
ライズ・アゲイン
ジェームズ・ギャング
1970/10/18
”元”とゆうことでとにかく有名なバンドが有ります。
あの方もこの方もあそこにいた。でも何なのそのバンド?
みたいな。
その筆頭格が
ジェイムズ・ギャング

何しろあの二人を輩出しました。
トミー・ボーリン氏。ディープ・パープルの栄光の瞬間二代目ギタリスト。
そしてジョー・ウォルシュちゃん。あのホテカル、イーグルスのギタリストさん。
まったく真逆のバンドに入ったもんだから余計何だか謎や。
本国ではブレークしたものの、当時日本ではさっぱしみたいだったし。
グランド・ファンクのライバル・バンドだーの鳴り物で登場したと聞きまするが。
であるからしてジャンルは”ハード・ロック”!
売りもハードローーーク!しかし・・・。
その”しかし”が問題だな。このやうな場合、ちと違うことをやってる場合多し。
雑誌レビューでもさすがに無視する訳にも参らず、それを書く。
書くとややこしくなってみんな引く。売れない。
アリス・クーパーおいちゃんみたいに。
あの方も”スクール・アウト”一発全面だったら良かったんだけど、アルバム聞くとそうは問屋が卸さないから。
つまり
イーグルスとディープ・パープルが込みで内包されちゃってるつう、アメリカンバンドです。
まだジャンルが固定されていなかった時代のかけがえの無い自由世界。
プロデューサーさんがみんなバカボンのパパだった頃。

”したいならやればいいのだ。それでいいのだ。何か悪いか?”
そうなのだ。そもそもそれがロックっちゅうもんだから当たり前なんだが。
ほとんど時が経つにしたがって当たり前のことが当たり前で無くなっちゃってそれは死ぬ。
”最初の感動を呼び覚まそう”

かの偉大なドラエモン1世もそう申されてます。
ライズ・アゲイン
1970年10月18日発のバンド2枚目アルバム。
訳さば
”2回目騎乗、これでヘグれば乗り代わり”
全米アルバムチャート最高位20位に到達せり。
棟梁は初代JG頭のジョー・ウォルシュおじちゃん。

盤は、超絶シングル
”ファンク#49”で出発!

ハードロックてーのはファンクで有り、
ファンクはハードロックじゃいと真芯をついてるぜ。
後年あの方とあの方によって使われるハードイントロ必殺リフ。
さて誰でしょう?

ド忘れしてるから提起してるんすけど。えーと、まずはスイートだよな・・
でももっとモロのが有ったはずじゃがー。
そして合いの手には、ファーンク!
あの方とあの方のをパクったやつ。
さて誰でしょう?

ド忘れしてるから提起してるんすけど。えーと、確かスライ・ストーンさん、
そしてミーターズ・・・合ってるのか?
それより大丈夫か、俺?

最近、思い出そうとしても出て来ないのが多いなあ。
しかも悪いことにそれ放置してる。にひひ。
とにもかくにもJGは、ゼップより先にファンク=ハードロックを高らかに表明しおったのだ。
グレートだ。
♪
あー、昼一日中寝てろ、夜は夜中うろつけ
俺はお前が行くところを知ってる
俺は違うぞ、真っ当にしてる
お前はそれを俺がバレないようにしてるだけだと思ってるだろ
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごん
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごんベ
それジャンプぴょん、落ちるぜどがん
俺を誤解するんじゃない
お前は俺がお前の計画を知っているとは思ってないだろう
いったいアンタは俺に何を手渡そうとしてるんだ?
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごん
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごんベ
必殺カウベルこんこんこんかけ
かーん
うぎゃうぎゃうぎゃうぎゃははははは
夜は夜中うろつけ、昼一日中寝てろ
俺はお前がしようとしてることを知ってる
もしお前がそんな風にしようとしてるならな
覚えとけよ
すぐ目の前にトラブルが待ってるんだからな
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごん
げろぐぎゃぎゃっごんガ
げろぐぎゃぎゃっごんベ
♪
さー、ヤバいとこに突入しようとしてる。
何が待ってるかわからん、そこに。
49番とゆうからには、48番まで確実に存在します。
正確にそれを全部述べよ。

ロック早稲田大学整形学部の問題。
わかるかー!

でもね、口で説明出来なくても感覚で把握し行動で示せれば合格の学びの塔、
それがロックでそれがそこから証明される。

続いてブギー、続いて炸裂怒髪天ハードと展開され、うおー最高だーーこれこそロックだぜ。
テープ・エコーで遊ぶ縄文人土器みてぇな技もしてるし。JBのボレロも変身登場してるし。

が、
そんな期待は裏面になって見事に覆されます。
180度コペルニクス展開の、こりゃもう口で説明不能世界。
ほとんどがジョーさんの一人舞台化する。
大体がね、ウォルシュとっつぁんてば、謎の大才人です。
始終ニコニコしてて凄くいいひとなんだけど、実はほんとに付き合う友人はいないような寂しさある方。
同じお仲間に海を渡ったイギリスのロン・ウッドさんをり。
両者とも何かとナメられがちだけんども、とんでもねー、底無しの天才だぞ。
小牧太さんみたいに。

で、
こんなんになってますと当然最初は腰砕け&ガッカリする。
しかあし、
貧乏でお金が勿体無いロッカーはそれでも何回でも聴くのだ。
さすれば
厄介な事にこれが良くなって来ちゃって。
仕舞いにゃあA面と同じくらいに好きになって、もーJGがハードロックだろが何だろがどーでもよくなり、
好きなのはジェイムズ・ギャングで、ウォルシュ兄さん。
悪いのか?
それにしても最終曲・・・・
ジャック・ニッチェ氏弦担当の何かもー凄い終わり方をする。
ZEPが敢然と3を出した命懸けロックの時。
裏ジャケのジョー兄貴の表情が物語ってます。

(山)2009.5.28
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Rides Again

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

James Gang - Funk #49
http://www.youtube.com/watch?v=64alznMhVGY
Tend My Garden/Garden Gate - James Gang
http://www.youtube.com/watch?v=KqeErugWXZ4
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↑当時ML誌レビュー
ろっくすジェイムズ・ギャングのページ
資料
英語資料
English Version
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クリソツです。
偶然でしょうか?深層心理でしょうか?
確かにFUNKだ!リフがFUNKなんだよね。Gospel何かに近いぐらいマイナーペンタトニックを使うからね、必然的にFUNKになる。
ところでドン・トロイア―ノってGuitaristもいたよねえ?
どっちにしろTommy Bolinが一番好きだな。
>Gospel何かに近いぐらいマイナーペンタトニックを使うからね、必然的にFUNKになる。
んですね。
わたしゃ、ビートがぐわしぐわしいって、ちゃかぽんと来るからファンクだと思ってました。
ドンさんは、あのピカチュウで有名な方・・
いましたいました。