2009年04月05日
ディーコン・ブルース /スティーリー・ダン 1978/3
(私製ジャケです。)
ディーコン・ブルース
スティーリー・ダン
1978/3
「プロレスは勝ち方より負け方の方が重要だ。」
週刊ファイトの井上編集長が残した言葉です。
これはどうゆう意味だろう。今に至るまでずっと考えてる。
猪木は負けるレスラーでした。けっして常勝では無く。
一番衝撃的な負け方は理想の世界最強王者を目指して設立したIWGP構想の果て、ハルク・ホーガンとの決勝。
場外からエプロンに上がったところで見舞われたアックスボンバーで失神。舌を出してリング上で延々と横たわる。
完膚無きまでの負け。
とんでもないことをしてしまったと返ってオロオロしてるホーガン。
思い出に残っているのはあの無残な猪木の姿です。
プロレスだけではなく勝負事はすべて敗者の世界。
野球だって投手はパーフェクトすることなど稀、打者はどんなに打っても4割に届かず。負けの方が多い。
競馬の騎手ももどんなに勝っても1,2着になる率は4割がせいぜいです。
ダービーで勝つ馬の後ろには、3000頭以上の負けたサラブレッドがいる。
人生もそうなんだな。ラッキー4割、アンラッキー6割なのだろう。
だとすると避けられない6割の不運をどこで使うか?
きっとホームランバー外れ〜とかそうゆうとこで使っちゃうのがいいんだ。
幸運も、下手な下らない懸賞とかとか当り〜で使っちゃうと、肝心な時にヘグるような気がする。
それとも
負ける時は、完膚なきまで、猪木のようにどん底まで敢えて負けて受け入れる。
6割全部をそこで使っちゃう。
そうすれば後は残りの4割なのかもしれません。
ディーコン・ブルース
スティーリー・ダン
1978年3月に、前年9月発売の6枚目のアルバム”Aja”から
2枚目のシングルとして発売されました。
同年5月6日、全米TOP100の6週目に38位でTOP40初登場、以後、33-28-23-21-19-19-32位。
最高位19位。
英国ではヒットせず、日本でも出たとは思うがヒットせず、ジャケの痕跡すら見当たらない。
敗者の歌です。
見事なまでに華麗な完璧な音楽をバックにした敗者の歌。
何と・・・・バーナード・パーディ氏の8ビートのドラムは生きてます。
微妙に跳ねて一音一音全部その時だけの音なんだぞ。スネアは隠れた打突が各音の2回目に。
名人がかろうじて生き残ったその音を背後に、ちょいスカしてロマンチックに。
負けた野郎のグチが、このメロディに乗ってやって来る。
♪
今日がその日なんだ
自惚れ野郎の
その輪郭は俺の影
そこは俺がよく立っていたところだ
それはまるでほんの昨日のことのよう
俺はガラスを通して見つめていた
旅人を
荒くれ渡世人を
すべては全部昔の話
アンタは俺を馬鹿野郎だと呼ぶ
アンタは言う そいつはキチガイ沙汰の計画だと
これはマジなことさ
俺はもう夢を買っちまったんだ
だから俺に何故なんだって訊くことは無駄ってもんだ
投げキスをしてさよならって言え
今度こそうまくやってやるぞ
俺はもう準備万端、その素敵な境界を超える準備はな
俺はサックスの吹き方を習う
ただ感じるままに吹くんだ
一晩中、スコッチをあおってやる
そしてタイヤの下でクタばるのさ
勝ったヤツラは世間から名前をいただく
俺は俺が負けた時の名前が欲しい
人はアラバマ大の赤潮と叫ぶ
俺のことはディーコン・ブルースと呼んでくれ
ディーコン・ブルース
俺の背中には壁
お笑い突っ込みのネタ
それは俺のためにある
マジなロマンスの塊だ
なんやかんやを共にすること、俺たちがわかってて愛してることを
俺に関するなんやかんやだ
酒
感覚
心が震えさせることさ
俺は毒蛇のように這っている
この郊外の通りを縦断する
その辺の女と愛し合う
そいつはだらしねえ、そしてほろ苦いこと
俺は太陽が沈む頃起きるんだ
街のゲームを全部堪能する
俺だけのこの世界
俺はそいつを楽しい我が家にしてやるぜ
俺はサックスの吹き方を習う
ただただ感じるままに吹くんだ
一晩中、スコッチをあおってやる
そしてタイヤの下でクタばるのさ
勝ったヤツラは世間から名前をいただく
俺は俺が負けた時の名前が欲しい
人はアラバマ大の赤潮と叫ぶ
俺のことはディーコン・ブルースと呼んでくれ
ディーコン・ブルース
/サックスを吹く/
今日がその夜さ
自惚れ野郎の
俺は最後の一錠を飲む
スタンドに向かって歩いて行きながら
俺は泣いた この歌を書いた時
俺を訴えてくれよ、もし俺が長く演り過ぎたんなら
このブラザーは自由だぜ
俺は俺がなりたいようになるんだ
俺はサックスの吹き方を習う
ただただ感じるままに吹くんだ
一晩中、スコッチをあおってやる
そしてタイヤの下でクタばるのさ
勝ったヤツラは世間から名前をいただく
俺は俺が負けた時の名前が欲しい
人はアラバマ大の赤潮と叫ぶ
俺のことはディーコン・ブルースと呼んでくれ
ディーコン・ブルース
/サックスを吹く/
♪
”They call Alabama the Crimson Tide.
Call me Deacon Blues.”
クリムゾンタイドとはアラバマ大学の常勝フットボール・チームのニックネーム。
ディーコン・ブルースとは、対して常敗チーム、ウェイク・フォレスト大のザ・デモン・ディーコン”悪魔の助祭”から来た。
ロックも、ロックこそは敗者の音楽。
同時に発生したパンクなんぞはその突端。
負けなければ勝てない。
絶対に負けなければ勝てないのです。
(山)2009.4.5
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彩(エイジャ)
彩(エイジャ)(紙ジャケット仕様)
彩(エイジャ)
Aja
ろっくす特製でかい画像ページ也。
Steely Dan- Deacon Blues
http://www.youtube.com/watch?v=inz9Sa_CVFs
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ろっくすスティーリー・ダンのページ
資料
英語資料
English Version
。
この記事へのトラックバック
「こら〜!仕事してんのか?」
私はSoul専ですが、当時Steely DanやBobby Caldwellは聴いてました。しかしこのシングルなんか見た事無かったな。
【AJA】コング
よく聴きました〜!名盤ですな、
プロレスも大好きでした。全日派でしたが...
ジャンボのファンでした。
すんませーん。
実は建築設備CAD製図業なもので、今、まったく仕事が無いんです。
貯金で喰ってるって情け無い状況でして。
何かいい仕事有りませんかああああああ??
とゆう訳で、まあしゃあないと開き直り、
そんな時しか出来ない難関を時間かけて書いてます。
ディーコン・ブルースは、もう、好きでしゃあないんで5時起きで4時間〜〜〜。色々調べて〜〜。
アホやー。
このシングルは私も見たことがありません。
だもんで悔しいけど自分でジャケ作るしかなくて・・。
全日派だったんすか!
私はちゃきちゃきの新日派。
でも成人式を超えたころ、馬場さんのやりたいことがやっと理解出来るようになって両方好きになりました。
もちろん新日は私も見てましたよ。やっぱプロレス?昭和時代っすね〜。今なんかつまんなくてねー、10年ぐらい前から総合格闘技に移行してしまいました。
でもね、DDTとかも面白いですね。
そうだといいですけどねぇ。
この数年、一日2000円、しかも数日引きずるなんてのがしょっちゅうで、最近仕事が無いのをいいことにそれが益々ひどくなってきたんで、
もう少し何とかしてくれって文句言ったら、
完璧に干されてます。
で、
凄い緊縮生活っ。一日の食費は、
夫婦二人で、
朝・・・60円。
昼・・・80円。
夜・・・500円。
貯金は数年前体壊すまで無理して働いた時のと、
無理やり買わされていた株を高値で売れたのが少し有るのでそれだけすが、あまり深く考えると気が狂いそうになるんで、
その時の無理が今出て、網膜剥離やらパニック症候群やら、静かに直すべーーー。
貧乏でも理不尽な電話がかかって来ないってのは平和でいいもんです。
&
ほんと今のプロレスはどうかしてます。
現在あの頃のプロレスに匹敵して面白いのは
競馬!!
何しろ変わらないすから、ずっと。
自分も参加して戦えるし・・・・。
先の理由で損をすることが出来ませんのでウチの予想は当りますよーーーー
なんちゃって。