NPO法人ウルトラ警備団
第19回:海底の戦慄(2)
「博士、見てくださいよ。やつらやっぱりついて来ましたよ。」
「やっぱりか。ほれ、ワシが言ったとうりじゃろて。」
「入って来ますかね。」
「入って来るじゃろ。」
「そしたら入り口階段のところのレーザー光線で、どかああん。」
「どかああん。」
「ですね。」
「じゃろわい。」
「って、あれ?変だな。アイツら、入って来ないで前の原っぱで何かメシ喰ってます。」
「何だとおっ。もしやキリヤマのヤツ。ワシが思っている以上に・・・」
「侮れないヤツですか?」
「いや、ただのバカかもしれん。恐ろしい。」
「何でだよ?」
「バカとハサミほど恐ろしいものはないと言うじゃろ。こわ。」
「うほっほーい(コイツらの会話の方がよっぽどアホだわ)。」
「ラーよ、何か言ったか?」
「うっほほほほ(いんや、別に。)」
「そうかそれならよろしい。ウルトラマソ、作戦変更だ。このままアイツらが入って来るのを待つ。
そしたら入り口階段のところのレーザー光線で、どかああん。」
「どかああん。
って、どこが作戦変更なんだ?」
と、灯台の中でアホな会話が繰り広げられてるのも知らないお弁当中のウルトラ警備団員たち・・・
「いやあ、やっぱこのコメは美味いな。コシヒカリだろ?」
「違うわよ。ヒトメボレ。誰でもわたしの美貌にヒトメボレ・・・」
「しょってるなあ、アンヌ団員は。」
「え?わたし、何かしょってる。悪霊かしら。くわばらくわばら。」
「おい、君たち。そんな死語だらけの会話してないで、あそこを見てご覧。」
しゅわーーー
「何よ。あれ・・・何かしら?」
「クジラだよ。珍しいな、こんな近海で。潮を吹いてる。」
「イエスの”クジラを殺すんじゃねえ”、みんなで歌いますか?」
「難しいよ。唄えるかそんなもん。」
しゅわーーーーぶっ
「あれ?止まった。あ・・・何か変じゃないですか?急に海の中に引きずり込まれたような。」
「確かに妙だな。気になる。」
「諸君、気になることは放置してはいけない。ウルトラ警備団誓い第4条。」
「そんなもんあったですか?」
「ごほん。有る。今、作った。すぐに探査だ。ハイドランジャー出撃!」
「ええっ。今ですか?」
「今だ。」
「はいはい。団長の気まぐれにも困ったもんだ、まったく。」
「フルハシ、今、何か言ったか?」
「いいえいいえ。おい、みんな出動だ。はやく握り飯食えっ。」
つづく。
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2009年12月08日
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