2009年04月27日
ソフトロック・ヒッピーズ /オムニバス 2007/4/16
ソフトロック・ヒッピーズ
オムニバス
2007/4/16
日本の70’sロックのレコードを1300円とゆう廉価で発売してくれてますユニバーサルのNAKED-LINEシリーズ。
ひじょうにありがたくもう何枚も聴かせて貰ってます。その中の一枚、
ソフトロック・ヒッピーズ
数ヶ月前にレコ屋さんで見つけて、何じゃこりゃと買ってしもうた。
以来、愛聴してはおるんですけど、いざ感謝しようと思うと途方にくれ、現在に至る。
あ、ついに・・・。
いったいこのCDには何が入っているのか?
帯のタタキ文句には
「新宿パニック、赤坂MUGEN、夜な夜な開かれた70Sパーティを完全再現。
和ジャズ歌謡から和ボサ、ガレージまで超HIPな希少音源満載!全DJ必携!1300円!!」
吐きそうになった方おられますか?すんません。
つまりヒットチャートになど縁が無かったレアなトンデモ歌謡曲を集めたコンピで。
”全DJ必携!”と書いて有るからには若者向けレア歌謡曲クラブってーのがこの世には存在するのでしょうか?どこに?
そのうちタモリ倶楽部でやりそう。そういえば似たテーマでやってたな前。
おそらくその道では恐ろしいことになっているのでしょう。ここに入ってるオリジナルシングルなどは一枚数万円とかで取引されてたりして。
先日もレコ屋さんでURCの”み空”とゆうLPが、何と24800円の値札がついてました。
誰が買えるのか?
そのような身分の方が当方さっぱし想像がつきません。
夜な夜な高級料亭で闇の談合を繰り返してべろべろになっているくせに、公園で真っ裸になって虎になってただけで、「最低の人間だ。」と吐き捨てる大臣みたいな方でしょうか?
あれもねえ、NHKがトップニュースでやるようなことかねえ。もっと悪いことしてる野郎いっぱいいるでよ。何かおかしい。
何かおかしい・・・このCDも楽しいんすけど、それがベタアっと始終張り付いて気持ち悪いっす。
アマゾンのレビューでも書かれてる方がおりましたが、ライナーで書かれてます曲ごとの感想が実に”鬱陶しい”です。
よくぞその方書かれた・・・何か変の原因はその鬱陶しさだな。
「えー、私は当たり前の歌謡曲など相手にしてません。こーゆーひじょうに価値の有ります盤を持っております。
貧乏人どもめ、ちょっとばっか聞かせてやろかいのう。」テイストな説明省きの連発。
時代劇のお前もワルよのうの越後屋さんセリフみたい。
ヒガもうとか思ってなかったのにヒガんでしまって情け無い気持ちに・・・・。
タモツ・アサイって方が選曲とコメント書いてるんだな。どなたかは知らぬが。
若い方なんでしょうか?
それなら気持ちはちょっとはわかるような気も。
リアルタイムでその時代を経験してませんと、当時の当たり前にヒットしてたような曲だと、オヤジどもには到底敵うはずありません。
好きです、なんて言ったら百倍くらい講釈されそう。
手垢がもう付いているような気もするし。
なら、そんなオヤジたちが見逃していたり、見捨てていたヤツを俺らが見直してやろう。
逆上から目線で反撃したいですか?
それは洋楽界でもありますから、わかるわ。
いきなしそこから行くのかーーー!!
音楽専門誌のプロの人は、世間といつの間にか乖離しちゃってどんどん先に行ってそんな状態になっちゃってたり。
ふと気付いたら売上げが激減して、びっくり。急に超メジャーなバンドとかの特集組み出してね。
”親父たちは今、あの時のロックに夢中!!”
何だそりゃ。小馬鹿にされてるみたいだわ。小馬鹿にされることほど頭に来ることはありません。
大人になって仕事やりながらでも、音楽好きであるなら、メジャーなバンドはもちろん好きで聴いてるけど、もうちょっといいバンドないかなー。
聞きたいなあ、あれば。
って方がほとんどだと思います。多少の程度の差こそあれ。
俺もそうだもん。
だからここではそのスタンスでやってます。
知るも知らぬも各自の事情や巡り合わせ有り、音楽は楽しんで聴くもんですから、
知ってても偉いってことでもなし、持ってても偉いってもんでもなし。
右と左へ泣き別れ、突端はあるけれどその中間が無い。
ヒットチャートで上がった歌の中でも、うっかり通り過ぎて忘れてしまった曲いっぱいあります。
エグいものも、凶悪なものも、ダークなものも。
どーも歌謡曲では、その辺りが納められてるCDが見当たらず。探してるんだけど。
いきなしTVショッピングで”懐かしの〜”クラスになるとどーもねえ。
の気持ち悪い感を抱きながら聴くも、音楽にはそんなこたあ関係有りません。責任も無し。
この中に納められてる曲も”おおおお”思わず叫ぶ絶品各種。
中には???も有りますが、それは当然好みも有り。
曲は普通の歌謡曲でも歌詞サビが”13日のーーー金曜日いいいい”だったり、
”俺は手に入れた地獄へのパスポートお”、そんなに嬉しいのかーってナイスな曲の作曲がかまやつひろしさんだったり。
この歌が一番ウケた。「休みの国」みたいで。
いたってまともに素敵な日本語ボサノバも有るし。
要は
それならいたってまともに資料付けて昭和盤ですって人脈とかつながりで少しづつ進んでいくように出してくれれば良かったってこと。
バっ、バっと、切り刻んで出されると、ネタだけで使われるような気持ちがする。DJさんの。
可哀相じゃん音楽が。
なお、
この中に入ってる歌は、ユー・チューブでも一切発見されません。
それだけ珍しいものだってことだと思うけど、それならなおさら資料を付けて欲しかった。
それこそがプロの為すべき仕事だと。
いい悪いの判断は、買って聴いてるこちらに任せて下さい。
(山)2009.4.27
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ソフトロック・ヒッピーズ
ろっくす特製でかい画像ページ也。
ヘドバとダビデHEDVA & DAVID/ナオミの夢
http://www.youtube.com/watch?v=gkWslwFKKp0
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English Version
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この記事へのトラックバック
>”親父たちは今、あの時のロックに夢中!!”
まったく同感であります。
更にこれをやってる連中が自分らと同世代なのが余計腹が立つ。30年以上前洋楽に嵌っていたリアルな私たちを横目で見ていた連中だと私は思いたい。そうでなければ蹴りを入れたくなりますな。
巷で流されているものはずっとではないにせよ、聴きつづけていたものであって、今改めて忘れていたかのようにいわれると「バカにするな!」と。
山さんの言う
>知るも知らぬも各自の事情や巡り合わせ有り、音楽は楽しんで聴くもんですから、
知ってても偉いってことでもなし、持ってても偉いってもんでもなし。
右と左へ泣き別れ、突端はあるけれどその中間が無い。
ヒットチャートで上がった歌の中でも、うっかり通り過ぎて忘れてしまった曲いっぱいあります。
エグいものも、凶悪なものも、ダークなものも。
これを紹介するのも音楽メディアの責任ではないかと。更に最近では新曲を作れなくなったのか、どうだかわかりませんが、
『カヴァー・ブーム』なんだそうですが、
なんじゃそりゃ???
だったら埋もれてる曲探し出してアイドルに歌わせてみたら???(笑)
最近のアイドルも歌唱力が抜群なのもいますから(笑)。
ところでこの土曜日にひょんなところで後輩から急に行けなくなったという事で山下達郎のライブ・チケットが回ってきました。
もう56歳になるそうですが、バケモノでした。全ての曲がきちんとオリジナル・キーで、しかも3時間30分の長丁場。見ているこちらが疲れたくらい。いいもの見せてもらいました。
そうなんですか。
相変わらずCMでも変な洋楽カバー使ってるのも多いですねえ。
あれ、そうとうムカつきます。
どう聴いてもオリジナル側が勝利のものばっかで。
>最近のアイドルも歌唱力が抜群なのもいますから(笑)。
あはは。これがまた・・最近わたしゃ鼻について鼻について。
どうやらソウルフル風調に歌うのが流行りらしく、やたら声を張り上げて歌ってらっしゃる。
それがまた自身で育ちの中で獲得したもので無くて、いかにも即席で歌唱指導された風なのが・・・張子の虎やー。
これまたTVで流れてくるたびに耳を塞いでいます。