NPO法人ウルトラ警備団
第22回:海底の戦慄(5)
バキューーン
「わ、びっくりしたあ。」
「バキューーン・・・なんてね。
いやー、毎度毎度こうゆう場面になると撃たれて死ぬってのが俺の定番で。
毎度毎度最後まで出っぱなしてのないのよ。だから今回も来るんじゃないかと・・
先に自分で言っておきました。
が、
あはは、来ないね。良かった良かった。」
「まー、気の毒。そうゆうことー。
では良かったついでに全部白状お願いします。」
「よっしゃよっしゃ。
実はな。こうしてクジラとかホンマグロとか捕獲反対してんのにも大切な意味があるの。
こうしておきゃ漁師たちが猟が出きなくなるでしょ。
そしたら当然値が上がるわな。つか市場取引出来無いし。とんでもない貴重品になります。
海のダイヤってなもんで。
そこを・・・ここがミソね、
まさか俺たちが反対してるクジラやマグロを運んで商うなんて誰も思わないじゃん。
わはは。大儲け大儲け。」
「なるほど。汚いことを。
で、黒幕はいったい誰なんだ?」
「黒幕?そんなのしらねえなあ。」
「いまさらとぼけてどーする。こっちがアンタの頭にバキューンしたっていっこうにかまわないんだぜ。」
「おー怖。話すよ。話すから最後まで出演させてね。
えーと黒幕は・・・・一人じゃなくてーー・・・ヒントその一、
捕獲反対会議のメンバー・・・」
バキューン
「わ、びっくりした。」
「またでかい声出して俺たちを騙そうたって・・・
あ、ほんとに撃たれてる!」
「ぐ・・・やっぱし撃たれた・・・
頼む。この金で闇の仕事人にこの恨みを・・」
「誰が犯人なんだ?」
「おめーんとこの政府のマンジョー・・・・
ぐ・・・・もうダメ。」
「おい、おいっ。」
「あ、も一つ・・・。またお仕事よろしくお願いします・・・
ぐ。」
「うーむ。今回もくたばったのか。
ダン、今、こいつ気になること言ったな。」
「”また仕事よろしく”ですか?また仕事あるかなあ。」
「そーじゃなくて。”マンジョー・・”なんとかって言っただろ。
まさか・・・」
「まさかねえ・・・」
どしゃああああん
わーーーーーー
「わ、何か外がやかましいぞ。」
「ダン、ダン、大変よ。」
「何だ、アンヌ。」
「ウルトラマンが!ウルトラマンが出たの。」
「え、怪獣でも出現したのか?」
「んんん、違うわよ。マンがこの船を沈めにやって来るみたいなの。」
「あ、そうかヤツは今回は悪役・・・・
ダン、どーする?」
「わかりました。僕が変身して闘います。
じゅ・・
わ、船室で変身すると頭ぶつける・・・
外に出てーーの
じょわ!!」
だーーん
ガシっ
「おおお、セブンとマンの夢の対決!!」
「手四つになってるぞ・・・・・
はいいけど、
全然動かないな。」
「まったく動きませんね。」
「もしかしたらお互い、歳で体力無いとか。
ほらもうカラータイマーと額タイマーが点滅してます。」
ほわん
「わ、いきなし消えた!」
「あ、ダン!」
「ぜいぜいぜいぜい・・・・
もーダメ。あー手がシビれた。腰痛。肩こり。めまい。のぼせ。血圧上昇。息切れ。動悸。」
「はい、ダン。救心。」
「アンヌ、ありがとう。
ごくん。
わ、心が救われた。どうです。見事にやっつけたでしょう。」
「見事とゆうか・・・はいはいお見事です。」
「えー、一応、ダンのおかげでここは乗り切った。
とゆうことにして
しかるに次は例の死ね死ね団本部の探索だ。
奴らを取り調べれば黒幕の正体がはっきりとわかるに違いない。
出撃!」
はいっ!!
つづく。
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2010年01月12日
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