2010年01月28日

カイツ/サイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンド 1982



カイツ
サイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンド
1982


つい先立ってスパイダーズの映画がCSで一挙に放送されました。
うおおおGSがCS。
21世紀ゴーズ・トゥ・60's。
四三年前?
いやー30年前くらいでしたら、何かまだ言い訳が立つような気もしますが、
60’sてば40年以上前になっちゃった。既に死語の世界だらけ。
こうなるともう未来化しちゃってるような。
わたくしの10歳までの年代で意識化に刻み込まれてる映像と音像の数々。
おそらくそれが根っこなんだろうが、それでも不思議世界です。

ましてや今の若い子にはどう見えるのかな?犬

みんながみんな汲み取り便所だったんだよ。
何それ?って言われそう。いい気分(温泉)

そんなみんながみんな、お互いを汲み取ってる時、
英国でもグループ・サウンズは有りました。
英語で歌ってやんの。
そんなバンドのうちの一つが

サイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンド



いえい、イカした名前だぜ。マネージャーが勝手につけたらしいけど。
何あろう、あの八面六臂の超こんがらがりっこプログレの王者、
ジェントル・ジャイアントの前身バンドです。
そしてこのアルバムは

カイツ





1982年にシー・フォー・マイルズから出たコンピ。それの86年再発盤が我が家に来た。
そりゃもうびっくり。まさかねえ、出会うとは。
つか
完全にカイツしか知らんかった。
それは英TOP40の一発ヒット。
1967年の11月25日に37位で初登場、以後21-17-12-15-14-9-9-12-20-24-38-49位。
最高位9位の快挙です。

1967年、それはサイケデリック・イヤーの真っ只中。
幸運にもこのバンドは、この怪しい日本と中国ごたまぜどこの国やんの曲を事務所から押し付けられ、
何だこのクソッタレ曲はとか文句言いながら、
あのアビーロード・スタジオで録音し、
到着したばっかのメロトロンを駆使し、
一夜にしてスターになる。

これは当人たちがどう思おうと完璧なシングルです。
あのXTCの変身後、デュークス・オブ・ストラトフィアもここからやって来た。



Simon Dupree - Kites
http://www.youtube.com/watch?v=hbS2KmEecTo




僕は君の空で黄色の紙の太陽を飛ばすんだ
風が空高いとき
風が空高いとき

僕は君の窓の近くで絹の銀色の月を浮かすんだ
もし君の夜が暗いなら
もし君の夜が暗いなら

雪の如く白い凧の金文字で
僕は書くよ
”アイ・ラブ・ユー”

そして君の頭上遥か高く飛ばすんだ
全部読めるように・・・・

ぼおおおおん

僕は君の天国でライスペーパーの星々をまき散らす
もし星々が無かったら
もし星々が無かったら

こんなことやら全部、そして七不思議やもっと
僕が見つけてあげよう
風が空高いとき
風が空高いとき

雪の如く白い凧の金文字で
僕は書くよ
”アイ・ラブ・ユー”

そして君の頭上遥か高く飛ばすんだ
全部読めるように・・・・

ぼおおおおん

(中国語らしいセリフ)
のいみ のいみ のわんせいいんぐみ・・・



雪の如く白い凧の金文字で
僕は書くよ
”アイ・ラブ・ユー”

そして君の頭上遥か高く飛ばすんだ
全部読めるように・・・・

ぼおおおおん

ぽんぽんぽんぽん



たまりません。ガレージでサイケでGSでシド・バレットちゃんのピンク・フロイドで。
日本の本家GSバンド、アウトキャストもカバーしたそうな。しかり。
未聴でして・・・聴いてみてーー。ハマってるだろな。

と感慨後、
この後、も一曲、小ヒットが有ったとこの盤をきっかけに知る。

For Whom The Bell Tolls



1968年4月6日に49位で初登場、以後47-43位。

http://www.youtube.com/watch?v=kRF6EbAWfNU

うーむつまらん(笑)。
で、すっかりアイドル・バンド扱いになり(ほんとかよ)、女子にきゃあきゃあ言われるも、
結局一発屋で、それに嫌気が差し、優しい巨人に変身するのだ。肉体も同時に巨大化。

そんでそれより前はそーだったかとゆうと、
これが・・・・・

見事なソウル・バンドだった。

Simon Dupree and The Big Sound - Amen
http://www.youtube.com/watch?v=0iJ7uqChDOM


ウィルソン・ピケット、オーティス・レディング両巨人の憑依丸出し。

それで365日、クラブサーキットして、ド貧乏だったとのこと、それはアルバム裏ジャケに事情が書いてます。



それでも
不思議なもんだよな。
ジェントル・ジャイアントと言えば、あの集団でピーター・ガブリエルちゃんする大歌唱。
既に現れてるものも有り。



Simon Dupree & The Big Sound - Broken Hearted Pirates (1969)
http://www.youtube.com/watch?v=t2khYXdD7rc


それがまた最高!!

てこたあピーガブちゃんスタイルの歌いは、オーティスさんがルーツだっちゅう意外な面もありや。

あ、話は変わるが
こないだ気が付きました。
迂闊なことに気がつかなかったこと。
ポール・ロジャース属の英ロウル・スタイルってば、ルーツはBBキング氏ですよな。
思えば当然なことで。

で、話は戻すが
サイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンド。

まだ見ぬ英国60’sの隅を垣間見たような気がするワクワク。
エイメン・コーナーなんかも同じ属で。67年、おそらく深く突入さば至福です。

メルマガでやれるのはいつになるかなあ。

(山)2010.1.28

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Part of My Past

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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BIG SOUND & SIMON DUPREE - Thinking About My Life
http://www.youtube.com/watch?v=tMYW5ULW4YM

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資料

資料(英版)

English Version

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posted by 山 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 黄金の60年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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