
いとしのルシール
トム・ジョーンズ
1973
こんなですからー、
ロック子連れ狼拝一刀になってる気持ちです。
感謝冥府魔道を行き、一日一殺、悔いを残さず。
マジ、まほのガーデンがアーウトだったらこないに時間をかけて書き刻み込むこと出来なくなりますから。
だからああああ、
青コーナーー、ミスター・チャンピオンベルト、
トム・ジョーンズ

1973年作、
いとしのルシール
<バディ・アンド・ソウル>
〜The Body and Soul of Tom Jones

むっちゃ好きでんがな。このおっさん、まさに生き抜いてます、力の限り。
お姿を拝見するだけでありがたや。へへぇえ(土下座まず)。
歌うプロレスラーで、どうしてもブルーノ・サンマルチノ氏を思い出してしまう。

お顔似てますから。
歌う人間発電所だな。
と、
思っていたら、日本盤ライナーにもっと凄い描写が。
歌う男根
だそうです。
歌うのかあああ?

で、
”「男根の悲哀」を彼のようにみごとに歌える人はいないでしょう。”
だって。
悲哀するのかあ?

このライナー、各所読んでて大笑必須。
これ、来日直後のアルバムらしく、その時の入場料が何と3万円!!
今でも考えられません!!!
で、その言い訳に始まり、トムさんはホテルの部屋で女性とxxxxしてませんとの釈明有り、
西郷輝彦サンへの何でかわからぬ罵倒あり、いやーさすが歌う男根のファン。

ごっついです。

ごっついのはこのアルバムも当然同じだぜ。
あらんばかりユー・チューブにてカバー元歌とご本人ヴァージョンを連続再生リストで作りました。
まあ聴いてください。
最後に、何故か突然ブライアン・フェリーさん、入れてます。
その訳は、何とまーこのアルバム、特にA面、初期のフェリー氏のサウンドにそっくり。
あの無理やりズンドコ・ビートが満載だ。
しかも歌いっぷりまで似てやんの。体力三倍の兄貴みたい。
これで惚れずにいられますかってなもんでい。

出が二人とも肉体労働者ですから、共通するものがあるのかも。
そして色々発見各所。
トムさんの歌いっぷりはオーティス・レディング氏とレイ・チャールズ氏と和田アキ子氏と、
ビブラートはエルヴィス・プレスリー王に感化されたものと思え、
そうだよ、あのフェリー氏の気持ち悪いビブラートの原点はプレスリー氏だったのか。
オーティス・コンプレックスは気付いてはいたが。
プロデュースはもちろん、悪徳有能ドン親分、ゴードン・ミルズ氏。
おそらく当時何だかわからんが急激に人気が出てきたフェリーさんのソロを聞いたに違い無し。
もちろん多分英国録音でありましょうから、もしかしたらバック陣もかぶってたりして。
クリス・スペディング氏とかはいかにも参加してそう。
ゴンザレス、ココモのパブ・ファンクの連中も。
それほどごっつい音どかーん。
選曲も最高。
the body tom jones
http://www.youtube.com/view_play_list?p=82F580E3F4ECCA47

1. 悲しきインディアン
〜Runnin' Bear
・・・1960年のジョニー・プレストンさんのヒットのカバー。
これがまた思いっきりフェリーさんの東京ジョー。も笑っちゃってオオウケ。
もしかしたらこれ聴いて逆に東京ジョーの音キメしてたりして。それくらい、いやーロキシーだ。
2. 消えゆく太陽
〜Ain't No Sunshine When She's Gone
・・・もうこれまた無茶苦茶好きなアメリカのボコボコ顔ソウル・シンガー、ビル・ウィザース氏のおハコのカバー。
まさにトム兄貴、待ってましたの唄。だってすげーキメありますから。


ディーヴォのサティスファクションの”べびべびべびべびべびべびべびべび”に匹敵する必殺です。
3. 愛が罪なら
〜(If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right
・・・ルーサー・イングラム氏ヒットの名曲ソウル・バラード。私はボビー・ブランドこれまた親分のヴァージョンも好きで。
これまたトムさんにびったしの大仕掛けの大技唄ですから。たまりません。
で、もちろんフェリー・サウンド。このサウンドで力んで唄ったらさぞ腰抜けで最高だろうなあ。
4. 心のたそがれ
〜Since I Loved You Last
・・・これは出所がわからず。もうほとんどエルヴィス・プレスリー王化してるんで、王様の唄のカバーかも。
で、これまたもちろんフェリー・・・。以下先と同文。
5. 私を頼りに
〜Lean on Me
・・・モロな邦題ついてますびっくりですのこれはまたまたビル・ウィザース氏のおハコのカバー。
これまた大好きな。80’sにクラブ・ヌーヴォーでヒットしたやつです。
これもねえ。思いっきり歌う男根が裸絞めするにふさわしき力唄でして。
ビル氏が朴訥に歌ってる分だけ、やらかすことが出来るわけです。
出だしのこれでも抑えてるつもりのすげー浪曲声がたまらぬ。
女性コーラスは英国名物、その辺の事務職姉さんがやる気なしでやってるあれです。

とここまでが肉体編、
ここからB面に、ガラッと世界が変わるよ。

1. いとしのルシール
〜Letter to Lucille

・・・シングルでヒットの代表曲の一つです。イギリスで最高位31位ですから・・・
いつか完璧シングルで徹底的に讃えたいっす。
作はあの英国ソウルを書かせたら右に左にかなうものいないトニー・マコーレイ氏。
これまた、今まで何で気付かなかったんだろ。やっぱフェリー・サウンドです。
狭い範囲で恐縮すけどさ、その筋のファンの朋友の方々には是非聴いていただきたく。
2. 二度目の恋
〜Today I Started Loving You Again
・・・急にカントリー・ソングの世界にここから突入。マール・ハガード氏の曲で。
さすがにこの路線はフェリーさんはやらず。好きかもしれんが。英国民はカントリーが好きです。
私は苦手です。でもトムさんの熱唱だから聴く。
3. ふたりの世界
〜I'll Share My World with You
・・・これまたモロカントリー。ブルース・ブラザースが映画で無理やりブッキングしたカントリーバーでウケそうな唄です。
ビールやらバーボンやら瓶が金網に翔んでくる。トムさんの場合、頭突きでそれをぶち割る。
4. あなたがいれば
〜I Still Love You Enough (To Love You All Over Again)
・・・まだまだ続くカントリー。”あなたがいれば”って”貴方が入れ歯”かと思ったらそうじゃないらしい。
これは杉良さんのド演歌と同じで特定のファン層のお姉さま方が失神用だな。
5. ビリー・ジョーのバラード
〜Ballad of Billy Joe
・・・最後もカントリー。しかしこれはボーダーのメヒコ国境もので、ライ・クーダー氏なら全く違う音でやるかも。
を想像して楽しみます。
とゆうことで、私にはA面からB面一曲目までが大名盤。
あとは文字通りB面で・・
やっぱ親分は、ソウルでアップテンポのヤツが最高!!
これからも選曲見て買うぞ。
外れたら痛そうですけど。
とにかくこの盤は現在CD化もされてますし、
節分の鬼の福です。
カントリーは外、ソウルはうち〜〜。
フェリー・サウンドばんざい。

(山)2010.2.3
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The Body and Soul of Tom Jones/Tom Jones Sings She's a Lady
想い出のグリーン・グラス~トム・ジョーンズ・ベスト・セレクション
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