第8回:怪獣出現(3)
「残り時間あと15秒。万事休す。」
「私が行きます。」
「わ、ビショップ!ちょっと待て・・・行っちゃったよ。アイツにいったい何が出来るんだよ。」
だだだだだだだだ
「うおーーーーー」
「おいおい、アイツ、むにゅむにゅを持ち上げようとしてるぞ。そんな能力、有ったっけ?」
「さあ。」
「さあ、って。お前が作ったんだろ。」
「いやー、作ったのは外見だけ。基本は宇宙人のモノですから。私にはわかりません。」
「そんな無責任な。」
「ねえ、見てよ。持ち上がりそうよ。」
「うそ。わ、ほんとだ。」
「うがああああああ。」
「持ち上がった。あ、カプセル怪獣たちがその隙間に手を入れてる。そうか!手が入らなかったんで持ち上げられなかったんだ。」
「あと5秒ですよー。」
「おお、胸まで上がったぞ。」
「セブンがその下に入ったわ。」ぐわっ!
だっ!!!
「頭の上に乗っけて飛んで行っちゃった。」ぴゅーーー
「どこへ持ってくんだろ。」
「あ、そうか!宇宙ですよ。宇宙ならゴミを捨てるのにもってこい。」
「ってことは・・・一件落着か?」
「はい。一件落着です。」
「そうね。一件落着。」
「そうです、一件落着です。」
「って、ダン!!お前、いつの間に戻って来たんだ。」
「一つ質問、いいですか?いつも思うんですけど・・・
戦いが終わって飛んで行っちゃうのにあまりに戻って来るのが速いんじゃないかと。」
「その辺は・・さあ、僕にもわかりません。何か戻って来ちゃうんで。」
「みんな、ええかげんだなあ。」
「そうね、まったく。」わはははははは(全員爆笑)
「あ、そうだ。アンヌ、カプセル怪獣たちを早く戻してやってくれ。もう限界みたいだから。」
ごえーーー
ごえーーー
ごえーーー
「あ、ほんと。倒れそう。ミクラス、ウインダム、えーと、それとなんですっけ?」
「アギラじゃなかったか。」
「あ、そう。アギラ、戻ってっしゃい。たーっ。」ぽわぽわぽわぽわわんわんわん〜
<場面変わって、某所悪い宇宙人の隠れ家>
「うっほっほ、うっほ、うほほほー。」うまくいったんだろ。今度の巨大むにゅむにゅ作戦は。」
「うほー。うほほほほ。」セブンが出て来たって?カプセル怪獣も?
くそー。アイツめ。やはり噂は本当だったか。こっちへ戻って来たんだな。
とすると・・・・
今後の作戦も・・・練り直さなきゃいかん。
ラー!
博士に至急連絡だ。今すぐ報告に行くからって。」
ばたん
「うほほっほほー。(訳:怒られる役はいつも俺かよ。もーやってられねー。)
つづく。
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