2010年04月02日
おしゃれフリーク/シック 1978/11/18
おしゃれフリーク
シック
1978/11/18
♪あーーーーーーあ、フリカウ、セシ凡太郎、って誰もこのギャグわからねえよぶつぶつ♪
「おいちゃん、また何か面白くも無いことをぶつぶつ言ってるね。」
「わ、坊主。お前、最近、図星岡星美味しんぼを突くな。」
「まあ、これくらい付き合いが長けりゃ想像はつくわな。」
「わ、おまけに親父臭くなってる。」
「ま、これくらいおっさんと話してればオヤジ臭くもなるわな。ハツ、ミノ、コブクロ。」
「それは”話してれば”にかかるギャグか?うわオヤジ臭さ。」
「ワリーねワリーねワリーねデイトリッヒ。」
「凄いぞ坊主。
ではその凄さに免じて今日はまたまた70’sだ。」
「何でだよ。」
「はいはい。はい、皆様、おまたせいたしました。
毎度お馴染み80’sのレコ屋でござーい。
へい、今週は坊主のせいでまたまた70’sのお宝だよ。」
「クドイな。」
「それは80’sへの華麗なる序章でもあります、その唄とは、
おしゃれフリーク
〜Le Freak
シック
言わずと知れた聞かずに知らないウルトラメガヒット!
1978年8月11日発売の2ndアルバム
”セ・シック〜C'est Chic”収録。
で、何故かしら、
3曲目のヒットとして、遅れて11月18日に4週目に全米TOP40に54位から37位で初登場、
以後ははい、6-4-1-2-1-2-2-1-1-1-3-7-7-7-11-15-24位。
嘘じゃないのヨ、34位から6位。そして最高位1位。で、1位とか2位とかなってる間もずっと星付。
下がっても星が付きっぱなしなんて見たことがありません。
英国では、同じく11月18日に40位で初登場、
以後23-18-8-7-9-9-10-9-7-10-12-28-36-52-57位。
何故か最高位7位。????。
日本では翌79年、2月4日に最初のヒットとして32位で初登場、
以後24-19-18-13-11-9-7-7-8-12-14-18-17-20-29-32位。
含蓄ある動きで最高位7位。
シックと言ったら”おしゃれフリーク”、なんつっても”フリーク・アウト!ああああ”。
これは衝撃でねえ。
普通、ファンクのリズム・ギタアてのは同じコードをカッティングするもんだけど、
こりゃリズム・ギタアでリフになってる。
ベースもさ。ワンコードどん突きじゃなくて、うごうごメロディで動いてる。
そのリズムの合いの手で一体となって組み合わされた唄メロ。
威勢のいい掛け声。
これはシックがシックりこない人でも、さすがに殺られます。」
「それが言いたかったんか。」
「うぐ。はい、今日は働くよ。唄を聴いて貰う前に、ギター担当、あのナイル・ロジャースさんにお話を聞いてきました。
この唄の作られたいわれを。さあ、どうぞ。
・・・・・・・・・
「1977年の大晦日だ、俺達はスタジオ54でセルジオ・ミラモンテスと会うために招待された。
彼女は自分の次のアルバムのレコーディングについて俺達と話をしたがっていた。
その時、俺達の音楽はかなり人気があったのだ。
”ダンス・ダンス・ダンス”は大ヒット(全米最高位6位)で、”エヴリバディ・ダンス”(同38位)、
そいつはアングラだったけどな、
かなりよくやってたのだ。
でね、
けどさ、グレース・ジョーンズがドアマンに俺達の名前を伝えていなかったばっかしに、
ドアマンは俺らを中に入れなかった。
スタジオ54てのはそんなところだったのさ。
俺らの音楽が中でかかってるかもしれねえのに。
けど、そこは大晦日で寿司詰め状態、で、俺達のキャリアは浅かったってことだ。
とにかく。
俺達のアパートは1ブロック先に有ってね。
だもんでバーナードと俺は俺らの不運の気を鎮めるためにそこに行ったんだ。
俺達は角の酒屋で2本のシャンパンをいただいた。
で、それから自分のとこに戻った。
自分らの楽器をアンプにぶち込んで、ジャムを始めたんだ。」
「で、気分悪りーと俺らが感じてから、気分が良くなるように俺らは音楽をプレイした。
俺らはジャムを始めた。今や有名なリフとなったあれでだ。
バーナードと俺はリフを作るのが得意でな。一緒にジャムをしたものさ。
俺達はマジでジャムに没入したんだ。で、たびたびそんな風にして歌を書き始める。
時にその辺で浮かんでるアイデアを拾って、
この時はな、けどよ、リフがスーパーだった、スーパーにシンプル、だもんでそりゃ事前に考えておいたもんじゃない。
それは俺が温めておいたようなもんじゃ無かったんだ。
それはまさにハプニングさ。
俺はいつでもクリームの曲”サンシャイン・オブ・ユア・ラブ”が好きだった。
で、そんな風なリフの曲をシックでやってみたかったんだ。
完璧な流れのリフじゃ無かったら、そりゃシックみたいじゃない。
で、俺はリフを一節やりながら、俺らは歌い始めたんだ。
”あっち行け、あーーーーあ、あっち行きやがれ”
'fuck off!' [Repeats the lick.] 'Aaaaahh, fuck off!'」
「俺達はマジで追い出されたんだ実際。つまりな、それはスタジオ54のことだ。
それは大晦日だ、それはグレース・ジョーンズだ。
で、俺達は自分らで持っていた服の中でも一番高いものを着ていたんだ。
あの頃、70’s後期、俺らのスーツはそれぞれ2000ドルくらいはしてたんだぞ。
で結局、俺らのゴキゲンな靴は雪の上をグショグショ濡らしながら歩かにゃいかん羽目になったわけだ。
だから”ファック・オフ〜出て行け”はプロテスト・ソングなのさ。
で、俺達は心の底から思ったぜ、そいつはそりゃもうゴキゲンだと。
”あーーーーあ、ファック・オフ”
それはもう感じるね。
俺らは思った。
これは誰にとってもアンセムになる運命の歌だと。
タクシーがつかまらずに街で立ちんぼしてるやつとか、
言いたいことが山ほどあるガキどもとかにへ。
わかるか?
”へい、俺はそんなこと言っちゃいねえぞ、マン。
俺はただレコードで演っただけだぜ。”」
「俺達は”ファック・オフ”を完成させるべく壮大な計画をマジでおっ立てた。
アンタは覚えておかねばならんよ、
俺達は座って演奏する前にそんなことは思わなかった。
あの時、俺らは座って演奏し、そのフックを歌い始めたんだ。
そいつはゴキゲンだった。
正に”フリーク・アウト〜クスリぶっ飛び”と同じくらい。
事実は、”ファック・オフ”と共にやって来たんだ。
俺らはけっして”フリーク・アウト”を書いたわけじゃ無い。
で、
他のいくつかの曲も俺らの大ヒットレコードになったけれども・・
俺達はソイツを叫んでいたんだ。
”あーーあ、ファック・オフ!”
バーナードと俺は普通、歌の書き始めにはそいつのフックからやり始める。
そいつを一旦感じることが出来たらしめたものだ。
残りは自然と出来て行く。
そう、その夜に俺達はちょいと変えたんだ、
”ファック・オフ”から”フリーク・アウト”へ。
それはその最初の夜の事の始まりだった。
まず、俺達は、”ファック・オフ”から”フリーク・オフ”へ変えた。
で、そいつはそりゃもう気に喰わないものだった。
俺達は歌っていた、で、”フリーク・オフ”でつまずいた。
だってよ、何かこうぎこちなくて。
その時だ、当然、そいつが俺に湧いて来た。
1秒間電球が点灯すると、俺は唄ったんだ
”あーーーあ、フリーク・アウト!”」
・・・・・・・・・・・
「あー疲れた。ぜいぜいぜいゼイゼアゼムゼアーズ。」
「お疲れ。」
「はい、それでは唄を聞いておくれ。あーーーーー
le freak - chic
http://www.youtube.com/watch?v=5TBublGERS4
1,2
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
アンタは新ダンス大流行のことを聞いたことがあるかい
俺らの話を聞け
びっくり仰天、請け合いだ
誰もが持つべきでっかい楽しみ
それはアンタ次第
きっと為されること可能
老いも若きもそれをしている、そう俺は言われる
ちょっと一回やってみようか
アンタだってやられるぜ
それは”ル・フリーク”と呼ばれてる
そいつぁ夜も昼も決行中
俺らを許せ
お前らを案内してやるぜ
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
言わばそんな風な圧力はアンタを滅入らせた
そこら中でアンタの頭はくるくる回ってる
リズムを感じるのだ、ノッてるかチャックせい
さあほら、楽しき時を過ごせよ
サヴォイで、ああ、ストンプしてたあの日々のように
ほれ、俺ら狂う、
おう、なんて嬉しいことよ
そら降りていけ、2.24
フロアで立ち位置見つけるのだ
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
さあ狂へ
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
言ったのだ、狂へ
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
さあ狂へ
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
ちゃかちゃかちゃかちゃか↑
言わばそんな風な圧力はアンタを滅入らせた
そこら中でアンタの頭はくるくる回ってる
リズムを感じるのだ、ノッてるかチャックせい
さあほら、楽しき時を過ごせよ
サヴォイで、ああ、ストンプしてたあの日々のように
ほれ、俺ら狂う、
おう、なんて嬉しいことよ
そら降りていけ、2.24
フロアで立ち位置見つけるのだ
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
怒り心頭
あーー、怒り心頭
ル・フリーク
それがシック
いやー、かっこいいですねえ。」
「はい。かっこいいです。」
「でね・・・・・
さっきのインタビューなんだけどね。なんかこうクドイと思いませんでしたか?」
「確かに。」
「怪しいです。何かあるんでないかい。内科医。と、あ、ふと思い出しました。
この唄、あの唄に似てます。
トーキング・ヘッズの”ステイ・ハングリー”。
Talking Heads Stay Hungry & Take Me to the River
http://www.youtube.com/watch?v=XP62gWmmeAE
アルバム”モア・ソングス”収録。
特に中盤のギタア盛り上がり部分が。
ヘッズのは78年7月21日発売。
先でございます。いや、怪しい怪しい。
全部とは言わないけどね。そこだけどっかで聞いていたってことは有り得ますね、ジャップ警部。」
「誰だよジャップ警部。」
「あ、名探偵ポアロに出て来る人ある。気にするな。好きなだけだから。」
「つか。その唄と似てるって・・・・
両方とも好きなだけじゃないのー?」
「ぐ」
「インタビューがクドいって、親切に答えてくれただけじゃないのー?」
「ぐ
そうとも言えよう。
ま、いいじゃない。面白いんだから。
許せ。」
(山)2010.4.2
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ベリー・ベスト・オブ・シック
C'est Chic
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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ろっくすシックのページ
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