2010年04月07日
不正療法/ドクター・フィールグッド 1975/10
不正療法
ドクター・フィールグッド
1975/10
あははあははビートだ。
ぐちゃ、ぐし、ごげ。
頭真っ白。
えーと何て書くんだっけ?ぐお。
はい、
快感先生、
ドクター・フィールグッド。1975年10月リリースの新作、
不正療法
〜Malpractice
実は・・・・先日初めてついに出会ったのだ。
何しろ出た当時15ちゃいだったかんね。
当時はもー全米TOP40にムチュウ、
そしてそこから飛び出してバッド・カンパニー一族やらザ・バンド一族やらリトル・フィートやらに
両足ぶち込んだとこでね。
何やねんパブ・ロックって?誰ですかドクター?
だったのだ。
名前は知ってて何かものすごーく気になったんだけど。
次の年、あの必殺ライブ”殺人病棟”買います。
日本盤で。
何故買ったのか記憶に無いが。まだパンクも知らなかったか。
で、
そりゃもう見事なほどハマりまして、はい、ウィルコ・ジョンソン兄貴です。
私もグレコのテレキャス持ってただに。
何でってそれが一番安かったんだよ、エレキの中で。トムソン以外では。
俺はこれが好きで買ったんだ、レット・イット・ビーでジョージが弾いてるヤツの色だ。
ピックガードをプラモのスプレーで塗ったけど。
ブルース・スプリングスティーンの兄貴のテレキャスだじゃん。
音は安いがよ。音、安いんだよ、ほんとに。
こうゆう何も付け足しの無いギタアほど値段で差が出るよ、クソ。
なんてことも知らないくらい弾きまして、
その最中にウィルコ兄貴がしがし。
一緒に右手血まみれ。
と、そうこうしてるうちにそれ以前の盤は見当たらなくなってさ、
英盤は高いだろ、これから後は中古もどんどん高くなっていく。
CDですか?
何しろ1stはモノラルで出したバンドでっせ。
CDで買う気がどーしても起こらなかった。35年経ったじゃん。
そしたらこないだだ。セール半額ダンボール内でVIVIDで出た88年盤みっけ。
いえい。
新譜だ。
マジだ。
たかが35年。クソみたいな年月。
このロックにとってそれが何?
何も足さない何も弾かない音楽。
づんたづんたのドラムと
ぶんぶんぶんのベースと
がしがしがしのギタアと
ウンゲロ声の歌
勝手知ったる聴いて無い。
快感先生の不正療法
http://www.youtube.com/view_play_list?p=F0DA677F854E9071
A面
1. "I Can Tell" (Ellas McDaniel, Samuel F. Smith) 2:46
↑
ウィルコ氏師匠、ミック・グリーン氏所属ジョニー・キッズ&パイレーツおハコ曲。
このパイレーツってのがあれだ、ビートルズ以前にイギリスで嵐を巻き起こしたウルトラビートバンドでの。
いたのだ、以前に。こんなガチな連中が。機会を得て後日証明したし。
2. "Going Back Home" (Mick Green, Wilko Johnson) 4:00
↑
その師匠と一緒に作ったなんて、水戸黄門の職人シリーズみたいではありませんか。
「貴様は俺の元でさんざ修行してそれ程度のギターしか弾けねえのか。破門だ。」
「すんません。許してください師匠。もう少しおいてくださいここに。」
とかゆう会話が、師匠の娘と恋バナを絡めて展開されました。
とゆう話は今まで25回くらいリメイクされて放送されている。
3. "Back in the Night" (Wilko Johnson) 3:18
↑
出た。”ブルームもの”。やたらと英国人その道のものが好きなブルース人エルモア・ジェイムス氏、
ティッシュじゃないぞの”ダスト・マイ・ブルーム”もの。
俺だってこの三連スライド習得からボトルネック・ギターの最初の一歩を始めました。
これわね、法律で全部ダウン、もしくはアップ・ピッキングで弾かなきゃいけないことになってる。
反則するととんでもなくさげすまれます。
の恐怖の中、シングルカット。まるでヒットせず。
何と日本盤も出たのだ。何枚当時売れたのでしょう。
を復讐するため、今再び
夜再び
俺はお前の炉端に寝そべる
夜再び
お前は俺を地すべりのごとく揺さぶる
危うく最初のシフトを取り損ねるとこだったぜ
朝に夢見る、俺達がしたこと
夜再び
夜再び
夜再び
夜再び
お前の愛の下、点火
俺は床の上で起きた
お前に何か朝飯をくれと頼んだ
お前は俺を外に叩き出した
俺は遅刻バスに飛び乗った
俺は笑わなきゃいかん
俺はお前のやり方が好きだ
お前は俺を今朝追い出した
だがお前にはわかってる
俺がいるってことを
夜再び
夜再び
夜再び
夜再び
お前の愛の下、点火
スライドーギタア
一日ってのはすげえゆっくり時が経つ
死んじまうような気分だぜ
仕事終りの笛を吹いてくれ
そしたら俺は生き返る
お前さんの方へ
星の下
俺はいつの日かたどり着いたのだ
ほれ、俺達はここにいるじゃないか
夜再び
夜再び
夜再び
夜再び
お前の愛の下、点火
スライドーギタア
いやえー!
4. "Another Man" (Wilko Johnson) 2:55
↑
これよこれ。ぎが、ぐごげ、かしかしギタア。どうやってこんな切れのある音出してるのか最初さっぱしわからず。
指でうんぱうんぱとグーチョキでかっぱじいてるんだよな。そうでなければパッキンパッキン音出ない。
指血まみれ。
5. "Rolling and Tumbling" (Morganfield) 3:12
↑
コテンコテンの古典デルタ川ブルースを思うがままに陵辱。
はいここでのヤラレ点は、リー・ブリロー氏のクソウンゲロ声でございます。
マコトちゃんのやつみたいに見事にトグロ巻いてるです。
6. "Don't Let Your Daddy Know" (Wilko Johnson) 2:57
↑
これウィルコ兄さんがヴォーカルなんだよな。そんなこと知らねーのかって、知らねーよ。
ただ歌がヘロヘロじゃからの。そうなのかと。言っとくが知らなくたって一見さんだって、
快感先生は心地よく迎えてくれるかんね。治してくれるんです。具合が悪いとこ。
B面
1. "Watch Your Step" (Bobby Parker) 3:23
↑
ここより先生ら、ニュー・オリンズの旅開催。このリフは指弾きではすげえ弾きにくいぞ。
たしかに弾きにくく弾いてる。これも修行だ。好きこそ物の上手なれ。
2. "Don't You Just Know It" (Huey "Piano" Smith, Johnny Vincent) 3:49
↑
ニュー・オリンズといやあヒューイ・ピアノ・スミス感冒先生。
はっはっははあ
CMで使われていたような気がする。あのジョン先生ドクターもガンボでがんぼってました
この曲は勝手知ったる並木道。
3. "Riot in Cell Block No. 9" (Jerry Leiber, Mike Stoller) 3:40
↑
うお、ヘイ・ユー・ブルースだ。左とん平ちゃんの。そしてブルース・ブラザースの。
一回はバンドやるものならやってみたいこれ。
わ、俺やってないまだ。このままでは地獄行き。何とかせねば。
4. "Because You're Mine" (Wilko Johnson, Nick Lowe, Sparks) 4:54
↑
よう、夢の共作、ニック・ロウ兄貴との。それだけで喜ぶ方々、全世界で18億3千2人。
類はルイルイを呼ぶ。ガシガシも呼ぶ。うんぎゃも呼ぶ。いかんどんどん白痴化が。
5. "You Shouldn't Call the Doctor (If You Can't Afford the Bills)" (Wilko Johnson) 2:36
↑
白痴化が進んでしまったのでそりゃもうドクターを呼ばねばなりません。
「先生、治るでしょうか?このバカ頭。」
「そりゃ無理だ。」
一巻の終わり。
二巻目の始まり。
(山)2010.4.7
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不正療法
Malpractice
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
↑当時ML誌レビュー
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ろっくすドクター・フィールグッドのページ
資料
資料(英版)
English Version
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