2010年02月02日

たそがれのロンドン・タウン/ポール・マッカートニー&ウイングス 1978/8/26



たそがれのロンドン・タウン
ポール・マッカートニー&ウイングス
1978/8/26


5年も、5年以上もドーンと堕ちてる時を過ごすと、さすがに参ります。
誰だって参る。
1970年代のイギリスは正に斜陽とゆう言葉がぴったりだった模様で。
それは既にグラムの時代から始まってました。
ただでさえあかんとゆうのに石油ショックが追い打ち。
塩ビ不足でレコードが作れない。
だもんでラジオではリクエストばんばんなのに買えない事態が、信じられませんが続発。
しかして音楽は正に春でそれで大騒ぎで祭したよ。
憂さを晴らすのに大助かり。
さらに
70’sはビートルズ以後の時代です。
各メンバーはそれでドーンと落ちるかと言えば、御存知の通り廻りの音楽が放っておかない。
ビンビン感じて、やりたいことだらけでみんなさらに活躍しました。
御存知の通り。
一番最初におン出たは、ポール・マッカートニーさん。
もちろん一番やる気あります。
子供もたくさんいるし。
リンダさんもいる。
朋友のデニー・レイン氏とも出会った。
曲もわらわら出来ますし、それがどんどん傑作ばっかに。

ただ一つだけ足りなかったのが、
バンドメンバー運です。

何でも出来ちゃいますから、つい余計な一言言っちゃうんでしょう。
みんなすぐ何だか知りませんけどやめちゃいます。
だもんでバンドがやりたくてたまらないのに・・・
結局は三人でずっとやって来たようなもんで。

それ見てビートルズの他の三人はクスっと笑ったかな?

で、70’sの最後を迎えるにやっぱり三人だけになって作ったのが

アルバム”ロンドン・タウン”。1978年3月31日発売。



さすがのタフなポールさんも疲れ果てちゃって、アメリカから故郷に帰って来た。
そしたらそこは大変なありさま。
ますます荒れ果ててます。
みんなはディスコとパンクで叫んでる。
そのさなかリリースした先のアルバムからの三枚目のシングル、

たそがれのロンドン・タウン
〜London Town




アルバムタイトル曲です。
こんな唄・・・

Paul McCartney and Wings- London Town
http://www.youtube.com/watch?v=5B5HNOI7IbE


るんるん

紫色の午後に歩道を歩いている
僕はおマヌケなメロディを吹いている客引きに声をかけられた
彼のフルートは
トゥートゥートゥートゥー

銀色の雨が落ちていた
ロンドンの街の汚れた地面に

僕の心の通りでは人々が僕のそばを素通りして行く
普通の人々 そんなのには会うことなんか不可能
いつだって半端な会話が続いていて
そう
僕にはわからない

おー
行くべき場所はどこにあるのかな

どこかの誰かが知ってなきゃいけないんだ

僕にはわからない



仕事が終わってから
また役者は彼のカミサンを楽しませる
自分のつまらない人生の相も変わらぬお話で
たぶん彼はトラブルやケンカとかのことは大げさに言うかも
そう
僕にはわからない

おー
行くべき場所はどこにあるのかな

どこかの誰かが知ってなきゃいけないんだ

〜〜をどる〜〜

日曜の午後、のんびりと舗道を歩いてる
ピンクの風船を付けた警官に僕は逮捕されちゃった
彼の足といったら
トゥートゥートゥートゥー

銀色の雨が落ちていた
ロンドンの街の汚れた地面に

うーうーうーうー
うーうーうーうー
うーー

ギタア
スライドギタア

ポールちゃんおバカ

どこかの誰かが知ってなきゃいけないんだ

銀色の雨が落ちていた
汚れた地面に

ロンドンの街の


るんるん

とてもステキ。
実にポールちゃんらしい、素直だし、力抜けてるし。
三人は・・・揺れるハートハートたち(複数ハート)
幸せそう。ぴかぴか(新しい)戸惑いの中。たらーっ(汗)



イギリスでは
9月9日に72位で初登場、以後73-60-73位。
チャート常連さんなのに何とこの名曲がこのていたらく。
前回の”アイ・ハッド・イナフ”でさえ42位だったのに。

きっと何をのんびりと達観したような感じでやってんだー!ちっ(怒った顔)

との反応だったかもしれん。
実際このころ、シャレにならないほど酷い状況だったようで。
今の日本と、ほんまにそっくりだったらしい。
(また昨日、クローズアップ現代を見てしまった。)
シェフィールド、あのヒューマン・リーグを出した街です、などは完全にシャッター商店街になっちまって、
爺さん婆さんが喰い物を買えずぶっ倒れる寸前・・・もうやだ〜(悲しい顔)
現在、水戸ではまったく同じことが起こってると。黄門様も天で怒り心頭。

このままほっておくと、やっぱ平均寿命が急激に落ちるな。確実に。がく〜(落胆した顔)

逆に、アメリカでは
10月14日に6週目に42位から39位でTOP40に初登場、
以後39位・・・ってやっぱあんまりヒットしてねえや。
他山の石だもんな。
でもジェリー・ラファティ氏の”霧のベイカー街”の大ヒットで、小さな英国ブームだったんで、
それでもかろうじてそこまでは上がった模様。

日本ではこれが不思議です。
12月3日に37位で初登場。翌週は一旦消えて、また今度は27-24-31-22-33-26-24-31-28-31位。
最高位22位。
人気あるのは元々そうだし、そりゃ地味だけどこれだけいい歌だもん。
上がり下がりの実に珍しき動きで結局2月4日まで粘った。

しかしロンドンタウン。
銀色の雨がキタねえ地面に落ちて
どこに行けばいいか誰も知らなかった。

ウィングスも。

静かに最後の時が近づいて来ました。



(山)2010.2.2

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00000-1.jpg

ロンドン・タウン

London Town

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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ろっくすウイングスページ

資料

英語資料


English Version



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