NPO法人ウルトラ警備団
第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(1)
「ただいまー。」

「おう、ごくろう。」

「いいえいいえ。えー報告します。只今、死ね死ね荘探索から帰還しました。」

「おう、ごくろう。」

「いいえ、いいえ。えー報告・・・団長、ドリフになっちゃうから同じ返しするののやめてくださいません?」

「おう、わかった。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」

「いやです。」

「あんだって?」

「いやです。」

「どーして?」

「この歳になって、まだお茶くみなんて嫌ですって言ってんの。飲みたきゃ勝手に飲みなさい。」

「何かこー、意味不明に機嫌が悪いようだな。では、誰か・・・」

「私がいれます。」

「おう、ビショップ。さすがはロボット。いい子ちゃんだねえ。」

「何よ、それ。私が悪い子みたいじゃない。」

「いや、そーゆーわけではなくて・・・。ごっほん。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」

「いやです。」

「団長。だから同じ返しはドリフになっちゃってば・・・」

「わはは、すまん。では始める。
イデ君、死ね死ね荘での調査の結果を報告したまえ。」

「あのーー・・その前にちょっといいですか?」

「何だ。」

「”目前脅威A”の”A”って何なんでしょうか?」

「ああ、それか。知らん。何となく威厳がありそうだから付けた。」

「はあ。そうですか。まいっか。
えー、わたくしの開発した超周囲探査機Aによりますと、死ね死ね荘建物本体、及び地下、及び周辺には、
何も怪しいところはございません。普通のボロアパートと住宅街です。」

「そうか。ではハヤタが悪の張本人で、例のむにゅむにゅを作り出したとゆう証拠は無いんだな。」

「はい。そうゆうことになります。」

「本人は何て言っていたんだ?」

「あ、いけね。その話、訊いてくるの忘れた。」

「まったくもう、アンタたち何しに言って来たのよ。この能無し。」

「すまんすまん。つい昔話に花が咲いて・・・ってアンヌ、何か意味も無く機嫌が悪いな。」

「アンタがクソ野郎だからよ。xxxx。」

「まあまあ。やめなさい。」

「しかしですね。私がM78星雲で聞いてきた噂と合致いたしますし、現実にバルタン星人も現れた・・」

「あ、いけね。瀕死のバルタン、道端に放置してきちゃった。だいじょぶかな、アイツ。」

「あの能無しは助けられたわよ。バカ。」

「何でアンヌがそんなこと知ってるんだ?」

「えー、ともかくですね、
かつてウルトラセブンの着ぐるみに入ってた上西さんが同時に演じていたとゆうラーもいたことですし、これはただ事では無いことは確かです。」

「そうだな。」

「どうします?警察にも協力を求めて徹底的にガサ入れしますか?」

「いや、それはまだじきしょうしょう・・じきそうそう・・・時期そうしょう、何だっけ、
早過ぎる。もう少し様子を見て、こちらは密かに調査するのが最善の作だ。
引き続き、毎日、三名は朝から晩まで菓子パンとコーヒー牛乳飲みながら張り込みするように。」



「はい。」

「あのー、も一ついいですか?」

「何だ?」

「ハヤタさんが言ってたんですが、団長も東映太秦時代に見かけたって。
気弱で卑怯な悪代官とかで。」

「うっ。それは・・・別人だ。ワシは日光江戸村で大岡越前などやってない。」

「あ、そうですか。それならいいんですけど。」

「ほんとにアンタたちは間抜け野郎ばっかね。まあその方がこっちには都合がいいけど。」

「何、言ってるんだ、アンヌ。それはちょっと言い過ぎ・・・
わ、アンヌ!お前はいったい?」
つづく。
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