
シングルになりましたB面1曲目は「浮気な瞳」。
原題は、Something or Nothing。その飛び方えらいこっちゃ。
YMOかと思いました。
で、悪徳の戦慄とか悪夢の宴とか、これはヒープ節邦題でござりますが、
それに挟まって「恋の炎を燃やせ」です。原題”We Got We”。ザ・タイガースのカバーでは有りません。
さて肝心の中身。
さぞかし爆笑大会になってるかと思いきや・・・・・
これが何とも含蓄あるハードロック。
普通のじゃないんだよ。
7枚目ともなり、もうヒープ節、己の流派はもう極めに極めてるだに、すっかり開眼、どこからでもかかってきんしゃいの風情なのだ。
全力でガンガンする必要などもう無し。腹八分目で音スッキリ。
何か、あー、暖かいなあ、冬なのに
とんでもない感想を抱いてしまいます。ハードロックなのに。
暖かメタルと呼ぼう。人肌の熱燗ハードロック。
それはもう最初のアルバム・タイトル曲名曲の”夢幻劇”から容赦無く始りまして、
きっとハード好きの植物なら、これをば温室で流せばよく育つ育つ。
甘ーい糖度86%の美味しい生トマトが出来るよ。
それなら喰ってもよろすい。
もしかすると何回聴いてもその冒頭曲と「孤独の道しるべ」とかしか記憶に残らないかもしれません。
しかすい、
愛のアルバムです。
好感度100%。きっと何かとゆうと聴きたくなるに違い有りません。
このジャケを見たくなるのと同様に。
発売当時は、もういい加減マンネリで力も入っとらんでは無いかと揶揄もされたのかもしれませぬけどさ、
今、わかるその達人の域。
せめて一番左端で、一番可哀相なポーズ取らされてる、ミック・ボックスさんの髭にめんじて、
どーかお家に置いてあげて下さい。
しんどい時にかならずしやお役に立ちますだよ。
(山)2009.2.19
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夢幻劇(紙ジャケット仕様)
Wonderworld
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Uriah Heep - Suicidal Man 冒涜
http://www.youtube.com/watch?v=FMM4jLE4Pik
Uriah Heep 1974 - The easy road - Addio Gary Thain 孤独の道標
http://www.youtube.com/watch?v=stKCnEx90Vc
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↑当時ML誌レビュー
ろっくすユーライア・ヒープのページ
資料
資料(英版)
English Here
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