2010年02月10日

ライヴ/AC/DC 1992/10/27



ライヴ
AC/DC
1992/10/27


まったくもう、最近、耳に入る目に入るニュースと来たらうんざりするもんばっか。
こちとらがいくらアッパーになろうとしてても片っぱしから潰されるが如くの大逆風で。

たまらんぜ。台風

の中、大喝采の記事を読んだよ。

AC/DCのシンガー、ブライアン・ジョンソン氏、



地元紙に

”ファンに募金を要求するアーティストを非難”。

http://music.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=223211

またぞろ”ウィ・アー・ザ・ワールド”やろうなんぞの声、上がってるときだからねえ。
誰が”ウィ”じゃい。
てめえらが”ウィ”で、自分らが”ワールド”だって言ってるんじゃねえのかと俺も不快感たんまりだったところの一撃!
曰く

”チャリティ活動をやるなら「自分でやる。やっていることをいちいち他人に話さない。」”

御意。全く同感。

「俺は、みんなに募金しろなんてこと言わないよ。
そんな金ないだろ。
俺が労働者だったとき、アフリカの子供たちのことを考えるべきだなんてこと言うアホのコンサートに行きたいとは思わなかった。
悪いけど、自分でやるんだな。自分の金使ってやれよ。頭にくる。」


かの1985年のライブ・エイド。AC/DCは出るのを断った。

「ボブ・ゲルドフは機転の利いた奴だ。当時正しいと思ったことをやったんだろうが、うまく行かなかった。
金は貧しい奴らのとこには行かなかった。
パブリシティのために政治やチャリティを使おうとする奴には我慢ならない。」


そーだそーだ。ロックのアーティストかい?どれだけお偉くなったかしらんが、俺様の名前で金を集めてやる。ありがたく受け取れ、ってかい。
もしくは、自分らは善良な連中です。ほれ、こうして慈善してますからー。って、ご自分の宣伝ですかい?
みんなが応援して、お金持ちになったのなら、まさに

”悪いけど、自分でやるんだな。自分の金使ってやれよ。頭にくる。”ちっ(怒った顔)

これが当たり前の感覚だぜ。

「チャリティ・ギグ、けっこうなことだ。でも、世界中で放送することはない。」

結局、大騒ぎして、どれくらいお金が集まって誰の手に渡ったか?
ブライアンおっさんの言う通り、終わったらみんな忘れちゃってる。
そもそも
大岡越前が、気の毒な境遇の娘に十両を飯代だと言って与えた将軍様に

「金をあげるってことがいかに難しいか。おわかりになって貰いたい。」

と説教したように、そうだ、ホドコシ貰っって、やれありがたやー・・・
乞食じゃねえっての。

いわれの無い金を貰ったら、お前、それ、どっかから盗んだんじゃないのかー、
いまどき、金をタダでめぐんでくれるヤツなんかいるわきゃねえじゃねえか
って、悪い岡っ引きに捕まるよ。

それより前に、俺達から不当に何もかもふんだくるな、オメーら、先進国のヤツラとやらがムシりに来なかったら俺達だけで出来る。
って気分でしょうが、
実際は地元同胞にも、てめえらの仲間を平気で騙してふんだくる連中がいるからタチが悪い。
それはまさに先進国と称する地域のおエライ様がやって来たことの真似でござい。

そういったコンサートをやればさ、世界中に問題が暴露されるってお題目はいつもあるけどさ。
結局、

”これはひじょうに大変なことです。もう一度、皆さんで改めて考えてみましょう。”

ってNHKの番組のお定まりのエンディング。
それ、言われると誰か頭のイイ人が考えてくれるような気分がしてチョンend
その程度のもので終わって・・・終わってしまうだけにマジで

タチが悪い。いい気分(温泉)

本来は
”こんなことは放っておいては絶対に解決しません。これは私を含めて皆さんの問題です。誰かが解決してくれると思ったら大間違い。
そうさせようと思ったら、必ず忘れること無くそうさせなきゃいけません。解決するまで。”
あせあせ(飛び散る汗)

ってのが正だと確信いたす所存です。



って、
さすがだ。信じるに足る正真正銘のロック・バンド、
AC/DC。
ついに来日するぞーーー!!



時期が悪いぞーーー。ジョンソンさんが仰る通り、こちとら今全然金が無いぞー。
いくらかなチケット代。本人たちが安くやりたいって言ってもなあ、意に沿う事ない業界だからよー、
またぞろ1万円以上とかするんか。
ロック・コンサートに一万円。それこそ糞忌々しい。ありえねー。
さて
どうなりますか?出来れば行けなくても納得させてくれー。ロック界のナットさん。



で、
さすがにブライアン氏63歳、あのヴォーカル・スタイルですから、いつまで持つのか?
今回のツアーで引退かって噂流れたそうです。

「できる限り続けたい。
もちろん、俺はリタイアなんかしたくない。
でも、身体や声がいっぱいいっぱいになったら、俺にはどうしようもできないって言っているんだ。
プライドってやつだよ。自分自身やバンド、ファンをガッカリさせたくないからな」


御意。ロック・ミュージシャンが潔くシーンから去る瞬間を全身で覚悟しての言葉。

尊敬手(グー)



そしてその基準は、このライブ・アルバムにあると思います。
1992年発売の。
油乗り切った絶頂の。



寄る年波、避けることは誰にも出来ず。もちろん怪物AC/DCでも。
21世紀のライブ映像を見たことあるんすが、さすがに辛そうだった。
アンガスちゃんが特に。見てるこっちも辛い。
だが古木の意地。
古木でなけりゃ出せない色の花が咲かせられる日までやり続けるのでしょう。
その姿をいっさいごまかすことなく見せてくれるはず。



見てえなあ。



ちょっと怖いけど。


もう一つ、溜飲が下がった記事をば。



無茶苦茶ロックでパンクだった横綱に対して。
彼をいさめることの出来る立派な国に、今、日本はなってるでしょうか?
それこそ廻りを見て

「俺に文句が言えるのか?顔じゃない。」

って言われ、言い返せるのか。ご立派な横綱審議委員会のお歴々。
あんたらの世代が今のこの現状を作って来たんですぞ。
自らを顧みないって・・・
相当な覚悟がお有りと見た。
これからの末路を存分に拝見させていただきます。

サンダーストラック
フー・メイド・フー
マネートークス
地獄の鐘の音
悪事と地獄
悪魔の招待状


順次、機会を得て、解釈させて貰って贈りたい。
特にこの場合、

フー・メイド・フー

だな。



(山)2010.2.10

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ライヴ(紙ジャケット仕様)

AC/DC Live: Collector's Edition

AC/DC Live

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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AC/DC - Thunderstruck (Live At Donnington)
http://www.youtube.com/watch?v=X80Qjh9Yivs


AC/DC - Back in Black (Monster in Moscow 1991)
http://www.youtube.com/watch?v=PTzDyHaha3Y


AC/DC - Highway To Hell (Live 1991 Moscow)
http://www.youtube.com/watch?v=94Zg_3W9Yls


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ろっくすAC/DCのページ

資料

英語資料


English Version

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posted by 山 at 08:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
AC/DCのレコードはおろかCDやMD、家には1曲も存在しないが、BrianとAngusぐらいは知ってるし、年代的に彼らの音も何度も聴いた事がある。

自分も現役でやっていて思うが、Brianのようなスタイルは確かに体力が無いと出せない声であるように思う。しかしJBが70歳を過ぎて現役だった事を考えればまだまだ、と言ってもいいのでは?彼らの歌っている音域は非常に近い(笑)、まだまだ頑張ってほしいね。

確かにチャリティーイベントなんて名声目当てと言われても仕方ないよな。実際そうだし...

要は宗教なんだよねえ...
Posted by hidekichi at 2010年02月11日 23:18
JB親方のライブは代々木で最晩年のを見ました。
お姿だけでも見れただけで一生の思い出ですけど・・やっぱキツそうで。こちらも寒い時期で寒かったのもあってちょっと寂しかったです。

いつ、一線から引くかってのは、誰にとっても永遠のテーマですね。難しいです。

>要は宗教なんだよねえ...

あと、悲しいことにお金の問題も。
Posted by 山 at 2010年02月12日 18:53
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