2010年04月15日

ペガサスの復活/スティーヴ・ミラー・バンド 1983/4



ペガサスの復活
スティーヴ・ミラー・バンド
1983/4


いやー奇遇だ。
さてと今週の木曜はこれだ、取っておきの、満を持して、と思っていたら・・・
昨日、レコ屋さんで出ました。
完全帯付日本盤。いえい買うぜ・・・とならなかったのねこれが。
だってCDで持ってるんだもん。
米盤でジャケインナーには何にも書いてない素っ気ないもんだけど。
普通だとこうゆう時は買ってしまうんすが、この場合はそうゆう気にならず。
何ーにも付いてなくてもどんな形でもまるでかまいません。
それがアメリカのギターの若大将、永遠の与太者、スティーヴ・ミラー親分率いる

スティーヴ・ミラー・バンドだ。

ペガサスの復活
〜Steve Miller Band Live!




1983年4月発売。何ーにも書いてありませんから、いつどこで録音したものかさっぱしわからず。
きっと昨日のライブの実況録音盤なので有りましょう。ペガサスは時間を超えて飛翔する。
以前に一部ライブ収録の盤はあれども全編フルはこれが初めて。
しかもさすが大将、出す時期がいいねえ。己のキャリアの旬を見極め、全てヒットが出尽くした、
(とは申してもここで一巻の終わりじゃないことは言うまでもなく)
のを見据えてのリリース。
まだホッカホカで暖かいうちにどうぞ。



はい、いただきます。
27年経ってもまだ暖かいよ。

Steve Miller Band Live!
http://www.youtube.com/view_play_list?p=3373403FDAB91ED3





親分の憧れの大親分と言ったらジョニー・ギター・ワトソン博士です。
その1957年のシングルをばお下げ渡しになられて自分のテーマに。



これが江戸流ロックンロール、4ビートでかっ飛ばす小粋ここに極まる。

今日もコブシ絶好調だぜ!





1977年の大ブレークアルバム”鷲の爪”から全米ナンバー1ヒット見参
ここでの演奏たら悶絶です。言ってみりゃあ崩して歌ってるつことになるんすけど、この崩し方が常人とは遥かに異なり、
勢い余って16分の2拍ずつ前倒しで唄いたくるつえれぇ荒技。アナコンダ殺法。
普通ねえ、ヒットをまともに歌ってもらえねえと残念感絶頂になるよねえ。
が、こんな風に気持先取り鷲掴みでやられちゃあ。これがライブならでは快感です。






多分、自身でも何回やったかわからなくなってるんじゃないかってくらいフェイバリットなこれまたテーマ曲
こっちは何回やってもちゃんとマトモにやってるに違いない。恐るべき精微さで。
その違いは盤上にてご確認を。



”鷲の爪”表題曲。全米最高位2位。ミラー流ファンクの決定版。大親分のワトソン博士にも当然通ずる。
して、歌のタイミングが実に難しい唄で、そこをわざと引っかかり気味に唄ってくれるそこが好きなのよー。
背中の届かないところが痒くて今書いて貰いました。
その的確さは盤上にて。
例の飛翔シンセのぶっ飛びぶりも。





1977年”ペガサスの祈り”アルバムから全米最高位23位のスマッシュ・ヒットを。
バンド一丸のこれも当然キチンとやってくれて、なお荒くれにするつうヴァージョン。
ミソはもち、口笛。いつもより多くぴぴぴーー。
口笛は欠かすことが出来ない小技です。



1973年の同名アルバムから最初の全米ナンバー1ヒットを。
まるで変わらずおんなじ。だって天下無双の存在ですから。誰も出来ないから自分で時代に合わせて変える必要なんかまるで無いんだよ。
ここでのミソはしゃべるギター。そしてコブシ。



元は1949年に書かれた泥夢魔ブルース。それをばやはり自分のテーマ曲化させてますミラーさん。
このヴァージョンも無双。そして永遠。専門家ブルース雑誌とかの方々には無縁だろうけどな。
そこが魅力なのだ。



親分の第2期黄金はこの曲から始まったのだ、全米最高位11位のファンキー抜天唄。
このギター・カッティングは狂気の門です。やってみて下さい、そこに置いてあるギターで。
3コードですからすぐ出来ます。のめり込んだらがしがしがしがし。

飛べるよ。



シンコペもキメも、いえいいえいいいえいも、うーのも。
何て美しいのでしょう。



最後のチャートヒットにして全米ナンバー1で〆た1982年の記念すべき一品。
御存知の通りこんなにゴキゲンな唄で。
ちゃんと例のムチ、ぺし、ムチ、ぺし、
もやってくれてますから。
そうゆう美味しいエサ、巻くのお手の物だよ。こうゆう方を生まれながらのヒット王と言うのです。



あ、もう最後だよ。LPにしては1枚分。明らかにこないな大御所のものとしては足りません。
まだヒット余っててやってないのもある。
が、
それがまた似合う。
やり過ぎず8分目。それがSMBのルールだ。

ラストを飾るは誰もが忘れない77年の全米最高位8位の大ヒット

ががががががが

永久の8ビートブギ。
最高の音質でお楽しみ下さい。



それにしても残しておいてくれて良かったわ。
黄金期のライブ盤を。
何か、大将ってそうゆうとこ無頓着そうだから。
結果としてバッチシな時に出したんだけど、
実は、誰かに言われて、そういや出した方がよかんべみたいな。

天然さんいらっしゃい。

(山)2010.4.15

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Steve Miller Band: Live!

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Johnny Guitar Watson - Gangster Of Love
http://www.youtube.com/watch?v=Jk31242CnkU

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ろっくすスティーブ・ミラー・バンドのページ

資料

資料(英版)

English Version

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posted by 山 at 08:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ヒット職人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もちろん持ってますよ!
10数年前にその中古ショップの国立店で
買ったんですけどね・・・w
Posted by きぃふ at 2010年04月15日 20:32
そうなんですか、、
Posted by 山 at 2010年04月15日 21:44
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