2010年05月19日
レノンとマッカートニーがあげた歌/V.A 1979/4/18
レノンとマッカートニーがあげた歌
V.A
1979/4/18
火曜の夜はベストヒットUSA!
BSでやってます。
はいいけれどー。今のチャートをやってるんよ。当たり前だけど。
それがねえ、あんまりネガテヴかますのも嫌なんだけど、困ってます。
うんざりして。マジで吐き気がするほど。
画面に向かって叫ぶ。
俺が望んでいた21世紀はこんなんじゃねえぞ。
何がうんざりってグロテスクなのだ。
ポップ・グループ好きな私が言うのもなんですが。
このグロはXんこを差し出されてリアルに喰えって言われてるようなグロ。
旨いんだからよ、ナウなんだからさあさあ、って迫られてもねえ。
金ピカにデコされてるけどねぇ。
xんこはxんこだし。喰えん。
気のせいか小林克也さんもお仕事でチャートはサラッと紹介。
本気なのはタイムマシーンのコーナーだ。
なら
思い切って全部タイムマシーンにすりゃいいと思うんだけど。
今の音楽が気に入らないのは、オメエが歳を取ったからだ親父ヨウ。
って若い連中からは言われるかもな。
はいはい、ご覧の通り立派なオヤジですよ、
人は誰でも青春時代に聴いたものは特別でそれがメインの音楽観にになってるのも承知です。
んが、
一応ずっと音楽作って来まして、今はお休みだけど、その間、ずっとナウを追ってましたから。
20世紀の間はナウも良しとキバってた。
それがどっ白けになりましたはやっぱ今世紀からだ。
何だろねこりゃ。
それは・・・・
昨日のゲストに32歳の白人の気鋭のブルース・ギタリスト&シンガーが出てた。
それ見て気付く。
いかにも親父が気に入りそうで、確かに悪くは無いんだけど。
それがアカンのだ。
ペロペロペロっていかにも手際よく、サラッと器用にギター弾いて歌う。
全然そいつはブルースじゃ無いじゃないか!
今までのものに全乗っかり。産みの苦しみ無し。その分、手際がいいこと。
で、
それで?
問いたい気分でいっぱいに。
今の音楽に必要なのは、これから何が起こるかわからないワクワクする感じ、
採れたてで新鮮、無理やり売ろうとしなくても、やたら高揚してみんなが飛びつくそんなんじゃないだろうか?
そんなこと言ったって、もうあらかたやりつくしちゃったんじゃないかよ。
って言うかもしれないが。そんなことは昔から言われてましたから理由になりませぬ。
要は
有名になる、売れたい、ってのが先に来てるから壊せないんじゃないか?
音楽なんてのは非生産的の権化、所詮カタギがやるもんで無し。
人生棒に振る覚悟で、実際数多の打ち敗れたシカバネおり、それを踏み越えて生き残るもので、
ウチだって見事セレブなどなりようはずも無く、すっかり野に咲く花だヨ。
まだわかんないか、可能性0じゃないか。
でもそれでも、売ってくれると言われても、無茶言われておもねって消耗するのは嫌だね。
そもそも出来ません。
そこが駄目なんだと言うご意見に、それでも?の気持ちがある。
レノンとマッカートニーがあげた歌
V.A
1979年4月18日発売。
タイトルは勝手に訳したもので正式には
The Songs Lennon and McCartney Gave Away
邦題は
”ザ・ソング・オブ・レノン&マッカートニー”
そのまんま。ビートルズのレノン=マッカートニーが他のシンガー、バンドに書いた歌を集めたLPです。
ベストヒットUSAでは”レジェンド=大いなる遺産”ってコーナーがあり。
ビートルズのデビューに至る過程をイラストと克也さんのナレーションで再現。
これがほんま面白い。
それ見るために番組見てるかもしれんほど。
知ってるつもりのビートルズが、このコーナーの内容がそれがまるごと正しいかは別として、
丁寧に追った苦闘時代を垣間見ることが出来る。
昨日の回は、あちこちでオーディションに落っこちたビートルズいよいよ絶体絶命の時点まで。
このアルバムの中身は・・・・ちょい番組に早まって
主にブレーク直後の祭の音楽の数々です。
一挙に大ブレークしたビートルズに恩人ジョージ・マーティン氏が依頼す、
ワシお抱えの、所属の連中にも歌を書いてくれないかと。
そりゃ断れず、書きに書いたね、自分たちでやらない、丸っきしあげた唄です。
業界に自分ら丸ごとぶつかって挑戦状叩きつけた若気のいたり全集。
それ聴いて何よりわかるのは・・・・
彼らも人間だってこと。
黙っていても出てくる唄が全部名曲って訳にはいかない。
それなりに二番煎じ三番煎じ有ってさ。
必要以上にやたら持ち上げるのは、それこそ大いなる誤解、大いなる害、
返ってつまらなくする。
が、
”大いなる遺産”での連中の様子見ますとこれには別な見方もあるような気も。
特にジョン・レノンの兄いは、デビューまでの泪橋ですっかり音楽業界を醒めたシラけた目で見てる節がありますから、
「人にやるんだからよー。そんな良い曲作ることはねえぜ。うっかりそんなんやったらクセになる。」
とワザと二番煎じしたかも。
ポールちゃんに関しては、そうゆう意識はジョン兄いより有ったと思われますが、
ああゆう人ですから、油断曲が返っていい曲になってしまう場合多し。
私情も入る。
ピーター&ゴードンが明らかにいい歌を貰ってるのは、ピーターさんの妹が恋人のジェーン・アッシャー嬢だから。
お土産を持ってお願いすると喜んで便宜を図ってくれる人らしい。
悪代官か
いや、普通です。貰って嫌う方が変。
さらに恐ろしいことには、その贔屓の名曲以外の、確信手抜き唄も、
何回も聞きますと、ハナ歌必須のチャーームなブツばっかなのだ。
悪魔の手抜き歌。
それはそんなこと言ったってやっぱり状況を打ち破るほどの才があったからこそのブレークだからこそ。
で、貰った方も、それに丸ごと乗っかって、ま、例え最初は嫌々な態度だったとしても、
最後には屈服して大喜びでやってるさま、何かが起こってる熱気が充満してるからです。
The Songs Lennon and McCartney
http://www.youtube.com/view_play_list?p=954968CC3D8F8F9D
A面
1. I'm The Greatest (John Lennon) / Ringo Starr
1973 (アルバム”リンゴ”収録) 3.23
↑
レノン氏が作った”ビートルズ光色一代記”唄。訳したら面白いの必須です。いずれ。
2. One and One is Two / The Strangers with Mike Shannon
1964 2.11
3. From A Window / Billy J. Kramer with The Dakotas
1964 1.58
↑
1964年7月25日全英チャート登場、最高位10位。
4. Nobody I Know / Peter and Gordon
1964 2.29
↑
1964年6月6日全英チャート登場、最高位10位。
5. Like Dreamers Do / The Applejacks
1964 2.31
↑
1964年6月13日全英チャート登場、最高位20位。
6. I'll Keep You Satisfied / Billy J. Kramer with The Dakotas
1963 2.05
↑
1963年11月9日全英チャート登場、最高位4位。
7. Love of the Loved / Cilla Black
1963 2.02
↑
1963年10月19日全英チャート登場、最高位35位。デビュー・ヒット。
8. Woman (Bernard Webb) / Peter and Gordon
1966 2.26
↑
1966年2月26日全英チャート登場、最高位28位。もう一つのウーマン。
9. Tip Of My Tongue / Tommy Quickly
1963 2.06
10. I'm in Love / The Fourmost
1963 2.08
↑
1963年12月28日全英チャート登場、最高位17位。
アイム・ナット・イン・ラブはアンサー・ソング。あ、私の勝手な意見す。
B面
1. Hello Little Girl (McCartney—Lennon) / The Fourmost
1963 1.51
↑
1963年9月14日全英チャート登場、最高位9位。デビュー・ヒット。
2. That Means A Lot / P.J. Proby
1965 2.33
↑
1965年10月2日全英チャート登場、最高位30位。
3. It's for You / Cilla Black
1964 2.21
↑
1964年8月8日全英チャート登場、最高位7位。
4. Penina (Paul McCartney) / Carlos Mendes
1969 2.36
5. Step Inside Love / Cilla Black
1968 2.21
↑
1968年3月16日全英チャート登場、最高位8位。
6. A World Without Love / Peter and Gordon
1964 2.38
↑
1964年3月14日全英チャート登場、最高位1位。デビュー・ヒット。
7. Bad To Me / Billy J. Kramer with The Dakotas
1963 2.18
↑
1963年8月3日全英チャート登場、最高位1位。
8. I Don't Want To See You Again / Peter and Gordon
1964 1.59
9. I'll Be On My Way(McCartney—Lennon) / Billy J. Kramer with The Dakotas
1963 1.40
10. Catcall(Paul McCartney) / The Chris Barber Band
1967 3.04
ユーチューブで作った再生リストにはヒットの形跡が見られない曲を入れました。
ヒットの曲はいずれ完璧シングルとして讃えたし。
ヒットせんものもまた、だからこそ面白れーー。
ポールちゃん主導、もしくは単独名義でのジャズなブツってば実に魅惑です。
特にラストのキャットコール。
英国鼓笛隊ジャズの大御所さんがやるマジカルでミステリーなツア者。
モンティでパイソンでプリズナーで6で、リメイクだって?考えられん
の身にはたまらん。
と
萌えたらさ燃えたらさ
え?これってば廃盤?
ワケわかんないよ。
何がこの世で必要で、何がいらないんだ?
(山)2010.5.19
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Songs Lennon and Mccartney Gave Away [12 inch Analog]
Beat at Abbey Road 1963-1966
Lost Songs of Lennon & McCartney
ろっくす特製でかい画像ページ也。
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ろっくすビートルズのページ
資料
英語資料
English Version
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