2009年05月21日
ソロ・モンク/セロニアス・モンク 1964
ソロ・モンク
セロニアス・モンク
1964
書きたかったよー。
ろっくす始めて以来、正味4日間の初めてのお休み。
こんなこたぁ親が死ぬ時くらいしかあんめぇと常々予測したましたが、ほんまに親父が逝っちゃって洒落になりません。
レオ・セイヤー君やスリー・ドッグ・ナイトの如く”ショー・マスト・ゴー・オン”する根性も無く、
人並にその間、運転運転運転車の運転&お経お経お経お経&何十年ぶりかに会うかとゆう実家の近所の人
そして親戚見た事も無い人にお辞儀お辞儀お辞儀。
最後には精進落としの挨拶で噛み噛みとゆう情け無きオチつけて帰ってまいりました。
すっかり参って。
会う人会う人に親父にそっくりだって言われちまって。喋れば話し方が似てる、顔が似てる仕草が似てる。
似てないよー。
やめてくださいまし。ショーン・レノン君みたいに親が立派でも参るでしょうけど、
ウチみたいに親がまるっきり普通の昭和頑固親父でもまいるす。
一緒に骨になる気分。
そんな無に服してた間、ほぼ寝る為だけに家に帰って酒飲んでる時に聴いた浴びた音楽がこれです。
ソロ・モンク
セロニアス・モンク大僧正、1964年の文字通りたった一人で空を飛んでピアノ鍵盤を叩く盤。
こんな時に聴く音楽は、どーしても後日、一緒の記憶となってレコードにこびりついてしまいます。
それをしょってくれることが出来るのは僧正だけ。
このLPだけ。
何も親父がジャズ聴いてたからってことで無く。あの人はグレン・ミラーしか聴かなかった。
僧正はそのミラー大佐が軍楽隊でスイングしてた時に、街の端っこで自分だけのジャズしてた方。
何も親父が生きてる間、ずっとソロで文句ばっか言ってたからってわけでなく。
何だかわかりませぬが、これしか聴けなかったです。
そしてぴったりだった。
涙も出ず、ただただ情けなく侘しく疲れている時に。
皮肉なことに昭和の親父に相応しすぎるエノケンミネさんの”愛しのダイナー”で始り。
しかもすげー楽しそうな。
トイピアノのような音で。おくってやるよこのダイナで。
逝っちゃったらもうお仕舞い。こっちの勝手で文句そんなんじゃ嫌だって文句言われるだろけど。
サレンダー、ディア
あきらめなさい。
そこからはもう徹底的にたった一人の世界です。
目の前にある指の延長の黒鍵白鍵をぶったたくだけ。
人の曲であろうと、自分から湧き出た曲であろうと、全部背負って、てめえ印にした。
何だかわからんが弾きたいから弾いてる。
何だかわからんが素敵だから録音してレコード出してる。
何だかわからんが聴きたくてたまらんから買って聴いてる。
何しろそこに有るのはピアノの音だけすから、それこそ耳が勝手にブルースに聴いて、ブギーに聴いて、
もちろんジャズに聴いて、ロックにだって聴こえちゃうさ。
僧正も諦めてください。貴方の音はもうこちらのものです。
ホテルのラウンジで深夜お洒落に婦女子に不良中年の粋な趣味として小ウンチクに使用する方いらさるかもしれん。
どうぞご勝手に。ただし失敗なさるよ。スティーリー・ダンと同じで、一人になりたくなくても一人になっちゃうから。
最後は、
ジーズ・フーリッシュ・シングス
奇しくも、あのこっちのロック界で、師匠と同じく外れ外道として外れた音程で歌ってた愚かなる我が男子、
ブライアン・フェリー氏がカバーしてましたスタンダードです。
すげえ身近な歌。
残されたこっちにびったし近づいて来てくれちゃった。
指がうづいてます。
もうそうとう鍵盤に触ってないのに弾きたくなった。
出来もせんのに。
出来もしないことでさえしたくてたまらん。
まだまだ。
(山)2009.5.21
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ソロ・モンク+9
Blu-spec CD ソロ・モンク+9
Solo Monk
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Thelonious Monk : Ruby, My Dear
http://www.youtube.com/watch?v=PNDJ7-FX_EA
Thelonious Monk - I'm Confessin' (That I Love You)
http://www.youtube.com/watch?v=lfaqp3zmGWg
Bryan Ferry - These Foolish Things
http://www.youtube.com/watch?v=klz1MOq3ZeU
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ろっくすモンク師のページ
資料
資料(英版)
English Here
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