2010年04月20日

NPO法人ウルトラ警備団 第32回:世界大戦争(9)飛んで来た

NPO法人ウルトラ警備団
第32回:世界大戦争(9)飛んで来た


「も一回言います。団長、世界中からニホンに向かって飛行物体確認されました。」

「何と!こりゃ凄い数だ。こんなに核弾頭飛ばしたら日本だけでなく世界破滅だろうに。」

「えーとえーっと、ここに核シェルターってありましたっけ?」

「馬鹿、そんなものあるかい。この基地は廃工場のお下がりだろが。」

「わわわ。では私の命もあとわずか・・。どれくらいでしょ。
アンヌさん、第一弾到着までどれくらい?」

「えーっと、計算すると・・・あと56分くらいかしら。」

「え?何かそれかかりすぎじゃね。←あ、これ若者イントネーションでお願いします。」

「そうだよな。ミサイルにしてはかかり過ぎだ。」

「あ、いけない。どうしたのかしら。」

「また何かあったんですかー?」

「違う違う。何かスクリーン表示がおかしいわ。これって・・・
日本に向かってる旅客機が写ってる。」

「え?てことはミサイルじゃないのか。」

「はい。違います。」

「良かったーーー。」

「でもどうしたのかしら。何にもしてないのに切り替わるなんて。
今、通常の侵略危険物体探査モードに切り替えます。」

「おおお。点が一斉に無くなったよ。」

「そうだよなあ。通帳から2円消えたくらいで日本が破壊されてたまるものか。」

「ははは。これでとりあえず安心。じっくりその件を調査しましょう・・・
って
あれ。」

「何だ、あれって。」

「まだ一つ点が日本に向かってますけど・・・」

「何だって!!アンヌ、今度は間違いないのか?」

「えーっと・・今度は間違いありません。侵略危険物体探査モードです。」

「わわわ、至急、その物体を探査しなさい。」

「はい。ズームアップして危険物探査。」

どわわわわわ台風

「飛行機は飛行機だな。旅客機。だが・・・まずいよ。核爆弾搭載してるよ。」

「航空会社は不明です。」

「進路は?」

「現在のままですと、ニホン銀行本社建物。あと1時間10分で到達。」

「何と!東京のど真ん中で核爆発ですかー。」

「てことはここも・・・」

「もちろん。あのサイズの水爆だと確実に被爆範囲だよ。」

「ぎゃ。ちょっと失礼。トイレ。」

・・・・・・・・

”もしもし。あ、アッシです。今、こっちで見ましたよ。ひどいじゃないですか。
核爆弾でこの辺、ふっとばそうってんですかい。アッシだって死んじゃうよ。”

”がはははは。すまんすまん、連絡遅れて。急いで逃げろ。”

”って、アンタ誰?死神博士じゃないの?”

”何だ気付いてなかったのか。アイツは数々の不手際で現在NY本部で研修中だ。
俺はその留守をあづかる首領、ミスターMことナンバラ〜。最後の〜は忘れずに。”

”この際、誰でもいいや。そのナンバラさん。”

”ナンバラ〜だ。”

”ナンバラ〜さんよ。逃げろってったって1時間くらいじゃ時間が足りないよ。”

”足りないのなら潔く散ってしまいなさい。お前さんもまとめて証拠隠滅じゃあ。”

”ひどいことを言うねえ。そんなこと言うのならアンタらの正体、ここでバラしちゃうよ。”

”うーむ、今バラされたらそれはちと面倒だな。
よっしゃ。今から20分後にそこに到着するよう迎えの超音速円盤を向わせるから。
今しばらく辛抱してちょ。着いたらそれに乗って逃げなさいね。
お前さんの分の儲けたお金、ここにたんまりとってあるし。”

”本当ですかー?着かなかったらバラしちゃいますよ。”

”武士に二言は無い。おとなしくまっちょれ。”

バシ

「あーあ、切っちゃったよ。まー、今さらそれしか手は無いか。
しかたない
待ちましょうかね。」

・・・・・・・・

「あ、すんません。焦ってまた下痢。」

「うーむ。何か手は無いか。」

「迎撃すりゃいいんじゃないですか?速度だって遅いんだし。」

「そうか。そうだな。迎撃だ迎撃!」


ぽーぽーぽーメール

「団長、今、万城目大臣から緊急伝書鳩連絡です。
電子機器が例のネット怪獣の影響で軒並み故障だそうです。
それで防衛ミサイルシステムが稼働しないんですって。えー!
迎撃戦闘機のコンピューッタも故障で飛べません。」

「え、何だとお。しかし何でここのシステムは動いてるんだ・・・
としばらく黙っていたビショップを見る。」

ぷるぷるぷるあせあせ(飛び散る汗)

「額に冷や汗かきながら何か頑張ってるよ。」

「これが限界・・・これが限界・・・・」

「ビショップが陰ながら頑張ってこの危機をスクリーンに写して警告してくれたのか。」

「これが限界・・・これが限界・・・・」

「団長、ホークのシステムも反応しません。飛べませんよ。」

「うーむ、万事休すか・・・・

こうゆう時は・・・・・」

じろ
じろ
じろ


「何何何。何で僕の顔をみんなで見るの・・・・
もしかして・・・期待されてるんじゃ・・・・
あはは。ヒーローだからってか。
.
.
.
マジで?」

「うんマジ。」


つづく。

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posted by 山 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラ警備団 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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