2009年06月12日
愛のジプシー/フリートウッド・マック 1982/9/25
愛のジプシー
フリートウッド・マック
1982/9/25
♪たったったったったったたったたったったった♪
「ふうふうふう・・・・」
「あ、おいちゃん、こんちわー。どしたのそんなに走って。」
「お、坊主・・ふうふう・・いや、何、ぐずぐずしてるとさ・・・
ほれまたあの70’s屋にレコ売るの頼まれるんで・・・・」
「そっかー。そいえば最近全然80’sじゃないもんね。」
「そーよ。ふう。ああやっと息ついた・・まずいだろ、看板違うもんな。
よっしゃ、今日こそは万全!
皆さん、たいへんにーー大変にお待たせいたしました、
今日こそはマジで80’sのレコ屋です。
早速取り出だしますお宝はーー
愛のジプシー
フリートウッド・マック
1982年6月28日リリースのニューアルバム”ミラージュ”
から・・・えとたしか第2弾シングル。
同年9月25日に全米TOP40に35位で初登場、以後27-21-15-12-12-12-27位。
最高位12位って・・意外とヒットしてねえな。
日本ではTOP20に11月6日に19位で初登場、翌週消えて、また翌週19位、以後16-19-17位。
12月11日まで。最高位16位!
あれ?意外とヒットしてねえな。何故?
イギリスではヒットせず。
こりゃ理由はわかる。作とヴォーカルはお嬢スティーヴィー・ニックスさんですから。
カンケーねえって感じだな。でも前にはヒットしたんだが。
アルバムは大当たりでした。5週連続1位!まだパワー衰えず。
で、この歌が悪かったかっつうと、そんなことは無いかと・・・そりゃドス利き過ぎて怖いけどさ・・」
「爺、この勝手なことを申してる下賎なものを黙らせなさい!!」
「はい、わかりました。お嬢様。」
「誰?いきなし商売の邪魔すんのは?」
「お黙りなさい。この紋所が目に入らぬかあ!この方こそ先のフリートウッド・マック、
スティーヴィー・ニックスお嬢様であるぞ。
皆の者、頭が高い。控えおれい!!」
「へへえーーーー
って、何で俺が土下座しなきゃいかんのだ・・・・
って、
本人が来てるんかい!
じゃ、話は早いわ。さ、とっとと歌って。アンタの歌だよ。これから売るんだから。」
「何、失礼なことを。わたくしはこのような汚らしいところでは歌いません。」
「・・・なこといって、実際来てるじゃん・・・」
「何か申しましたか?」
「いや、何も。」
「お嬢様、どうでしょう。このように民百姓どもがお嬢様の可憐な歌声を聴きたがっております。
ここは領民の為に歌って差し上げたらかと・・・。」
「それもそうね。では歌ってやるわ。耳かっぽじって聴きやがれ。」
♪
そう、私は戻ってきた
ヴェルヴェット・・・
アンダーグラウンドに
フロアに帰ってきたのよ
私が愛する
レースとそしてペーパーフラワーで飾られた部屋に
ジプシーにもどる
私がそうだった
ジプシーに・・・
私はそうだった
ちゅんちゅんちゅん
そしてあまねく貴方の身に帰ってくるのよ
そう、貴方はわかっている そうだと
さあ、稲妻が落ちる
多分一回、多分二回
ああー、そして夜を照らし出す
そして貴方は自分のジプシーに出会う
貴方は自分のジプシーに出会うわ
ジプシーへ まだ居続ける
自由と対峙する
ほんのちょっとの恐れと共に
私には恐れなんか無い
愛だけがあるのよ
そしてもし私が子供だったなら
そして幸せな子供だったら
愛に満足して幸せだった私だったら
愛することに満足してたらーー
彼女は、今、私から遠く離れて踊っている
彼女こそまさに望みだった
彼女こそは そう
願望だった
そして思い出だけがある
今、貴方のために残された思い出が
貴方は自分のジプシーに出会う
おう
貴方は自分のジプシーに出会うわ
うーうう
あーああ
おおおおーああああ
稲妻が落ちる
多分一回、多分二回
うーあーうおう
そしてそれはすべて貴方の身に降りかかる
稲妻が落ちる
多分一回、多分二回
おーおー
私はまだ貴方の輝く瞳を見てるわ
輝く瞳
そしてそれはすべて貴方の身に降りかかる
ギター
♪
「皆の者、拍手。」
ぱちぱちぱちぱち
「いやー、びっくりしたわ。本物じゃん。では、ご本人にこのさっぱし状況がわからん歌について質問を・・・
って、
あ、帰っちゃった。じゃ、代わりに爺さんに聞くか。」
「お嬢様あああ、お待ちくださいいい。爺をおいてかないでー。」
「あ、爺さんも行っちゃったよ。仕方ねえなあ。
えーと、何でもこの歌、元々ソロアルバムのベラ・ドンナの為に用意してたそうです。
それが友人の死に直面してショックを受けて、その気持ちを歌いこんで、演奏をかってしったるマックの面々に。
アレンジをジャケでは、こんな娘にもう付き合ってらんねーよと顔背けてますリンジー・バッキンガム氏に委ねて・・・
ほら
こんなに芳しく・・・きらびやかなアルペジオ特選。どっしりと人生を支えるリズム・セクション。
言うこと無しだ。
あ、それと、最初に出てくる”ヴェルヴェット・アンダーグラウンド”ってのは、お嬢がまだ芸能界入りする前の、
マジお嬢だった頃、行き付けの商店街のことだそうで。バンドじゃ無く。
その頃の思いを込めてる歌だって。ゆうことで・・・さー買っ・・・」
「あ、おいちゃん、さっきお爺さんが言ってたよ。あのおばちゃんがジャケットにサインしといたからたんと売っとけって。」
「え、そうなの。こりゃ売れる。
って、お前、おばちゃんなんて言ったらぶっ殺されるぞ。
以後厳重注意イエローカード、気を付なさい。」
「はーい。おばちゃんじゃなくてお姉さん。」
「また言う。子供ですから堪忍してください。・・・と言ってる間に売り切れ〜〜〜。
ぎゃはは、儲かった儲かった・・・って、あれ、お金は??・」
「今、爺ちゃんが速攻戻って来て持っていった。」
「しっかりしてるねえ。さすがXXXXXXXXXXXX。」
「その伏字、何?」
(山)2009.6.12
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ミラージュ
Mirage
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Fleetwood Mac - Gypsy Live 1982 Mirage Tour
http://www.youtube.com/watch?v=b07GEDrbN9I
Gypsy - Early Take - Fleetwood Mac - Stevie Nicks HQ
http://www.youtube.com/watch?v=wwUTx0A5guY
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ろっくすべすとヒット80’sのページ
ろっくすフリートウッド・マックのページ
資料
資料(英版)
The English translation page : here.
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私なんか「噂」出たときジャケ買いした輩ですから(笑
でも最近は妖精Stevie Nicksもいい年なんで、レースひらひらルックを見ると、近所のおばさんのイメージに重なり困ってます。
そうかもしれません。
”売れた”って話だけが、先に来ちゃって敷居が高くなってるのかも。
>重なり困ってます。
最近、とみに思うのですが、
ロックミュージシャンは、やっぱ引退も必要なのかなーって。
ずっとやっててても大丈夫な方もいるけど、辛い人もいますよねえ。
こちらの勝手な要望だけど・・・。
しかしBillboardでは最高位12位だったんですね。Cash BoxとかベストヒットUSAの元ネタチャート(忘れちゃいました)ではトップ10に入っていたような記憶があるのですが。
マックの日本での人気は年齢限定だと思います。恐らく実年齢でいくと44〜51歳あたりにコアなファンがいてそれ以外はさっぱりかと。