2009年08月11日
The RAK Pack/V.A 1988
The RAK Pack
V.A
1988
パソコンぶっ壊れて、心は水色、新PCへの引越し作業で更新を休んでる間にとんでもない中古レコを見つけてしまいました。
RAKレーベルの歴史コンピ盤!
ローリーさん、これお持ちですかーーっ?!
70’sグラムPOP世界を絢爛豪華に闊歩したレコード会社です。
社長は、ミッキー・モスト氏。
メイン・ライターは、ニッキー・チン=マイク・チャップマン両氏。通称チニチャプ。
ハウス・バンドはC.C.S。
1988年に発売されていた。CD化はなされておらず。
不思議だ。何故、こんなスーパーなレコが後世に引き継がれないのか。
もともと絶対あるはず・・と思っていたんすが。
これが無かった。
英雄チニチャプのコンピも、ぜったい無きゃおかしいと思っていたんすが、
これが無かった。
念願が一つ成就しました。悪いことの反対側にはそれだけのいい事が潜んでいるものだなあ。
収録曲の全部は英国チャートにてランクインしたものばかりです。
ですから、そう簡単とは言えないまでもバラで集めることは出来る。オイラも持ってる。
ユー・チューブで発見も出来ると。
その意味、珍しいとは言えんが・・・。
言葉にもならんくらい嬉しいぞおおお!!
ジャケ中央に、ゴールド・ディスクをバックに鎮座ましましてる方が
ミッキー・モスト氏です。
皆さんはこの方にどんな印象をお持ちですか?
ロック・ファンの間では第一期ジェフ・ベック・グループをプロデュースしたとゆうことで有名か。
ニュー・ロックを切り開いた張本人。
が、
かの”トゥルース””ベック・オラ”アルバムって、すんごい演奏入ってるけど、なんつうか・・
イナたいつうか良く言えばダサい、悪く言えば朴訥、もうちょっとやりようが有ったらもっとウルトラスーパーになったんでは?
とかずっと思ってます。
それに加え、その前にはあのベックさんの悪評高い”恋は水色””ハイ・ホー・シルバー・ランニング”のソロ・シングルを作った人じゃき。
売るためには何でもやる評判悪い銭ゲバ社長のイメージ強いかも。
そうなんです、この人、現役中あんまりパッとしなかった野球選手が監督になったら大成功した!てなパターンの方。
幸いにもウィッキッペに日本版資料が有るんで詳しくはそちらを見ていただくとして、
野球のコーチつよりやっぱ監督なんだよな。
大勢を勝利に導く嗅覚を持って成功した人。
RAKレーベルの、RAKの意味は、レコード・ラックのラックから来てると。
最初はミュージシャンを志し、南アフリカで大成功し、が、帰国してはどーもパッとせず、ならばとサッサと見切りを付けてレコード屋さん開業。
一方でアニマルズ発見して、自分のチームの4番打者にして、あの”朝日のあたる家”を筆頭に大スラッガーにさせ、
人脈を見る間に広げて他の数々のレコで大成功、
が、
60’s後半のロックの空気にどーも馴染めず、馴染めないくせに縁からJBGやったからどうも居心地悪いと思ってるんすが、
そこでもスパっと見切りをつけて、
70’sPOPの総本山とするべくこのRAKを立ち上げた。
それに際して発見したコーチが・・・
ニッキー・チン=マイク・チャップマンの両作家です。何がイケるか、誰に才があるか見抜けるから大成功したのだ。
2005年に天界へ召されてます。最終的には英国富豪トップ500に入るくらいのお金持ちになったとな。
しかし
俺は、この方、銭ゲバだとは思わん。
売るためだけにレコードを作り続けた人だとは思いませぬ。
それなら、
この中に入ってる曲群とは違う作り方をしてたはずだと。
その違い、まことに微妙な感覚すけど、
実際、イギリスって国の音楽界は、昔も今もただその場で売れればいいやってな曲がかなり跋扈してるとこでして、
RAKのヒットソングは明らかにそれとは違います。
チープで安っぽいと言えるかもしれんが、その安っぽさに誇りを持ってる。確信を持ってる。
この世に必要なものだという。
だからこそ今でも光失せる事無い息吹がばんばん有ります。
その気概は類は友を呼ぶチニチャプにも通じ。
あのお二人、何よりも考えていたのは、レコードが売れることでは無く、みんなにウける歌を作ることだったのだ。
この違いってば、でっかいよ。
思うに
現在21世紀、どの世界ででもその逆、ウけようがウけまいが、売れればいいってなものばっかしに思えてならぬ。
志しセこしの。
収録各曲に関しては、
とてもとてーも一言で書けるものではございませぬ。二言ぐらいでは書けるものあるけど。あはは。
続けて折を見てシリーズで、
やらかしていただければこれ幸い。
とにかく夢のようなレコなのよ、俺にとって。
CD−ROMに落として海賊販売しちゃお世に広めねば罪だ悪だ犯罪だてな思うくらいです。
それで
パクられる根性は無いけどさー。
(山)2009.8.11
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Into Something Good: The Mickie Most Years 1964-72
Best of Mickie Most & His Play
To Sir with Love! The Complete Mickie Most Recordings
A Music Lover's Guide to Record Collecting
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Jeff Beck - Love Is Blue
http://www.youtube.com/watch?v=zGiqami4omY
The Animals-House Of The Rising Sun
http://www.youtube.com/watch?v=MzcfTDD-tOo
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ろっくすチニチャプのページ
ミッキー・モスト氏資料
ミッキー・モスト氏英語資料
ニッキー・チン氏英語資料
マイク・チャップマン氏英語資料
English Version
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