紫の炎
ディープ・パープル
1974/2/15
♪うぎゃりこぐう、げ、ぎゃりこ・・ぎゃりこ・・ぎゃ♪
「おいちゃん、おはよ。ギタアのレッスンですか？」
「おう、坊主か。１４年と半年ぶりにギター触っちゃったよ。いやー、指が動かなくなったなあ。」「昔は指は動いたですか？」「ぎく。それはまあ。何とか。スモーク・オン・ザ・・ウォータくらいは。」「そうなんですか。でもそれくらい・・・」「それ以上ツッコむでない。実はね、世界露店レコード商選手権大会てのがこんど有ってね、それに参加しようと思っているのだよ。
そんでね、その為のセールスの研究だ。」
「ふーん。で、何の歌を売るの？」「よくぞ聞いて下さいましたね、
皆様、長らくお待たせいたしました。毎度おなじみ８０’ｓのレコ屋でござーい。
本日持ってまいりましたお宝はああああ
紫の炎
Burn
ディープ・パープル
Deep Purple
１９７４年２月１５日発売。同名アルバムからのシングルカーット！！」
「８０’ｓじゃないじゃん。」「ぐ、またも気付いたか。許しておくれよう。何つたってこの歌はおいちゃんの時代のとんでもねーほどのアンセムなんだよー。聖典なんだよー。聖歌なんだよー。偉大なんだよー。止めろ。」
ばこ
「殴って止めなくてもいいじゃんかー。
」「すまんな。」「しかしまー、どうやって口上したら優勝できるかね？」「ま、取りも直さずここでリハーサルしてみたら。」「はい。えーと、さっきも申しましたようにバーンつうたら我が国の特に男子諸侯には今では想像もしてもらえんでしょうけど、そりゃもうどこでかけてるのか毎日１回はどこからともなく教室内に聴こえてくるってエラもんで。
１９７４年４月２１日に２８位で初登場、以後16-15-10-7-7-5-4-5-5-10-14-14-16-20-24-33-40位。
最高位４位。ってこんなもんじゃないだろう。おかしくないか？
あ、あってるんですか？おかしいな。」
「それって日本の話ですか？」「そうです。それが不思議なことに目に見えてヒットしたのは日本だけ。本国英国では
１９７８年になって１０月７日に５３位で初登場、以後45-57位。
って実に半端な。
アメリカでも出たようなんだけど、
あそこはねえ、ウルトラロックの勲章としてロックなほどヒットしません。」
「そうなの。」「あ、何か凄い疑いの目。そない言うならかけちゃうぞDeep Purple-Burn
http://www.youtube.com/watch?v=LCnebZnysmI
♪
空が赤い、俺には理解出来ない
真夜中過ぎても俺はまだ大地を見ている
人は皆言う、その女はクソッタレだと
アイツはお前を焼き尽くす、
その手をヒラヒラさせることでいえい
都市は炎に包まれ、街は炎上中
その女の炎は高く高く燃え上がるのだ
俺達は馬鹿者だった、俺達はあの女をウソつきと呼んだのだ
俺達が聞いている言葉とといえば
燃えろー！！
俺は信じなかった、アイツが悪魔の精液だったなんてことを
アイツは言った、
「お前らみんな呪ってやる、お前らは決して学ばない
アタイが行っちまったらもう引き返すことは無いんだよ。」
人々は笑っていたアイツが言うまで
燃え上がれ！
警告が放たれり、気にかける者など無し
地球は震撼し、俺達は立ちすくんで凝視していた
それが到来し時、誰も助からず
いまだ俺には聴こえるのだ
燃え上がれーーーーー！！
お前にはわかっているのだ
俺達には時間が無かった
ヤッてみることさえ出来なかったのだ
わかっている
俺達には時間が無かったのだあああああ
ギタア
バロックさん
お前にはわかっているのだ
俺達には時間が無かった
ヤッてみることさえ出来なかったのだ
わかっている
俺達には時間が無かったのだあああああ
オルガン
バッハさん
空が赤い、俺には理解出来ない
真夜中過ぎても俺はまだ大地を見ている
人は皆言う、その女はクソッタレだと
アイツはお前を焼き尽くす、
その手をヒラヒラさせることでいえい
警告が放たれり、気にかける者など無し
地球は震撼し、俺達は立ちすくんで凝視していた
それが到来し時、誰も助からず
いまだ俺には聴こえるのだ
燃え上がれーーーーー！！
♪
いやー、何度聴いても最高だ。」
「最高だね。」「おお、同意してくれますか。ではどうやってプレゼンしますか、うーむ。」「思いつくまま言ってみなさい。」「はい、では。まずはイントロですがな。必殺のリフですがな。
これがまたヤヤコシイ且つ万事明瞭で、下手するとダサい地獄に陥りそうなところを力技でエヴァーグリーンな物体に変化させるリッチーさん天才さん。
これが我が国で熱狂的に受け入れられた理由としては五七五七七と
ひげりこに はがげりこりか ごりがみこ げみこりけたみ げりこはらいた
なっているとこじゃないでしょうか。」
「ふむふむ。でもさ、この資料には元ネタはガーシュインさんの曲じゃないかって書いてあるよ。」「え！そうなの。何何・・・ガーシュインの魅惑のリズムに似てるって？聞いてないよ、そんな話。でもまあ聞いてみましょう。」
Fascinating rhythm
http://www.youtube.com/watch?v=WsgxEI_YR-8
「うげ、クリソツじゃん。笑える。」「リッチーさんは必死になって否定しているそうです。」「怪しいな。でもまあ、聞いてるはずは無いし、偶然だろ。それかガキの頃子守唄で聞かされたのかもな。」「なーる。」「でね、唄に突入しますとおおおお世界初、ドラムソロと１番の合体！！そんな無茶があるものか！！！
てのどうだ？」
「はいな。」「そして必殺のストップモーション＆叫び！！」「いえい。」「で、新生パープルの秘密兵器！Ｗヴォーカル！！！全世界ヴォーカル担当青少年が出なくて悶え狂ったグレン・ヒューズちゃんの怪鳥音炸裂！！」
「あほい。」「で、待望のギターソロ。ここにて歌唱部分は前フリ化し、ショータイム！！あーた、信じられますかい？ロックの曲で曲芸マジックタイムが組み込まれているのです。
その音と言わば、
くけこくんけ
これ以上これ以下無しの歪で、待ってましたの速弾き披露、長すぎず短すぎずで
バロック突入。
ああ、芸術だ。偉いんだぞパープルは。」
「なーる＆ほど。」「ふたたび怪鳥音部そしてジョン・ロード親分ショー！！
英国伝統謎の円盤ＵＦＯ
なファンキーソロです。ガシガシとオルガン本体を揺らしておりますおります。なおかつこちらもバッハさんに突入しの、同時に月面基地はムーンベースの宇宙域の
なんてアカデミックなんでしょう。音楽の先生も唸ります。」
「はいな。」「で、デビカヴァさんのフンフン唄に戻っての完全に落としますの３カウントエンディング！！参ったか！」
「へえへえほーほー。」「何か完全にのいるこいるされてるような気が。」
「ちゃうちゃう。気のせい。気のせい。ところでおいちゃん。」
「何だ坊主？」「このコンテストの申込書には年齢は２５歳までって書いてあるよ。おいちゃんは当年取っていくつですか？」
「ぐ。４９歳。そんなー。こんなとこまで半端年寄り存在抹消地獄かよー。
」「泣かないで。今まで通り、ここで商売しなさいな。
名声なんて所詮虚構なのだよ。」
「はい。」（山）2010.7.16
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紫の炎
Burn
紫の炎 30th アニバーサリー・エディション
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Deep Purple - Burn - Live in London 74
http://www.youtube.com/watch?v=lTlZKYZlGbg
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ろっくすパープルのページ
資料
英語資料
English Version
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