2010年08月12日

オー・キャロライン/マッチング・モウル 1972/4/8 O Caroline / Matching Mole


↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。

オー・キャロライン
マッチング・モウル
1972/4/8


昨日晩、ふとNHKを見たら、”洋楽倶楽部80’s”とゆう番組をやってたよ。
プログレ王子、スターレス高嶋政宏氏とジョン・カビラ氏が出てて
かなりベタな80’sモノのクリップを軽妙なトークと共にお話に。
えーとおいまさらこんなうわっつらをなぞるもんやって誰が観るのか?ウチか。
と思ってたらそりゃプログレ王子ですから
プログレはかけるんだろなと思ってたらかけたのはAJAでした。
80’sだもんそりゃそうだ。
けどまーありゃプログレの人が歌謡ロックをやって成功したってことで、
スターレスさんが番組内で言ってたようにあの人達が成功したのかあって感慨はあれど、
今更さー、メガヒット出して金持ちになって嬉しいのか。
嬉しいですかやっぱ。
カタギの方々にもウケるし。
名は売れてるけど思ったより貧乏なのかもしれませんし。
貧すれば金らんどんすだもんなあ。
それでもやっぱガチでプログレるとさば
武士は食わねど八王子、清貧を持って貴しと為す。
だってさ
わかんねえことやりたんだものさ。仕方がない。
つか
高島さん、ほんとはプログレ倶楽部やりたいんでしょ?
だわな。
こんなんガンガンかけるやつ。

マッチング・モウル
Matching Mole



イギリスのとあるカンタベリーとゆう、のだめカンタベリーと呼ばれる地方にて
ソフト・マシーンとゆうソフトなマシーンのオリジナル・メンバーだった

ロバート・ワイアット氏
Robert Wyatt:ドラムス&ピアノ&唄


が、おめーらと一緒にやんのつまんない、小難しいことばっか言いやがってクソヤロウ、
バッキングちゃんとやれって言ってもやってられねえよ
と脱退し、新しく新結成したバンドです。
別名お見合いモグラ。
仲間は彼地のプログレ蛇の穴で蠢く平日は設備屋さんとかで喰ってます週末はお父さんは競馬・・
じゃなかった、スタアよ、って方々の中からさらによりすぐった精鋭たち。
作ったアルバムはその名も

マッチング・モウル
Matching Mole
そっくりモグラ




1972年4月8日発売。
そこからシングルカットして、そうなんですプログレのくせに罰当たりにもシングルカットしやがった、
アルバム1曲目の歌が

オー・キャロライン
O Caroline




これがまた必殺でね。
イントロ流れただけでもうトロトロめろとろん。
ぽけぽけな歌声が流れた日にゃあニャア。
いかなる時いかなる場所いかなる方でも好きにならずにいられない
Can't Help Falling In Love
どうぞお聴き下さい。



http://www.youtube.com/watch?v=WAQMO8wpAvo




デビッドはピアノ、
そして僕は多分ドラムを叩くかも
で、僕らは音楽を作ろうとするんだ
僕らは何か面白くなろうとしてる

でも僕には思えてならない
君がここにいてくれたらなあって
僕は全神経を集中させているんだ
そしてもっとエキサイティングに演奏するよ

今でも愛している、キャロライン
今でも君が欲しい、キャロライン
今でも君が必要なんだ、キャロライン

もし君がこのおセンチな馬鹿野郎に電話をしてくれるのなら
君は僕を嬉しくておかしくさせてしまうさ
だって君は知ってる
僕が普通は昔のことなんかを歌わないってことを

そしてもし僕のこの何とかして作った歌詞が君の耳に意味を持って届かないならば
その時、思い出は歳月と共に君を裏切ることになってしまやしないか

今でも愛している、キャロライン
今でも君が欲しい、キャロライン
今でも君が必要なんだ、キャロライン

君は僕が唄う歌の歌詞を疑いの目で見てるに違いない
それともこうやって何とかして君に近づこうとするのは無駄だって思ってるのかな

でも君は認めなきゃならない
僕らが二人とも思っていたってことを
夫と妻になろうって
そしてそうなれば僕は君を幸せに出来たと思う
君の人生の最高の時間のために

今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
今でも愛している、キャロライン
・・・・・・



これ、プログレなのかよ?
はい仰られますことよおくわかります。
そりゃもうプログレです。
それが証拠にまったく売れませんでした。
プログレの人が売れないものを出せばそれはプログレ行為だに。
こんなポップでいい歌が売れないってのもどうかしておるが。
しかし今でもうっかり知って聴いちゃった方々により愛されてますから。
さて
歌の内容はと言えば、御覧の通り

未練

です。男未練は定石の必定さ悪いかってなもんで。
だけんどもまあ、未練も言いようによってはプリティになるってことをこの歌は証明す。
歌詞中のキャロラインさんとは時代的に判断してキャロライン洋子さんでしょうなあ。



昭和37年生まれですって。
嘘だろう!!俺より二つ年下なのですかうそー。
あ、違うですか。あ、二つ年下じゃない。
そうじゃなくて年下なのは合ってるけど、この歌の人ではない。
そうですか。何だ。
とクドい駄話してる暇はござらん。
アルバムは

デビッドはピアノ、
そして僕は多分ドラムを叩くかも
で、僕らは音楽を作ろうとするんだ
僕らは何か面白くなろうとしてる

David's on piano.
and I may play on a drum.
And we'll try to make the music work.
we'll try to have some fun.


と宣言したように、思う存分これよりプログレます。
ほれ

Matching Mole - Part of the Dance
http://www.youtube.com/watch?v=tpA61ebNJ8s


こんなに。
これはクライマックス部分すが。
これに到るまでは、冒頭の優しい感じから真綿で締め付けられるように少しづつ陰謀がめぐられ
抜けられない地点へ導かれるそのさまはアルバム全部1曲としてお引き受け下さい。

プログレですから。
それが作法です。



かしこ。

(山)2010.8.12
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00000-1.jpg

そっくりモグラ

Matching Mole

00000-2.jpg

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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資料

資料(英版)

English Version
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posted by 山 at 08:43| Comment(4) | TrackBack(0) | プログレシブ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
訳詞、めちゃくちゃですね。

もし君がこのおセンチな馬鹿野郎に電話をしてくれるのなら
君は僕を嬉しくておかしくさせてしまうさ
だって君は知ってる
僕が普通は昔のことなんかを歌わないってことを

???

もし君がこの曲をおセンチな糞つまんない曲っていったら怒るよ
だって僕が一時の流行ものについて歌うわけないって知ってるだろ

こうやって洋楽の歌詞はあらぬ方に歪曲されて行くのですね。至極残念
Posted by わいやっと at 2011年07月17日 08:51
知らない方が、面と向かった面罵ありがとうございます。
随分と英語を熟知した方のようです。
日曜の朝っぱらから私を凹ますにはじゅうぶんな一撃となってます。
気持よかったですか?
上から目線で。
Posted by ヤマ at 2011年07月17日 10:07
マッチングモウルのこの曲は、当時ソニーから出されていた様々なアーチストを紹介するサンプラーLPにも収録されて、500円で販売されていたようです。プログレファンの間では昔から名曲として名高い一曲ですね。取り上げていただきありがとうございます。私も私の知人たちも大好きです。
それでは失礼します♪
Posted by chop at 2012年04月21日 21:32

>マッチングモウルのこの曲は、当時ソニーから出されていた様々なアーチストを紹介するサンプラーLPにも収録されて、500円で販売されていたようです。

そうなんですか。ソニーのサンプラーは知りませんでした。

>取り上げていただきありがとうございます。

いえいえ、拙い言葉だらけで。
こちらこそ読んでいただきありがとうございました。
Posted by ヤマ at 2012年04月22日 06:14
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