
ノックは夜中に
メン・アット・ワーク
1982/8/7
♪がががが、がががががー♪
「あ、おいちゃんじゃない。何してンの?」
「おいしょっとこらやっと・・・お、坊主か。ちょっと待て。もうすぐ終わるから・・。」
「うん。」
・・・・・・・・・・
「お疲れ様ー!」「お疲れ様ーーー!」
「待たせたな。いや何、あんまりにもレコードが売れないんでちょっとバイト、道路工事の手伝い。」
「ふーん、そうなんだ。大変なんだね、おいちゃんも。」
「いや大したことはねえよ。慣れたもんだ。
って遅くなるな。早く行こう。」
「へ?どこへ?」
「何言ってるんだ、本業本業。さあさあ。」
・・・・・・・・

「はい、皆様。お待たせいたしました。今日は諸事情で、アフター5に登場だよ、
80’sのレコ屋ですだ。
どぞよろすく。いかん、疲れてロレツが廻らねえ。」
「頑張れおいちゃん!」
「お、暖かい御声援!ありがとありがと。
はい、今日持ってまいりました至玉の80’sのブツはーーー
これぞ80’s!
ノックは夜中に
〜Who can It Be Now
メン・アット・ワーク
〜Men at Work

オーストラリアのバンドだぞー。1979年に結成。バンドの由来はー、
はい、私が今の時間まで身を持ってやってきました、これです。
”工事中”

結成したのはいいけれど、なかなかバンド名が決まらなかったんだって。
それで困って困って困って困って、運転中目に入って来たのが工事中の看板、
これだってんで名前にしたそうなんだけど・・・いやーこりゃ仲本工事さん

リーダーはロンパリすっとんきょー声&なかなか懲りないコリン・ヘイさん。
地元のクラブやらホテルのラウンジやらでギグをやってる内に評判になって現地でデビュー。
そして大ヒット。そして全世界デビューとなったのら。良かった良かった。
それでアルバム”ワーク・ソングス
〜Business as Usual"

と共に出しましたのがこのシングル、
1982年8月7日に27位で全米TOP40初登場、以後24-20-18-15-15-12-7-7-5-2-2-1-2-6-6-21位。
おめでとう最高位いきなし1位です。
イギリスでは、普通豪州のバンドだとそっちで先に火がつくのにねえ、ヒットせず。
日本では、よそでヒットするのを見極めたか遅く11月13日にベスト20の20位で初登場、
以後16-11-9-9-6-6-6-5-5-14-13位。実に粘りの最高位5位。2月12日までの大ヒット。
そうです、この歌!

♪
ぷぷぷぺーぱぷ
ぷぷぷぺーぱぷ

ぷぷぷぺーぱぷ
ぷぷぷぺーぱぷ
俺の部屋の玄関をノックしてるのは誰なんだ?
どっか行け!
もうやってくるな
テメエはわからないのか、
こんなに夜遅くに非常識だぞ
えらく疲れてるんだよ、気分悪し

一人にしてくれって
それだけだっちゅうの
他へ行けって
俺のウチに入ってくるってーのか
お前がどっかに行ってくれたらそれでいい
入ってくるな、
俺は走って隠れちゃうだけだって
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ

誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
俺の部屋の玄関をノックしてるのは誰なんだ?
音をたてるな
あっちまで忍び足で行け
もしヤツが聞き耳を立てているのなら
一日中でもノックするぞ
俺は絶体絶命だ
そんでもここにいなきゃならない
俺は何にもしてないじゃないか
一人でここにいるだけだよ
頭がおかしくなんかなってないって
俺はここで幼なじみといるのが好きなんだよ
ヤツラがまた来た
また頭に来ちゃう!

誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ

誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
俺を連れて行こうとやってくるのはどこのどいつだ?
何で俺のあとを追っかけてくる?
俺が見ることが出来るのは未来なんかじゃない
それはただの俺の妄想かよ
サックス ぷ っぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は? ぷぷぷぺーぱぷ
あ”−−−−あーあ
ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだお前は?
あ”−−−−あーうええええ
ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだ、誰なんだ、
あ”−−−−あーあ
ぷぷぷぺーぱぷ
誰なんだようお前は?
あ”−−−−あーうええええ
ぺーぱあぷう
♪
うはは。状況がよくわからーん。でも、自分では身に覚えが無かったらこりゃ頭狂いそうになるよなあ。
実際、電話のベルと玄関のチャイムほど間の悪い時になるものはありません。
猪木が延髄斬りかましていざフォールの瞬間とか、
大相撲千秋楽優勝決定結びの一番の立会いの瞬間とか、
G1レース出走の瞬間とか、
に、限って・・ブウウウ、
”新聞の集金ですう。””宅急便ですう。”ならまだしも
”可哀相な亜細亜の子供にぜし御支援を”→俺がして欲しいわ。
”オタクの屋根が大変なことになってます。”→なってねえよ。
”聖書をポストに入れさせてもらっていいですか?”→嫌です。
”今日は幸福についてお話させていただきたいのですが”→今、幸福になろうとしてた瞬間なんだよっ。
等々、お呼びでない、は、お呼びでない、こりゃまた失礼しましたってーのばっか。
で、そーゆーヤツラに限って表の門を開けっ放しにして行くのが常でね、
ははーん、であるからして、そんな無礼な性根だからしてシューキョーしなきゃいかんのだ。
と憤慨し・・・・
って何の話だっけ?
あ、メン・アット・ワーク。
はい、そんな日常のあれこれを見事に脱力して活写なさってくれました。
ありがとうありがとう、さー買った買ったかったーーーーーあぽぽぽぽぽぽ。」
「あ、おいちゃん。・・・体力使い果たして倒れました。」
(山)2009.5.8
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ワーク・ソングス(紙ジャケット仕様)
ワーク・ソングス
Business as Usual

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

Men At Work - Who Can It Be Now?
http://www.youtube.com/watch?v=BPlNzWbX9c8
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ろっくすべすとヒット80’s−2のページ
資料
資料(英版)
The English translation page : here.
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