2009年09月28日
ライブ!/ソー・バッド・レビュー 1977
ライブ!
ソー・バッド・レビュー
1977
関西です。
母方の親戚がほぼ関西方面でして、
10代に何回か行ってカルチャー・ショックを受けた関西です。
その中で中田カウスさんにそっくりなおじさんがいまして、ほんとにクリソツなんすが、
もーやり手で会社を立ち上げては成功したり失敗したり、
最後は宝石商で大儲けして今は引退、豪邸で悠々自適、
そのおじさんのとこへ高校生の頃アルバイト行った時が一番印象に残ってます。
喫茶店で喰った素麺がやたらに美味かったとか実に行動的じゃ無かったもんでつまらん思い出しか無かったんすが、
正直外出するのが怖かった。何かやたらエネルギッシュで。会話が全部ケンカしてるように見えて。
そのおじさんに「お前、少し大人し過ぎるで。元気ださにゃあかん。」。
その通りです。しっかり自覚して今に至る。でも、さすがにあれほど元気にはなれまへん。
今、思えば、もっと色々見てくれば良かったなあ。もう一度是非、やたら大好きな阪神競馬場探訪を兼ねて行きたいもんです。
喰い倒れしたい。
そんな関西のコッテコテのバンドの中古レコに出会いました。
参加ミュージシャンの方々は、20世紀にとんと日本のロックに疎かったワシでも知ってる方々ばっかり。
確実に関西横綱のバンドだったと想像できます、
ソー・バッド・レビュー
ライブ!
1977年発売。どうゆう訳か東京吉祥寺武蔵野映画館76年9月30日と名古屋東別院同年10月22日の公演の模様から収録。
何で地元でやったのを入れなかったんだろう?はて。
関西のロックと言えば、ブルースにソウル。
冒頭から期待通りどかーんと炸裂。
ファンクが。
”ソウル地下鉄”
おお、これはっ!日本のココモかアベレージ・ホワイト・バンド。てことはパブ・ファンクではありませんか。
当たりだ。嬉しいわー。
そして続くは
”WHAT’S GOING ON”
ギターの石田さんがヴォーカルとってるとゆう。
はっきり申して上手いとは言えまへんけど、こりゃ好き愛してるの塊です。
好きこそものの上手なれ。すげー演奏上手い。そして嬉しそう。幸せぷりぷり。
どブルースの”カタツムリ”。
ゼンジー北京さんの弟子だったとゆう北 京一さんの歌。
これまたすまんです、演奏と比べてそんな上手いとは思えんすけど、おもろー。
気合入りまくりの山岸さんのギタア。
A面終了。
B面は、ファーンクな”最後の本音”で開幕。
砂川正さんの歌。この方、う、うまい。ルパン三世チャーリー・コーセイ氏の歌唱大好きならたまらん味っす。
この日本式ソウル歌唱70’s版ってそりゃ確実に本家とは違うけど、イエローソウルたる仁王立ち出来るモノホンだと思う。
これぞ関西の”しょぼくれあかんたれ”、
サザン・ソウルな” 青洟小僧”、
これって加川良さんの作詞なのかーの”おおきにブルース”で世界あまねく感謝して、
アンコールの拍手でFO、実に名残惜しく終了。この後が聴きたい。
むっちゃ楽しいです。いいなあ、好きなことを思い切り出来るって。
羨ましい。もー羨ましい。
関東では・・・このジャンルの好きな人にとんと出会わなかったもんで、バンドやってた時、コピーですらやれなかったから。
なおさらです。
で、
何故か思うは、アマチュアとプロの境目って何だろう?ってこと。
どこが境目だと思いますか?
滅茶苦茶上手いアマチュアもいるでー。
無茶下手糞なプロもおるでー。
どこが違うんだろう?
バンドやってた時、俺はどのへんだったのかいな。ギャラを貰えばプロだってことなら。貰ったこともあるからプロだな。
レコード出せばプロってことなら、一応出したからプロだったんだな。CDミニアルバムだったけど。自主制作だったけど。
自主制作じゃ駄目か。でもジャケ写真はバリバリのプロに撮って貰った、録音もマジスタジオだった。
しかし一晩で全部録ったから。
売れなかったし。
はっきりしてないだけに、たまに出会ったメジャーレコードデビューしてた、まー例えば大学の音楽部の先輩とか、
えばってました。ロックでえばっちゃお仕舞いじゃんとか思ったものです。
出会った方々は、全部こう申しては何だけど、ご自身でエバって主張しなきゃならないような、
”田舎で泊まろう”に出たら誰も知らなくて1年は放浪しなきゃいかん人ばっかだったもんで、よけいそうだったのかも。
ほんまにプロの方は優しい大人物だらけなんだろうなあと思ったが、
そんな方々でも売れなくなって落ちぶれるとまたエバリ出すと聞きました。
それだけロックなどとゆうもんで飯を喰うのが難しいのだ。
とにかく一発でもチャートに乗るヒットを出して、たとえ飽きちゃっても繰り返し歌うのがプロか。
アントニオ猪木さんが言ってました。
「俺はいつも闘いながら、会場の一番後ろにいて見つめてるもう一人の自分の目を感じてる。」
それがプロか。
幸運にもファンがついてくれて、それは熱狂的に応援してくれる人ばっかで、その中だけで求められる範囲だけで演る。
危険なプロです。
傍から見ると気持ち悪い。入って行けない。
安易了解の上で甘えあってそこだけで成立する世界。
そのギリギリをこの盤で感じてしまいました。これより先は骨ツボ〜。
演者も聴衆もこのジャンルをもうえらく好きなだけに。
この感想・・・・、的外れかどうか。
それはおそらくこの盤に参加してるミュージシャンの方々に出会ってお話が出来たらわかるだろうな。
もしエバってたら骨ツボ〜。
実に素敵な方々だったら、本物のプロとかアマチュアとか関係無いリアル・ミュージシャンだと思います。
後者であることを切に願う。
こんなに好きで燃え上がってるレコを前にして。
(山)2009.9.28
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ライブ!ソー・バッド・レビュー
ろっくす特製でかい画像ページ也。
ソー・バッド・レビュー 「最後の本音」 (1976)
http://www.youtube.com/watch?v=kaJjSv2J5vw
青洟小僧 - Sooo Baad Revue
http://www.youtube.com/watch?v=XULdO2i1K2E
【ソー・バッド・レヴュー】について、バンディ石田のコメント
http://www.youtube.com/watch?v=exUrhQPwOFI
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資料
English Version
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