
ユー・ビロング・トゥ・ミー
カーリー・サイモン
1978/5/6
♪ぶろろーぶろろーむせび泣くサックスぶろろー♪
「おこんにちわ。えー、毎度御馴染みレコ屋の80’sです。えと、坊主はいないか?坊主。」

「あ、おいちゃん、こんちわ。なーに?」
「お、いたか。あのな、この村で一番、アーバンでアダルトな場所は無いか?今日はそこで商売すっから。」
「えー?アーバン。何それ?あらんどろん?」

あまい囁き(訳詞付) - ダリダ/アラン・ドロン
http://www.youtube.com/watch?v=HF9ZpnOxYWE
「それはダーバン。都会的ってこったな。」
甘い囁き(細川俊之)
http://www.youtube.com/watch?v=qq7pnLf1TT4
「村で都会ー?そりゃ無理・・・あ、ミックおじさんの喫茶店なら少しはアーバンかも。」
「じゃ、そこいこ。皆さんご移動を。そちらで今日はお楽しみ〜〜〜。いひひ。」
・・・・・・・・・
「とゆうことでミックさん、ちょいと場所をお借りします。
えー、今週はあ、今週も同業の70’s屋の代理でやってまいりました。
とはいえ80’sなアーバン・テイスト満載の名曲だよ。それはーーー
ユー・ビロング・トゥ・ミー
〜You Belong to Me
カーリー・サイモン

1978年4月に発売のチャキチャキのニュー・アルバム
「男の子のように〜Boys in the Trees」からのシングルカット、
全米TOP40には、31位で初登場、以後26-23-20-18-16-9-6-6-10-27位。最高位6位。
サイモンさん、5曲目のTOP10入りシングルとなりました大ヒットナンバーだ。
英国ではしかしヒットせず。日本でも・・・せず。しかし発売はされたらしいんじゃがー、
在庫が無いのでまた勝手にジャケ作って来ました。あしからず。

作はカーリーさん作詞、ライブでちゃんと唄わないことには無双のふんふん親父マイケル・マクドナルド”メガバーガー”さん作曲。

初出は、ドゥービー・ブラザース、1977年アルバム「運命の掟」。

ドゥービー版のシングルは1983年になって、こりゃお祭りライブからのカットだな多分、全米最高位79位となりました。

気がつくといっぱいいい歌、書いてます、マイケルさん。気が付くとみんな好きじゃん。なかなか気が付かないけど。
カーリーさんだって完璧中な完璧シングルの”うつろな愛”をはじめ仰山、いい歌出してます。気が付くとみんな素敵。
なかなか気が付かないけど!!

それは何故かと思いますに・・・何か謎の女性です。みなさん、でっかい口として印象されているですか。
いわゆるシンガソングライタさんとも言いがたく、書いてるんだけど、歌手としても上手いんだかぶっきらぼーだかわからんで、
それでね、顔と真逆に地味な存在なのかもしれません。
それじゃ気の毒、今、気が付きましょう、さあさあさあ
♪
なぜそんなことを言うの?
私の反応をもしかして試してる?
貴方が知らなきゃいけないことは何?
知らないの、私はいつだって若い女の子でいる
貴方は私に証明する必要なんか無い
他人に貴方が愛想がいいなんて
私は勝手に自分自身で判断するんだから
貴方は私のもの
あの娘に貴方はオバカさんだったって言ってきなさい
貴方は私のもの
貴方はあの娘のことさえわかっちゃいない
貴方は私のもの
あの娘に私が貴方を愛してるって言ってきなさい
貴方は私のもの
貴方は私のもの
あなたには、ハニー、わからないの?
貴方は私のもの
思ったことあった?
私たちが本を閉じた時を、ドアに鍵かけた時を
貴方は私に証明する必要なんか無い
他人に貴方が愛想がいいなんて
私は勝手に自分自身で判断するんだから自分で
私には言える私には言える ダーリン
貴方は私のもの
言ってらっしゃい、あの娘に私が貴方を愛してるって言ってらっしゃい
貴方は私のもの
あの娘に、自分が馬鹿だったって
貴方は私のもの
貴方はあの娘のことさえわかっちゃいない
貴方は私のもの
あの娘に、自分が馬鹿だったって
貴方は貴方は貴方は私のもの
私はずっと昔から貴方を知っている、ベイビ
貴方は私のもの
今、アイツのところに行く為に私と別れないで
貴方は私のもの
貴方は私のもの
わたしのわたしのわたしの
貴方は私のもの
貴方は私のもの
わたしのわたしのわたしの
貴方は私のもの貴方は私のもの貴方は私のもの貴方は私のもの貴方は私のもの
貴方は私のもの
♪
はい、あなた方は私のお客さん。ってね。
もしライバルが来ても他で買わないでね。ってね。」
「おいちゃん、そうゆう歌じゃないと思う。」
「あ、そうなの。てつきり。
では、今日から毎日、このミックさんのお店でこれかけて貰いましょう。
そしたらずっとあなた方はウチのお客さん!」
「おいちゃん、そうするとみんなミックさんのお店のお客さんになっちゃうよ。」
「わ、そうなの?何だかわかんなくなってきた。
えー、もしかしたら旦那さんのジェイムス・テイラーさんがあんな顔してオイタしたのかもしれません。
で、こんなスゲー歌を。赤裸々に裸々に。って、この頃まだ結婚してたよな。一緒にやってたし。
そもそもいつ別れたのかいな?え、別れてないの?」
「おいちゃん、知らないの?」
「はい、私は芸能記者では無く、ただの通りすがりの旅のレコ屋です。あっはっはっはっは。
あ、よろしかったらドゥービー版もどーぞ。男が歌うと気色悪いかもしれませんが。」

(山)2009.4.3
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Reflections: Carly Simon's Greatest Hits
Boys in the Trees

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

Carly Simon - You belong to me
http://www.youtube.com/watch?v=g2KiT7lKn5k
Michael McDonald - You Belong To Me
http://www.youtube.com/watch?v=WhnZdSU2OlY
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資料
資料(英版)
English Version
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カーリー姐さんの”目立たない”ってのは実にそうでありまして(笑)、ヒット曲はかなりあるわけなのですが「Nobody does It Better」なんかもかなり名曲なんですが、我々の世代だとちょうどその時話題をかっさらっていってしまったのはあのデビー・ブーンだったり。「You're So Vain」に至っては単なるバックコーラスの一人にしか過ぎないミックさんが全て持っていっちゃった感もありますよね(笑)
話は変わりまして、この前ご紹介したPink Floydのカヴァー・バンドによる「Off The Wall〜Pink Floyd Spirits〜」の札幌公演に行ってきました。
感想としては
『演奏は完璧。細かい音色まで完全再現。照明などの光の演出に関しては1500〜2000人キャパの狭い箱ならば十分楽しめる』
カヴァー・バンドが世界ツアーをやること自体かなり無茶な感もありますが(札幌は外タレ不毛地帯ということもあり1500キャパでおそらく800人ほどしか入ってなかった。しかも平均年齢は50歳以上(笑))、これはこれでありかなと。
本物じゃないんだけど、本物が再現不能の場合本物に対するリスペクトと愛情を本気で持っているものなら、本物のファンはたぶん評価するのではないかと。もちろん本家は公認しているみたいで、「Wish You Were Here」や「Time」「Money」で元音源を使用していたので(使用権は確かギルモアが持っているはず。ちなみに豚は空を飛びませんでしたが、これはウォータースに権利があってウォータース抜きのFloydでも空は飛ばせないとのこと。壁に据え置きはOKみたい(笑))そうなんでしょう。
歌詞の勝気さはどうみても同じ人ですけど。
「Nobody does It Better」は私には駄目でした。
あの棒唄いに唖然。気もそぞろみたいな。
元々ベタバラードが苦手ってのがありますが。
まー、妙に上手いよりずっといいけど。
ピンク・フロイドのカバー・バンドは・・・
わかりませーん。
ブルース・ブラザースのも同趣旨であるみたいですけど・・・。
一瞬ムカっとしちゃったりして。
多分、今、全然金が無くて、バッタモノを楽しむ余裕が無いからかもー。