2010年05月12日

マイアミ/ジェームズ・ギャング 1974/12/14



マイアミ
ジェームズ・ギャング
1974/12/14


またも夢見ました。
昨日の夢はそのまま当たっちゃって怖かったけど。これはさすがに現実にはならんな。
ゴジラ対アンギラスのリメイク映画の夢です。
もちろんまだ作られていない。
怖かったよ。ものすんごく。
とにかく両怪獣とも凶暴、凶悪、無敵。マジで喰われる恐怖満載。
舞台は近未来で、世界はテロ跋扈のこれまた恐怖世界の中、しかも怪獣まで現れるとゆう設定。
で、それを退治するためにもテロ対策用に結成された、
放射線照射で3倍の大きさにでかくなった人間部隊が派遣されます。
それまたリアルに不気味で怖いです。
途中、放射線効果が無くなり、等身大に戻った隊員が、テロ制圧時代の恨みにより、今まで怪獣と戦ってくれてたとゆうのに、一般市民に襲われ追い回されるって場面もあり。
しっかりとラスト・・・までは見なかったんだよな。
ラスト直前まで見ました。脚本書けます。あ、いりませんか?

その夢を見てる最中、思いました。
この怖さはいったい何だ?
底抜けのこの怖さは?
これは
もしや・・・・

だな。魔で且つ闇

と思う。
21世紀に入って10年。最近のこの何か悶々としているヤルせ無さ、世知辛さ、荒涼感、耐え難いものがあります。
そうだなー、こりゃPCのOSがMS−DOSからウィンドウズに変わった頃からかな。
魔闇がどんどん消えていったような気がする。
光有るところに闇が有り、と古来申しますように、それでも必ず魔闇は存在してるはずです。
眼に見えるところから消えていったとするとどこかでとんでもなく集結して今にもはちきれそうなのかもしれません。
共産主義はぶっ潰れました。
あれは”権力”を第一旨とするもので、その”権力”自体によって自滅した。
資本主義は勝利を謳歌してます。だが正に光と闇のようにその二つは両輪で片方がヤバかったら当然片方も命は無いはず。
ましてや敵は倒して死んだのでは無く、自滅で崩壊したのですから。
そうです。こっちも自滅してもおかしくはありません。
資本主義、自由主義の第一旨は、御存知の通り”金”。
つことは”金”によって”金”が潰される。
調子ぶっこいたあげく。

みんな、うんざりし尽くして。

その後はどうなるんでしょう?
まだ手を付けて無いものって何だ?

やたらと勝手に複雑にして、悶々としたややこしさにうんざりしたら、今度は下手すりゃお定まりのファシズム、
スローガン主義が台頭してしまうかも。
となると宗教国家主義ってのも有り得ます。

手をつけてないのは”愛”だ。

”愛”を是とする”道徳主義”国家。
20世紀少年だよ、そりゃ。
一見善きことのように思えて、一番危険です。何故なら”愛”は人間各自個人個人のもので、心の領域だから。
クジラやタバコの例を見ても、それが行き過ぎると洗脳国家になってしまう。
と、
思ったら、今朝、ネットのニュース見ましたら、某参議院議員が某宗教政党に鞍替したとゆう一報が。
選挙で通らなくてもその手があったか
そうです。今、そうじゃないからって安心は出来無いです。
突然、流れがそうなると一挙にそうなる危険が。

そんなんになったら・・・
それこそ魔闇が消えて、無くなりかかっていたロックなんてものは、下手すりゃ発禁だよ。
何しろ、神様差し置いて、あれは人の情念情動に直接働きかけるものだから。

そんな自由は許すまじ、最大の敵にされる恐れあり。

そもそもロックは、魔と闇を常に抱えていた音楽です。
それがそれまでのポップスとは一線を画していた。
つか
ジャズや歌謡曲やフォークも、ロックが闇を抱えて時代には同じく闇を持っていたか。
TVドラマや映画も。プロレスも野球も街並みも・・・。
最初に書いたことに戻っちゃうけど。
それは60’sから70’s。
大戦争終わっても、まだ血を見ることがやめられない世界に、人は魔と対峙して付き合って行った上で、何とかしなきゃならんって思いが有ったからかもしれませぬ。
今のように、2km離れたヘリコプターからTVゲームのように人を撃ち殺す戦争じゃまだ無かった時代。

アルな。

そんな感覚をてんこ盛りにたたえていた時のアルバムが

マイアミ
Miami
ジェームズ・ギャング
James Gang




1974年12月14日発。7枚目にして看板ギタリストがジョー・ウォルシュおいちゃんからドメニク・トロイアーノ氏、
そしてヤング天才トミー・ボーリン氏に代わり、彼にしても最後のアルバムです。
このあとディープ・パープルに移籍。



何が魔で闇と言ったって、
このアルバムにはシングルカット相応の曲が無い。



それでガツンと10曲。当たり前のように録音されて発売、最高位全米97位。
さらに
何が魔で闇と言ったって、
このアルバムのロックはいったい何だ?

James Gang - Cruisin' Down The Highway
http://www.youtube.com/watch?v=yGbOPYjkCwM


ハード・ロック?

そうじゃないのも仰山。

だのロックです。

ジェイムス・ギャング印。ウォルシュおっさんにより頂点に達したバンドの味が人が変わるにつれそのまま静かに変化したロック。
文で書くにはこれほど説明しがたきものはなく、
やるとしたらやたらややこしくなるか、素っ気なくなるか。
誰にも不可侵な領域だ。
しかも
これはこの時代、当たり前のことで、大手を振ってまかり通せたってんだから。
それはひとえにたまらなく素敵だったからだよ。
地力がとんでもなくありおった。
たがために
ハマった誰もがこれが無くなるなんて思いもせず、

実際、周りで亡くなったとは言え、ハマった誰もはいまだに抱え続けているでしょう。
こんな風に。
どーだ、ざまーみろ、人生を捧げたってまるで悔いはねえぜ。
ガキどもに阿呆と思われようがそうなってる。

確かに
本来の気持ちを忘れて、形だけを追い求め、実際滑稽になってる場合もあるがよ。
そやつらは
まあ、簡単に転向するか、それはそれ、これはこれって金の世の中と両天秤かけてるがね。

マイアミ



舞闇

屈強爺さんトム・ダウド氏との共同プロデュース。作ったのがマイアミ・クライテリア・スタジオだからマイアミ。



聴く浴びる度に、
我ら因果でロックを愛した者共、魔と闇を果てしなく抱え、善き悪魔を讃える歌の中で生きてやる
と頑固親父化するアルバムでございます。

(山)2010.5.12

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James Gang - Miami

Miami

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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↑当時ML誌レビュー

ろっくすジェイムズ・ギャングのページ

資料

英語資料

English Version

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posted by 山 at 08:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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