2010年02月04日
クリア・カット side A /ラフ・トレード 1981
クリア・カット side A
ラフ・トレード
1981
えー、皆さんは、生きてる間に是非やっておきたいことってございますか?
何か大袈裟な言い回しになっちまいますけど。
大きいか小さいかは別にして私にはあります。
STIFFレーベルのシングルを最初から気が済むところまで順番に確認したい。
そしてもひとつ、
ラフ・トレード・レコードのシングルを同じく確認したし。
二つとも1970年代後半にイギリスをひっくり返したパンク/ニューウェイヴのインディーズ・レーベルです。
スティッフは現存せず、ラフ・トレードは紆余曲折後、今もある。
けどどっちが捜索困難かと言えば何故か後者みたい。
何故かね。
ま、いっか。ほっとくかって気持ちもどっかにあるんすが。
何しろ当時は情報が無くて。バンドはわらわら出てきて、バンド名だけは知ってるつう。
それをマガジンの特集とかで見て、これってどんなのだろう?聴きてーって悶えてた。
そんな時、ジャパン・レコードとゆうものが日本に登場。
ありがてえことにその類のブツを日本発売してくれました。
その中の一枚がこれです。
クリア・カット
1981年発売。
私にとって、いや我が夫婦にとって、人生変えられた盤だ。
70’sに全米ヒットチャートにハマってたころは、ミュージシャンになんかなりたいなあとか漠然と思ったのはそりゃ当然ですけど、
音楽がそりゃもう大好きだったから、
それでも実際になれるかって、そりゃリッチーみたいにベックさんみたいに楽器弾くのは夢の夢でしたから、
コゾフさんやロビーさんみたいには弾けるかもしれないけどさ、あんな名曲、味は出せないよ。
そんな中でのスティッフ登場。あれ、もしかしたら自分にも出来るかもしれない・・・
なんて勘違いして始めちゃってさ、
それでラフ・トレードです。
このアルバムです。出来るよ。完全に思っちゃった。
実際、やってるじゃん、ここで。
で、今に至る。反省はするけど後悔はしていない。
あれ?昨日、気の毒な誰かが言ってたな。
ごほん
全部、使用楽器は至って普通です。
ドラムスにベース、そしてギター。
それでいて確実にそれまでのロックとは感触が違う。
新しい。
まったく素人とは恐ろしいもので、やる気出しちゃった日には、
ほれ、誰でも人生に一度は何かしら大傑作を作ることが出来ると言うじゃないですか。
それをやってしまいました。
誰かが始めて、それがOKとゆうことになり、パンドラの箱開かれる。
clear cut part 1
http://www.youtube.com/view_play_list?p=DC02085FAEE4EAAA
A面です。
1.Josef K /It's Kinda Funny
・・・日本盤ライナーにすげー大まかな説明有りますので是非御覧下さい(HP版にて)。
それ以降、今日調べて判明したことは・・これはポストカード・レコードの盤。
1980年発売。彼らの3枚目のシングル。このサウンドてばおよそ言葉で説明すること不可能です。
ヴェルヴェット・アンダー・・・とか語られた日にゃあ、ぶちゅって潰れて消えてしまいそう。
なので聴いてください。ユー・チューブの再生リスト形式でリンク貼りました。
これは存在した。この唄で人生変わるのかー?!
入り口です。
2.The Fall/City Hobgoblins
・・・イカれた連中です。レコード番号RT048。1980年のいつか発売。
1曲1アイデア。ひたすら反復して抜け出せないヤツラでして、いやーその気持ちよくわかる。
次が思いつかないことままあるし。普通はそこで諦めるんですけど最後までやり通せば、
このレコード会社は出してくれます。
とにかく出してみなきゃわからんぜ。
場とシステムだけ与えてくれれば、新しいものは放っておいても出て来るのだ。
今、ハーブを育てててよーくそれがわかり申す。
余計な口を出しては台無し。枯れます。
で、
花盛りとなったところで、惚れる俺みたいな連中もいるし。大好きだぜこの歌。
3.Orange Juice/Simply Thrilled Honey
・・・これまたポストカードの連中。1980年のいつか発売。後にはネオアコとか言われたけど、
別に生楽器使ってるわけじゃ無し。無理やりだな。そんでそんなレッテルを貼られる前のものです。
目から鱗の爽やか。元気百倍俺は男だのモリケンさん状態。
いい曲だなあ、こんなのやりたいなあって思うよ。
そしたらご本人たち・・・アルバムデビューしたイルカジャケのアルバム聴いたら別人28号になっていた。
テク持ちで、理論でてめえらのやってること理解していた訳ではございませんので、
二度とこの気持ちに戻れないこともままあります。
ミュージシャンでなくともそれってままありますが。
なおチューブに音はありましたけど、そこでも既に恐ろしいことに少し劣化してるような気が。
若さの脚は速いってば。
4.The Gift/This is Love
・・・あのヤング・マーブル・ジャイアンツの後に男連中が作ったバンドです。
”あの”と言われてもどの”あの”だと訊かれてもあの”あの”です。
これでいいのか、君たちは?と先生に呼びつけられそうなサウンドで。
あ、チューブに無かったわ。えーとそうゆうセコくて何とも素敵な音楽です。
焼け野原のあとに芽生えた今にも枯れそうな芽みたいな。
実際に環境がそうであったことは確かで、だからこそ銭金考えず、明日くたばっても本望、
今日やりたいことをやるって出きたんだな。
5.Girls at our best/Politics
・・・どっちがバンド名でどっちが曲名かい?私はずっとポリティックスがバンド名だと勘違いしてました。
の1981年の某月発売とか。番号RT055。
とんでもない名曲です。
とんでもない名曲です。
とんでもない名曲です。
3回書けばいいだろう。だってあまりにも好きでワシらカバーして日本語化してライブでやっちまいました。
誰ひとりとしてカバッてたとは気付かなかったでありましょう。うしし。
6.Red Clayola/Born in Flames
・・・RT054。翌81年の多分最初の頃発売。アメリカはテキサスのメイヨ・トンプソンつう変人さんが臭いを感知してやってきて、
仲間に入れて〜〜。ライナーには、
”人格が一つのエディトリアル・チームに関わる行為をつなげて行ってる”
おいおい、誰かこの文章説明しろ。早稲田の法学部の現国の入試問題くらいわけわからねえぞ。
7.The Raincorts/In Love
・・・スリッツとゆう和訳出来ませんバンドを見て、私たちにも出来るわの女性バンド。
1981年某月発。これはシングルでは無くて1stアルバムから。
60’sにアメリカで親バカ極まり音楽のオの字も出来無い娘たちに無理やりやらせてアルバムを作り通したシャグズとゆうバンドがあります。
あまりにも無茶苦茶で一部でオオウケだったブツ。
その伝統を見事に受け継ぎ、おぎゃおぎゃおぎゃおぎゃとわめいてる。
あーた、これで最後までやり通すってのは、出来無いもんすよ。
競馬で言えば、最後尾はるか後方を走っておきながら手を振って笑顔でゴールインしちゃうようなもので。
金をその馬に賭けてた人に罵声罵倒頭突きラリアットくらうかもしれません。
その恐怖に打ち勝つ勇気あり。
実際、
またまた私事で恐縮すが、私らも似たような経験が有りまして・・・・
怖かったです。凹んだ。
レインコーツは凹んだことはなかったのカナ?そしたらすげー。
と
B面は、いつの日にか。
また逢う日まで、会える〜時まで。
(山)2010.2.4
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Entomology
The Fall Box Set
The Glasgow School
Pleasure
シングルズ
The Raincoats
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料
資料(英版)
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