2010年03月10日

デヴィッド・ギルモア/デヴィッド・ギルモア 1978/5/25



デヴィッド・ギルモア
デヴィッド・ギルモア
1978/5/25


CSのチャンネル銀河にて”シャツの店”とゆうドラマが始まりました。



1986年にNHKで放送された山田太一氏脚本、鶴田浩二さん主演のものです。
この時、鶴田さん病魔に犯され翌年力尽き、これが遺作となり。
山田ドラマの大ファンで鶴田さんのファンでもありますから、見た印象あるんすがこれが覚えていない。
ほとんど新作の気持ちで24年後再び。

第一回。
もう見ながら涙がこぼれ落ちそうで参り。

頑固一徹シャツ職人の鶴田さん。
ただひたすらに手作りYシャツ作り続ける。真面目に真摯に。
そして気が付けば名人と称され、たかがシャツされどシャツだった自分の仕事がお偉いさん有名人御用達のモノへ。
時代は既に大量生産に移ってますから。

テーマは

取り残された男

です。
私が見た鶴田さんのドラマは全部、時代に取り残された男を演じてました。
「新選組」しかり「男たちの旅路」しかり。
死に損ない。
自分の時が終わっても。
このドラマは極め付きです。まさに自分の命がもしや終わろうとしてるんじゃないかと思われてるかもしれない時の。
年月は否応なく世の中の変化を生み、世間との折り合い、価値観不一致。
家族はバラバラ、最後は一人。
仕事仕事言っても、人は寂しがり屋です。
ましてやその仕事も滅びゆくさだめで有ったら、何にすがって生きたらいいのでしょう。
あの頃、見てたら、それもやむなしと思ってたかもしれんけど、
今は訳が違います。

賞味期限切れの弁当は、1分違っても生ゴミと化して大量廃棄される。
飢えてる人が世界中、いや日本にだって現在はいるとゆうのに。
そして今や人間さえも、弁当と同じ扱いを受けて。

デヴィッド・ギルモア
デヴィッド・ギルモア




1978年5月25日発。
ピンク・フロイドのギタリスト。そう日本盤帯に書いてあるのも悲しいすが。
知ってるって。
知らねえよって時が来るのを予見してたかのよう。
フロイドのアルバム”アニマルズ”後に作った初のソロ・アルバムです。

相棒はドラムスに旧友のクイーヴァーのウィリー・ウィルソン氏。
ベースに元ロキシー・ミュージックのリック・ウィルス氏。



その他、ギター、唄はもちろん、鍵盤のほとんども製作も自身で。



ギルモア氏のギターが好きです。
あの弾かないギター。
ポール・コゾフ氏やZZトップのビリー・ギボンズ氏、スティーヴ・ミラー氏、イーグルスのドン・フェルダー氏も同じスタイルだな。
みんな好きです。
自分が弾けないから・・・とゆうのも有りますけど、楽器は必要以外の音を弾くこたあない。
もちろん必要なら多弁でもかまいませんが。



天才の人では無いとも思ってます。
天才の、この方だけはアーティスト、ポップアートの人、シド・バレット氏の跡をついだシャツ職人の人。
商品開発と営業は、ロジャー・ウォーターズ氏に任せて。
自身は、とつとつと、不器用にずっと同じことを真摯にやり続けることのみ。
ソロアルバムだからと言って、ここでもそれは変わりようがありませぬ。
多少バックサウンドが違っても結局ギルモアさんのギルモアティッシュ。
もろピンク・フロイドだに。

David Gilmour Raise My Rent
http://www.youtube.com/watch?v=h1I34i_dgeE


そして他の方と共作すれば、それだけにその人の色も出る。
10CCのエリック・スチュワート氏と作った
”クライ・フロム・ストリート”なんかさー、

DAVID GILMOUR [ CRY FROM THE STREET ] AUDIO-TRACK
http://www.youtube.com/watch?v=zY4sgnzJzyg


笑っちゃうくらい10CCのリフで、そして思いっきりフロイドで。

不器用つうか、それしかする気も無く、頭の中には無いんだなきっと。
好きだし。



ピンク・フロイドは大御所です。ロジャー氏と別れた後も。
旬は過ぎてるのは明白で、そりゃ仕方がないことで、それでもますます大御所になって行く。

それでも・・・・・

聴く人がいなくなったら・・・同時代周辺の・・・・
一挙に

”誰、それ?”犬

の存在になってしまいそうな気がする。
唯一無比、真似しやすく真似出来ぬ存在だけに。

それも当たり前、当然のこと・・・・

じゃ無いんじゃないか。



アバター。アバタもエクボすか俳優さえもいらねえよってなる21世紀。
CGがあるから特技・宍戸大全さんの後継者も無用?
人が楽器を弾くってば当たり前じゃない。

思ったら、マジでドラムビートはマシンじゃ無いと気持ち悪いって。
必要とする人がいなくなればそれは消えます。

働く必要が無ければ、働く場所も無く、働く人もいなくなり。

結局、最後は自分らの選択にかかってる。

みんなが体に合わせて作ってくれる人の手によるシャツが着たいと思えば、仕事が増え、シャツは御用達じゃ無くなります。
みんなが多少体に合わなくても安いから我慢して機械シャツに合わせて着るとなれば、最後は機械だけが残る。

今は御存知の通り後者を選ばざるを得ない状況。
ほっとけばどんどんそうなる。間違いなく。
一旦そう走ったら、車を逆方向に走らせるのにはとんでもないエネルギーが必要です。

ロックなど復活するはずも無し、懐かしと隠居道楽の世界へ。

そいつはとんでもなく幸せじゃなーーーい。
はずだ。



どっかで騙されていて、そう主張してくれる政党があれば私は支持いたすよ。
人間らしく暮らすのが一番。

シャツの店も、最後は、山田さんのライフワーク通りに、そんなふうに終わってくれると信じてます。
わしらも。

これから何度でもそうなるまで書きますで。
同じことを延々。

楽観的になれる事態じゃ無いですから、我が家。
急激にモロにかぶっちゃいましたシャツの店状況に。

ただ違うのは、昔から仕事てのは、家庭生活と道楽の為にやるもんだと思ってます。
だからこそキチンとやるものだって。
逆は真じゃなし。

やらせてくれー。あせあせ(飛び散る汗)soon

(山)2010.3.10

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00000-1.jpg

デヴィッド・ギルモア

David Gilmour

00000-2.jpg

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

00000-3.jpg

David Gilmour - Mihalis
http://www.youtube.com/watch?v=ZuuPy0mZWrc


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ろっくすピンクフロイドのページ

資料

資料(英版)

English Version

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posted by 山 at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | プログレシブ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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