NPO法人ウルトラ警備団
第1回:帰ってきた男
「あんぬ、今日、むにむに処理に出動してるのはD地区の3丁目だったかな?」

「いやだ。隊長・・・じゃ無かった、団長。B地区の2丁目ですよ。
それに、むにむにじゃなくて”むにょむにょ”。ボケちゃったんじゃないですか?」

「ああ、そうだったそうだった、むにむに。もういい加減、歳だからなあ。物覚えが悪い。」

「だからむにょむみょ。あら私までおかしくなっちゃったわ。むにょむにょ。
でもこんなややこしい名前だれが付けたんでしょうね。」

「さあな。いつのまにかそうなってたんだ。仕方が無い。」
バタン

「ただいま帰りました。」

「何だ、やけに早かったじゃないか。」

「いやね、あんまり騒ぐもんだから急いで行ったはいいんですけど、それがちっちゃいのが一匹だけ。
拍子抜けしちゃいましたわ。」

「ま、そうゆうな。やつらがいるから俺たちもこうして仕事があるんだし。」

「わかってますって。ちゃんと処置はして来ました。それにしてもどうしてアイツ、あんなに臭いんでしょう。
シャワー浴びても臭いが取れなくて・・・」

「くさるなくさるな。それこそ、それだから俺たち専門の仕事になってるんじゃないか。」

「何ー。お前はいいよな。俺に処置任したから。」

「あはは。揉めるな揉めるな。じゃあアマギはもう一回消臭ブースに行って臭い消して来い。」

「え、消臭ブース、出来たんですか?」

「ああ、ビショップが発注してたのがさっき届いた。」

「そりゃ最高だ。」

「フルハシは、罰として畑の草取り。キチンと抜いて来るんだぞ。」

「えー、そりゃ無いですよ。」

「文句言うな。あれだって大事な仕事だ。それはわかってるだろ。」

「はいはい。わかってますって。そんじゃ行ってきます。あんぬ、おやつの時間になったら呼び出してくれよな。」

「はいはい。」
・・・・・・・・・

「ほーれ、ワイルドストロベリーちゃーん。ちゃんと雑草抜いてあげるから、たーんと増えろよー。
お前さんのおかげで本部が、むにょむにょに襲われないんだから。ほんと。
それにしても除草剤使えないっていったい。それこそむにょむにょ雑草生えるわ。」
とんとん

「何だよ。」
とんとん

「誰だってーの。気安く肩叩くんじゃ・・・・
あ、お前!」

「久しぶりです。フルハシ隊員。」

「お、お前はダン。いつ、戻ったんだ!つか、生きていたのか!」

「何とかね。」

「元気そうじゃないか・・でもそれなりに老けたなあ。宇宙人でも老けるのか?」

「ま、それには色々と事情が・・・・。
それにしても富士山麓よしたか山の基地はどうしちゃったんですか?
行ったら閉鎖されてて・・・びっくりしちゃいましたよ。」

「あはは。それにも色々な事情が・・・。
それにしてもよくここがわかったな。」

「いやー、あちこち聞きまくってやっと。見つかって良かったです。
みんなは元気ですか?ま、まさか、そのまま全員ウルトラ警備隊って訳にはいかないでしょうけど。」

「わはは。そのまさかだ。ちょっと欠けちゃったけど・・。
なんて話はあとあと。さあ、はやくみんなのところに行こう。
つもる話も有るし。それにしても懐かしいなあ。」
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なんて話を思い付いてしまいました。
この続きを書いて果たしていいのだろうか????
よいのなら毎週火曜日10時ごろこちらにて放送予定。
(山)
。
って言うか、我々の年代しかわからないだろうなあ...
ち、バレてたか。あはは。
8割方構想は出来てます。
が、
オチはまだでして・・・
つうか、やっぱあれかな。
ベタで書いてても面白いっす。