2010年10月01日

英国内乱/ザ・クラッシュ 1979/2/23 The Clash English Civil War


↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。

英国内乱
ザ・クラッシュ
1979/2/23


♪フラアー、ふらー!ふらあ!フラー!♪

「さあ村の衆、集まれ。今日はマジだ。小芝居もギャグも抜き。さあ、集まってくだされい!」

「どしたの、おいちゃん。血相変えて。」

「おお、坊主か。ちょうどいい。早く村の衆をここに集めろ。頼むから。」

「いいけど・・・。何さ、いったい?」

「そりゃレコード、売るために決まってるじゃん・・・は、いいから早く早く〜。」

「わかったわかった。おーーい、みんなー!」

「よしよしいい子だ、うひひ。」

「あ、おいちゃん、何か資本家のブタの顔をしてるよ。」

「ブヒブヒ。何を言う。我こそは善良な労働者なりヨ。
お、集まったな。



はい皆さん、お待たせいたしました。毎度おなじみ70’sと80’sのレコ屋でござーい。」

「いつの間にか店の名前、変えてるよ。」

「あ、気付いた?そうゆうこと。何事も商売&臨機応変編。
えー
本日、とりわけ、皆様に緊急にお集まりいただいた70’sのお宝はーーー

英国内乱
イングリッシュ・シヴィル・ウォー
English Civil War
ザ・クラッシュ
The Clash




1979年2月23日発売。
2ndアルバム
動乱
Give 'em Enough Rope




からのトミー・ガン、英最高位19位に続く2枚目のシングルカット、通算6枚目のチャートヒットだ。
3月3日に39位で初登場、以後28-34-25-27-30位。
最高位25位。
日米では無視。
何か気づいた点は?」

「え?何か変なこと言った?」

「気づきませんかそうですか。はい、どうもチャートでの成績が芳しく有りません。
時代はパンクをも掃討してしまった。
もう悲惨は御免やマジなことはうんざりとな。

ネズミ取りがネズミになって逆風のさなか
クラッシュはみんなドン引きの歌を歌うのだぞ。」

「ひ。」

「タイトルの
English Civil War
とは

”イングランド内戦(English Civil War)のこと。
清教徒革命においてイングランドで行われた、国王派と議会派の軍事衝突である。
1642年に始まった国王軍と議会軍の内戦は、当初国王軍に有利に推移した。
しかし議会派の組織改革などによって議会軍が勝利し、つづいて勝利した議会派内でも深刻な対立を招いた。
議会での長老派対独立派の争いは、次第に議会対軍・民衆という構図にかわってゆき、
1649年に国王の処刑と共和政の樹立という帰結にいたった。
戦争はその後、1651年に”ウスターの戦い”(Battle of Worcester)で
チャールズ皇太子(後のチャールズ2世)が敗れ、大陸へ亡命するまで続いた。”」

「学生の宿題並みに某所から丸写しだね。」

「しっ!つまりだ。英国国内の内戦のことだな。
だが
別にこの唄は
清教徒革命においてイングランドで行われた、国王派と議会派の軍事衝突のことを歌ったわけではござらん。」

「何だ、全部読んじゃったじゃん。」

「歌の題材、元歌が存在する。

”ジョニーが凱旋するとき”
(When Johnny Comes Marching Home)。



アイルランド出身の作曲家パトリック・ギルモアによって作曲されたアメリカの民謡またはマーチ曲。
「ジョニーが帰るとき」ともいわれる。
19世紀後半に勃発した南北戦争の北軍の帰還兵を迎えるために、
アイルランド出身の作曲家パトリックが
アイルランドの古い反戦歌“Johnny I Hardly Knew Ye”からメロディーを用いて
新たに詞をつけたものとされている。
マーチ曲は勇ましく、テンポのいいものが多い。
しかし、これは南北戦争という悲惨な内戦を歌っているものなので、悲壮感の漂う曲となっている。”」

「また丸写しです。」

「然り。
しかしここからはオリジナルだ。
丸写し内容がホントかどうか歌詞と共に聴いてくだされ。」



ジョニーが凱旋するとき
When Johnny Comes Marching Home
http://www.youtube.com/watch?v=INPNyNivNWA




ジョニーが再び故郷に凱旋だ
フラー!フラー!
我らは元気良く彼を歓迎しよう
フラー!フラー!
男たちは喝采、子供たちは叫ぶ
女どもなんて閉めだしてしまえ
俺達は男だ
そう、心底感じるのだ
ジョニーが再び故郷に凱旋する時

古き教会の鐘は歓びで鳴る
フラー!フラー!
我らの愛しき少年を歓迎するために
フラー!フラー!
村の仲間と娘たちは言う
薔薇で彼らは道を一杯にする
そして
俺達は男だ
そう、心底感じるのだ
ジョニーが再び故郷に凱旋する時

祝いの準備をしろ
フラー!フラー!
我らは英雄に3×3の栄誉を与える
フラー!フラー!
さあ、月桂冠は用意済み
彼の忠誠の額の為に
そして
俺達は男だ
そう、心底感じるのだ
ジョニーが再び故郷に凱旋する時

その日に愛と栄光を
フラー!フラー!
彼らの最高の歓びはその時開陳さる
フラー!フラー!
各自は何らかの歓迎の意を表すること
戦士のハートを歓びで満たす為
そして
俺達は男だ
そう、心底感じるのだ
ジョニーが再び故郷に凱旋する時



「軍歌だぜ。
士気高揚&女性蔑視&権力への忠節&自己犠牲&ブー
な。
お定まりの悲哀感が漂う男のセンチメンタリズムに満ちておる。
何とそれって有りかよ?南北戦争両陣営から愛されたそうな。
それをだな、
学校で教えられてたのを覚えていたジョー・ストラマー氏が、
ジョーさんが学校で教えられてた図を想像しがたいがの、
覚えていたんだの、
不景気でファシストが台頭し始めて混乱し始めていた当時の状況に合わせて
改作して作ったのだ。
これだ。

The Clash - English Civil War
http://www.youtube.com/watch?v=TIh7UPvHxAk




ジョニーが再び故郷に凱旋だ
フラー!トゥラー!
ヤツはバスか地下鉄で帰って来る
フラー!トゥラー!
女の目は涙を流すであろう
恐怖で打ちのめされたヤツの顔を見て
そしてそれこそが曲がり角だったのだ
イギリス内乱の

それはまだ棍棒と拳の段階だった
フラー!トゥラー!
馴染みの顔が叩きのめされた時
フラー!トゥラー!
スクリーンの光に照らされたお前の顔は青かった
獣の咆哮を見てしまって
新党の軍隊が正に俺達の頭上を行進していたんだ

よっしゃあ!

ほら、ハハ、俺が言ったとおりじゃねえか
フラー!トゥラー!
俺達が知ってる誰もがそう言う
フラー!トゥラー!
だが誰がいったいラジオを階段下に隠したんだ?
誰がヘマをして捕まったんだ?
新党の軍隊が正に俺達の頭上を行進していた時

ジョニーが再び故郷に凱旋だ
フラー!トゥラー!
誰も理解しちゃいない
それがまた起こり得ることを
フラー!トゥラー!
お日様は輝き
ガキどもは高らかに叫ぶ
だがお前らは知らねばならぬ
それは雲の切れ目で輝いていることを
影は絶え間なく降り注ぐのだ
ジョニーが故郷に凱旋する時

よっしゃあ!
ジョニー
ジョニー
そりゃさあ戦だ
おーおおおーおーおーおー
おーおーおー
月桂冠の用意をするんだ
ジョニーが故郷に凱旋する時



サウンドは急転動地のモット・ザ・フープル節
ホントにモットで。
それは
彼らのアルバム
”すべての若き野郎ども””革命”に通じ
歌”ヴァイオレンス””ワン・オブ・ザ・ボーイズ”に通じているからなのだ。
しかし
この感じ・・・・
どこかで聞いたことがあると常々思っていたんだが。
この映画でずっと鳴っていた曲だんだな。

博士の異常な愛情(Dr.Strangelove)
http://www.youtube.com/watch?v=BL61-5cgCaM


永遠のフェイヴァリット映画です。
そして
ジャケットは
ジョン・ハラス氏が1954年にアニメーション化した
”1984”ジョージ・オーウェル氏の「動物農場」から。
”動物農場”言えば、こノ方々、
ピンクさんの唄と共にどうぞ。

Rebelion en la granja - Pigs (Pink Floyd)
http://www.youtube.com/watch?v=JANyOFuKO00


すべてはこの3つの歌を聴くことによってわかります。」

(山)2010.10.1

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ザ・シングルズ

動乱(獣を野に放て)

Give 'em Enough Rope

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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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ろっくすクラッシュのページ

資料

資料(英版

The English translation page : here.



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When Johnny Comes Marching Home Again

When Johnny comes marching home again.
Hurrah! Hurrah!.
We'll give him a hearty welcome then.
Hurrah! Hurrah!.
The men will cheer and the boys will shout.
The ladies they will all turn out.
And we'll all feel gay when Johnny comes marching home.

The old church bell will peal with joy.
Hurrah! Hurrah!.
To welcome home our darling boy.
Hurrah! Hurrah!.
The village lads and lassies say.
With roses they will strew the way.
And we'll all feel gay when Johnny comes marching home.

Get ready for the Jubilee.
Hurrah! Hurrah!.
We'll give the hero three times three.
Hurrah! Hurrah!.
The laurel wreath is ready now.
To place upon his loyal brow.
And we'll all feel gay when Johnny comes marching home.

Let love and friendship on that day.
Hurrah, hurrah!.
Their choicest pleasures then display.
Hurrah, hurrah!.
And let each one perform some part.
To fill with joy the warrior's heart.
And we'll all feel gay when Johnny comes marching home.


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The Clash English Civil War


When Johnny comes marching home again.
hurrah, tala.
He's coming by bus or undergound.
hurrah, tala.
A woman's eye will shed a tear.
To see his face so beaten in fear.
And it was just 'round the corner in the English Civil War.

It was still at the stage of clubs and fists.
hurrah, tala.
When that well-know face got beaten to bits.
hurrah, tala.
You face was blue in the light of the screen.
As watched the speech of an animal scream.
The new party army was marching right over our heads.

All right.

There you are, ha, ha, I told you so.
hurrah, tala.
Says everybody that we know.
hurrah, tala.
But who hid a radio under the stairs?.
Who got caught out unawares?.
When the new party army came marching right over our heads.

Yeah, yeah, yeah.

When Johnny comes marching home again.
hurrah, tala.
Nobody understands it can happen again.
hurrah, tala.
The sun is shinning.
and the kids are shouting loud.
But you gotta know it's shinning thought a crack in the cloud.
And the shadow keeps falling when Johnny comes marching home.



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