2009年07月23日
荒海/シー・レヴェル 1977
荒海
シー・レヴェル
1977
ろっくす謎アワーへようこそ。
司会は・・いかんノープランだ・・俺です。山。
本日、皆さんへ質問攻めいたします。
わかっているのは物凄おおく好きだってことです。
このアルバムが。
荒海
シー・レヴェル
1977年発。
荒勢ではありません。あの方は、がぶり寄りです。
がぶがぶ。ファンでした。荒勢関。は、ともかく
サザン・ロック地帯に発生したバンドです。
母体はオールマン・ブラザース・バンド。
リズム隊のお二人、JJジョンソン氏:ドラムス&ラマ−・ウィリアムス:ベース
&後加入の、今はストーンズのサポート鍵盤師として有名かな、チャック・リーヴェル氏
&ジミー・ナルス氏:ギターの基本4人組。
棟梁はチャックさんです。
その音楽は・・・
書くのは簡単。ロッキンなジャズとブルース味と南部の土の匂い。
いわゆるフュージョンとかクロスオーヴァーではありません。
断言していいのかー?
形としてはそうだけどそうではありません。
オールマンズが休止状態に陥った時、最初に行動を起こしました。
とにかくこの音楽がやりたかったそうです。JJ、ラマー、チャックの三氏は。
三人だけでオールマンズ時代もセッションを繰り返していたそうで。
だもんで、
意気揚々!ノリノリ!はちきれんばかりの熱気とやる気と喜びが充満してます。
全8曲中、歌モノは3曲。ヴォーカルはチャックさんだとゆう。
サザン・ロッキンなA面最後の”カントリー・フォール”。
こりゃ当然、そりゃ当然。
ニュー・オリンズしてます2曲目”シェク・ア・レッグ”、
アラン・トゥーサン父さんしてますB面1発目
”熱気〜Nothing Matters But The Fever”。
ギターのジミー氏とチャック棟梁はドクター・ジョン医師のバンドにいたことがあったそうです。
しかり。
当然、リトル・フィートにノリ同一です。あたしゃヤられます。
問題は残りのインスト・ナンバー。
そう
見かけがフュージョンの。
えらいオールマンズしてると感じます。
オールマンズって、チャックさんが加入する前からジャジーなバンドでした。
何か。
そのジャズさの正体がわかりません。
マジカルでホワットな風合いの。ジャズっぽいよなあと口をポカーンと開けてアホ状態です。
プロデューサーはクルーセーダーズをやったスチュワート・レヴィン氏。
米南部のジャズとゆうたら、そうだよ、クルーセーダーズ。
しかしてかのバンドと匂いが同じかとゆうとそうでは無し。
いったい何でしょう?
何だろね?
皆様、どなたかご存知ですか?
そもそもそれがオールマンズぽいかってとこも揉めてる様子です。
あのウィッキペでは、資料は日本版は無く、英語版に。
そしてこのアルバムの項目は削除されてます。
揉めたんだな、多分。
いいのはわかってんだけど、書いたらすべて違うものになってしまうような気がする。
そしてよりによって、
サイモン&ガーファンクルの”スカボロー・フェア”をスーパー(マーケット)ロックでやってる。
ズタボローフェアになりそうなのがわかっていそうなものなのに。
果敢な挑戦です。後半、ガブリ返して、その謎ジャズ味でうっちゃる。
しかも
不思議なことに、日本の井上堯之バンドに似てます。有り様が。
このズタボローは特に。オサムがアキラをリアカーに乗せて夢の島をひきづる光景が目に浮かびます。
アメリカで”太陽にほえろ〜ハウリン・フォー・ザ・サン”作ることがあらば是非音楽を担当して欲しいくらい。
な、
ややこしい状況の中、日本盤CDはありません。外盤は廃盤で、値段見たらぶっ飛んだよ。
この盤からも収録されてますベストは有った。
げに、
70’sはこのような名状し難き魔窟バンドの存在が許されてました。
しかして
ご本人たちもこの音楽で80’sを目前にして、どう聞き手と折り合いをつけていくか、
その難儀さを自覚していたようです。
シングルヒットはもちろん出そうも無いし、スーパテクで唖然とさせるものでも無いですし。
えー、この音楽のどこが面白いかと言いますとおおお、とステージ上で言うわけにもまいらんですし。
望んでおって、どーかひとつと、
一番、簡単なのは、
清水舞台から落下して頭からずっぽりうっかりハマっちゃうことかと。
あとは、このように書いたり誰かに言うことなく、自分だけで、うひひひひって喜んでればよろしがな。
よろしですよ、ほんま。
皆さんによろしかどーかは、そりゃわからんけんど。
少なくとも裏ジャケで外人さんの足の指の形はわかるよ。
やばいです。俺と同じ、巻き爪じゃん。
似なくていいところ親に似るんだよなあ、こうゆうの。
(山)2009.7.23
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Sea Level
The Best of Sea Level
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Nothing Matters But The Fever- Sea Level
http://www.youtube.com/watch?v=YEEz5HgMIaE
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資料(英版)
↑当時ML誌レビュー
English Version
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