2009年07月29日

シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)/シカゴ 1975/3/24

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シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)
シカゴ
1975/3/24


あ、びっくりした。
昨日のベストヒットUSA。リクエストコーナーでシカゴ登場。
実は今日、感謝しようと思ってたのだ。何たる偶然。
リクエストしたのは中学生とのことであろうことかセテラ氏脱退後のシカゴが一番好きだとゆう。
克也さん、それに答えて

「そりゃシカゴが一番最低だった時です。(こんなこと言って)あとはどうなっても知りませんけど。」

だって。あはは。知らないぞー。

げにこの時代の洋楽について書くことは危険です。命がけ。
特にシカゴはピンク・フロイド、ビーチ・ボーイズなどなどに匹敵する揉め事のもとや。
何しろ4つの時代でそれぞれ全然違いますから。
いかんここで既に危険。
5つの時代か。
一番猛烈に攻撃されると思われる方々は一番初期のが好きな年代の人たち。
ある時点を境にその後のシカゴは全部許さんとなる模様。
私はそのある時点の直後のシカゴから入りましたから、そのシカゴが一番好きです。
で、
その後のシカゴは全部許さん。
同じセテラはんが歌ってても180度違うように聴こえるだに。
そのある時点直後のアルバムがこの

シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)
1975年3月24日発売。

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恒例のロゴアルバムジャケです。一見表裏、そして中袋全部同じ。
さてどこが違うでしょう?
豪華バカデカポスター付。全部開かなきゃオチはわからず。

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一部しかスキャン出来ません。その答えは未だ見ぬ方はモノホンを閲覧してね。
豪華紙質日本盤ライナーです。

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いかに人気があったかわかろうかとゆうもの。

シカゴは
これぞアメリカン・バンドだと思います。
聴いてると警部マクロードを思い出す。
正確に書けば、警部マクロードをTVで見ている家族の絵が目に浮かぶ。
極めて平凡な米国の家庭。
極めて普通な音楽好きな青年たちが作ったバンド。
初期の怒りは、その普通な青少年たちをも怒らせるにたる時代だったからと思う次第。
普通は普通だった、ずーっと。
だから後に、ぐにょーっと同じ人たちかいなって軟弱になってもおかしくは無いんだよな。
元々、ある意味呑気なバンドでしたから。
よく言えばノープラン、悪く言えば自由闊達。

メリケンバンドはおおよそすべてそうです。
だいたい全部いい曲でアルバムを作ろうなんてハナっから思って無し。
2曲ぐらいはシングルになるPOPなヤツを気合入れて作るも、それが出来たならあとはもうやりたい放題。
その法則があります。
ありました。
ある時点からこれも許されなくなるけど。

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そして
テリー・カス氏。
すげー好き。一家の中でテリー・ファンクの如くやんちゃなおじさん。
ゆるゆるーになりそうな瞬間で、バンドのケツに蹴り入れる。
それが大きな違いだ。いなくなって取り返しの無いことになってしまった。

それを予言しているラスト曲、

オールド・デイズ(追憶の日々)

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これこそがシカゴだ。
ジェイムス・パンコウ氏作。セテラ氏歌唱。
シングルヒット!
75年5月10日にTOP40に17位で初登場、以後14-10-7-5-5-17位。最高位5位。
日本では、あーだこーだ言われたって6月15日に38位で初登場、
以後28-22-19-14-11-9-7-6-8-8-10-15-22-40位。最高位6位。

いかに人気があったかわかろうかとゆうもの。

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たこんたこん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん

昔日の日々
良き時代、僕は覚えている

楽しき日々
ただただ面白かった

ドライブインの映画
漫画雑誌とブルー・ジーンズ
ハウディ・ドゥーディ
野球カードと誕生日

僕を連れ戻して
過ぎ去った世界に
思い出
まるで昨日のことのよう

ぱあぱ

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じゃーぞーじゃあぞーぞーーん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん

あー
昔日の日々
良き時代、僕は覚えている

黄金の日々
僕がいつでも大切にするであろう日々

おもろい顔と顔
愛と笑いに満ち溢れた
おもろい場所
夏の夜とチンチン電車

僕を連れ戻して
過ぎ去った世界に
記憶の彼方
まるで昨日のことのよう

昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−魔法日々はいまだ僕のすぐそばにある
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける



てめえら過去なんか振り返ってるんじゃねえ、と叱責多数だったらしい。

だが、
これがシカゴだ。
1975年のアメリカの写し鏡。

あとはどうなっても知りません。

(山)2009.7.29

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↑当時ML誌レビュー

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シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)-(紙ジャケSHM-CD)

Chicago VIII

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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CHICAGO- Old Days LIVE (1974)
http://www.youtube.com/watch?v=Knvn4-CSji0


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ろっくすシカゴのページ

資料

英語資料


English Here


posted by 山 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒット職人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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