2009年11月17日

NPO法人ウルトラ警備団 第16回:そこにいたのか宇宙人(3)

NPO法人ウルトラ警備団
第16回:そこにいたのか宇宙人(3


一週空いたのであらすじ

地球に帰って来たウルトラセブンはウルトラ警備団に戻って、怪獣はむにょむにょってxんこみたい
なやつで、一方ウルトラマンも地球に帰って来ていて、でも帰ってきたウルトラマンとは違っていて、
そしてニュー死ね死ね団の副支部長代理で悪役で、宇宙人が下水道でこき使われていたんで助けて、
警備団本部に連れて帰って来たところだよ。>>>

「さーみんな、お待たせ〜。何か二週間くらいかかったみたいな気がするけど、とにかく着いたよー。」

「ぶえぶえぶえぶえ。」

「ちょっと狭いけどな。詰めて入ってくれよな。」

「あ、団長。拉致されていた宇宙人を救助して連れてきました。」

「お、ご苦労。」

「アンヌ、悪いけどみんなにお茶出してやってくれ。」

「ふん。嫌よ。何で私が宇宙人なんかにお茶出さなきゃいけないの。」

「何だよ。んーーー何か。どっかで有った光景だな。
しかたがない。イデ、頼む。」

「うへー、疲れてるのにー。はいはい、わかりましたよ。」

「おい、茶は俺が入れるから、お前は宇宙語翻訳機の準備をしろ。
いちいちお前が通訳してたんじゃまだるっこしくてしょうがない。」

「そりゃそうですよね。はい。ではお茶はお願いします。よっこいしょっと。
はい、準備OKです。」

「速いじゃん。じゃお前やっぱりお茶入れろ。」

「ぐえ。」

「それでは皆さん。たいへんご苦労なさったそうで、お話は聞いてます。
そうなった事情をどなたかお話下さいませんでしょうか。
我々が力を貸せると思いますので。」

「そんじゃまー、わいから。ほんま皆さん、おおきに。死ぬかと思いましたわ。」

「おい、イデ。何で関西弁なんだ?この翻訳機おかしいんじゃないのか?」

「あ、すいんません。各宇宙人の言葉を区別する為にそうしたんですけど。
ま、少なくともヤホーの自動翻訳よりは正確ですから。堪忍してね。」

「ええでっか?話しても。えー、わいら地球に置いてかれた宇宙人はみんなで集まって、
京都の山奥のとこに隠れ里作って、ひっそり自給自足で生活してましたんや。
そりゃもう生活は苦しいものの平和でなあ、それなりに満足してまったんやけど、
ある日なあ、時代劇のロケ隊が水戸黄門のお止め山のロケで来はってなあ。
里が見つかってしもうたんです。そん中に、ほれ、ハヤタはんがおりまって。
そん時は、懐かしなあ。お互い元気で何より。君たちの居場所は黙っててやるからって、
帰られたんで安心しておったんですけど。」

「そうなのか。そんな苦労を。大変でおましたなあ。って移っちゃったよ妙関西弁。」

「お気遣いおおきに。で、まあ、安心してたのも束の間、そうでんなあ、2週間ぐらいあとでっしゃろか。
また、ハヤタはんが来られまして。今度はえらい態度が違いまして、あのゴリラと一緒に来ましてなあ。
言うんですわ。
”お前ら、ここの場所を人間たちに知られたくなかったら俺たちの言うことを聞け。
聞かなきゃバラしてやる。そうなったらお前らただですむと思うなよ。全員皆殺しにされるぞ。”
って。」

「ひでーこと言いやがんな。アイツ、人が変わったからなあ。」

「当たり前よ。宇宙人なんだから。皆殺しにしてやればいいのよ。」

「アンヌ、何てことを。って、また機嫌が悪いな。どっかで見た光景。」

「ふんっ。」

「で、仕方が無いから付いて行きましてな。
そしたらあそこの下水道に押し込まれて毎日毎日汚水を汲み取る仕事をさせられまして。
そりゃもう地獄。もうみんなで死んでしまおうって話していた時に、おたくはんらに助けていただいた訳で。」

「間一髪だったよな。助けなきゃあのあと爆破されて、どっちみち死んでたから。」

「ほんまです。感謝しております。」

「では、むにょむにょを直接作っていたわけではないんだね。」

「はいー。わてら知りませんおました。あの仕事で怪獣が作られてたなんて。」

「ふん。そんなことわかるもんですか。だいたい汚水で怪獣が出来てたって証拠でもあるのっ。」

「何か、また変だな、アンヌ。お前、もしかして?」

「ただいまー。サイン会から帰って来ました。あら沢山の宇宙人さんたち。
あれ?何でアタシがいるの。誰、この人。」

「わ、アンヌが二人・・・とすると、また・・・」

「わっはっは。バレてしまってはしようがない。どどーん。」

「またかよ、ハヤタさん。よく来るねえ。」

「悪かったな。このクソ宇宙人殺してやる。」

バーン

「あ、撃ちやがった。何てことを。」

「何てことをって、お前らだって昔は平気で撃ち殺してたじゃんか。
宇宙人を殺して罪になる法律でもあるのか?
では、さらばー。」

たったったったった

逃げたよ。おい、バルタン。大丈夫か?」

「ふおふおふおふお」

「大丈夫、かすり傷です。命には別状ありません。アンヌ、早くサラシに焼酎。」

「はいっ。」

ぶっ!

「これでとりあえず大丈夫だ。しっかりしろバルタン。」

「ふおふお。わ、わて。撃たれたんでおますか?」

「大丈夫、手当てはしたから。」

「おおきに。恐ろしい人でおますなあ。ハヤタはんて人は。」

「うーん、それにしても。」

「何ですか団長。」

「敵は口封じに来たり、怪獣の製造元を爆破したり、このあとどうするつもりなのか・・」

「たしかに。あそこを壊してしまったらもうむにゅむにゅは製造出来ません。」

「あ、そのことですけど・・・」

「あ、無理して話さなくていいぞ。傷にさわる。」

「じゃおいどんがはなすでごわす。」

「わ、今度は相撲取り語かよ。」


つづく。

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posted by 山 at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラ警備団 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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