
火の玉ボーイ
鈴木慶一とムーンライダーズ
1976/1/25
21世紀日本語ロック中年。
になったとゆうのにまるで感謝をしてなかった、
ムーンライダーズ。
20世紀洋楽少年青年の頃、このバンドだけは聴いていたとゆうのに。
さあ本格的に聴くぞとこのアルバムもだいぶ前に入手してたんです。
火の玉ボーイ
鈴木慶一とムーンライダーズ
1976年1月25日発。
正確には慶一氏のソロとして製作されたと聞きます。
何故、今に至ったかとゆうと・・・困ってた。
日本語のロックを聴き出してから聴いたら、逆に入って来なくなっちゃって。
嫌いなものが好きになるのは大歓迎だけんども、好きだったものが入って来なくなるのはめちゃ寂しいもんです。
何でまた?
これは昔から感じてたことなんすが、何か聴いてて恥ずかしく感じちゃう。
どうしてと問われれば・・・どうしてでしょうねえ。
同じ類いの音楽が好きなのはびんびん感じます。感じてました。
好きにならないはずは無い。
それが恥ずかしいのは、その好きさとかアイデアが思いっきり臆面もなくどかんと出ているからかな?
やりたくてしょうがなくて。
それをご自身もどっかでもしかしたら感じててテレが有って、それが伝わって来るからかも。

演奏はもうケチがつけようがなく上手いです。プロ。しかしアイデアはアマっぽくて純真。
そこがきっと一番魅力なのだと思う。
思いますので、聴き方を変えてみました。
これは大したことが無い音楽で、それこそ街で聞く歌謡曲みたいに聞いてみよう。
力を抜いて何となく。
何度も。
何度も聞くことには効用が有ります。
最初に感じた色んなことに慣れてしまう。
正体不明の恥ずかしさは依然残るものの、次第に気にならなくなって・・・・
やっと来ました。

やれありがたや。
一旦音楽耳心に入って来たらこっちのもんで、今は凄く楽しんでます。
根無し草の東京音楽を。
そうなると恥ずかしさの正体もさらに具体的に判明しだし。
歌詞だ。
多分、大阪の人が聴くと、スカしてると感じると思い。
生活感がねえもん。
レディ、アンダルシア、ラム酒とシャンペン、
シルクのお土産、ジゴロ、ペテン師、
およそ縁が無いものばっか。ユーミンさんの誰でも(女子専門かもしれんが)思い当たる怨念歌と違いまして。
何が言いたいのだろう、この人は?
言いたいことは言葉でなく、きっと音楽なのだ。
フィクションの。
男子お得意のまるで世の中に役に立たないロマンチックな。
生活感丸出し連続だったそれまでの日本ロックへの意識的アンチも有ったのだと思う。
洋楽の歌詞なんかけっこうええ加減で、雰囲気空気で夢見たいなただの歌が作りたかったと想像。
たとえ売れなくても。実際売れなかっただろうな。
それなら
こちらも承知で楽しむが吉。
最後のウルトラベタネタに苦笑いまだしちゃうけど・・・・
これで演奏がスットンキョーワイルドだったら。障壁なんか無かっただろうけど。
いかんせん
演奏が上手くなきゃ、つうか、そつが無く出来なければ、レコード出す説得力無い我が国。
もしかしたらやむなくソツ無いテクニック磨いたような気がいたします、ここに参加の方々。
破綻が許されてる憧れの西方の国々を思いながら。
この76年から、70’s後半のロックバンドにとって、この地は戦いの場。
足を引っ張られることだらけ。
売れれば、それも逆転可能だけど。そうは上手くいかない時もある。

(山)2009.4.13
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火の玉ボーイ

ろっくす特製でかい画像ページ也。

ムーンライダーズ/午後のレディ
http://www.youtube.com/watch?v=RCbi8IO_z9Q
鈴木慶一とムーンライダース / あの娘のラブレター ► スカンピン
http://www.youtube.com/watch?v=Atp3UNIWOHY
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ろっくすムーンライダーズのページ
資料
English Version
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