2006年04月17日

Mahogany Rush IV / Mahogany Rush 1976

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Mahogany Rush IV
Mahogany Rush
1976


*フランク・マリノ氏率いる3人組マホガニー・ラッシュの1976年の4thアルバムです。
マリノとは申してもネプチューン名倉の嫁さんとは多分違う。多分。0-0-0aaamaho-ma.jpg(顔だけ合成した写真作ろうかと思たけど名倉氏に血相変えて突っ込まれると怖いので中止)。フランクの方のマリナさんは1954年8月22日カナダ生まれ、10歳の時からドラムをやっておったそうですけど13歳の時にギターに転向、何故ってあの男が眼前(つうか耳前)に現れたからだ。
ジミ・ヘンドリクス翁。
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惚れて惚れて惚れちゃったのよー。鬼のように練習をばして71年にモントリオールで自身のバンド、マホガニー・ラッシュを結成、デビューと。その時御年17才。
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惚れた相手が相手です。あまりにも巨大なジミさん。最初から「あ、フォロワーだ。」って一言で指差される運命なり。指差され仲間としては海を渡った英国のロビン・トロワーおじさん、
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そして直弟子つうかまとわりついてかわいがって貰った甥みたいなアイズレー・ブラザースの末っ子アーニー・アイズレーちゃん。
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それぞれにハマリ様は甲乙付けがたし。ロビンさんは顔が怖かったので、ハマりながらも己の音が顔のように自然と出て自分の音楽を邁進し、アーニーちゃんは格好までまんま、おじさんみたいになりたいようと心底思ったと想像しますが、何しろ兄貴とやってる音楽がソウルでファンク。そこでやる道を見つけるしかありません。
危険度からいやあ、マリノ氏が一番やばい。思春期からずっぼりだし。下手すりゃアーニーちゃんみたいにルックスまでそっくりにして、曲もジミさん丸コピー、となると・・・確実に音楽としては楽しみ方が違ってくるわ。日本にもおるようで、何回か私もTVで見たことあります。気持ちもよくわかり、楽しいのは楽しいけど、やり手も聴き手もある了解の元楽しむって感じとなるは仕方が無し。うーむ。私は金と自分の人生の時間を使って見る気にはちょっとならないかな。
マリノちゃんにはさらなる才能が有りました。ならば亡くなった師匠の意志を継ぐのが心の弟子の使命じゃ。壁に貼ってるポスターのジミ先生は目でしゃべってる。お前の音楽をやれと。
苦悶しながら激闘し、その結実がこの「4」であります。
共に戦ってくれる友は二人
ベースのポール・ハーウッド氏
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そして
ドラムスのジム・アユーボ氏
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師匠がやり残した道、ファンクをもぶちかまし、聴いて下さいこの音を。
私ならこうやります。聴いて下さいこの音を。
とあっちの世界のジミさんと会話してるがごとく。
そしたら5曲目「雨が降り始める」あたりから
師匠が降りて来た。我慢出来なくなって。
マリノ氏に憑依して、共に弾くのだギターを。最早意識しててめえの音楽をやろうとか考える必要も無し。
身を任して出来たこれが。
最高に素敵です。
うらやましい。

(山)2006.4.17

でかいジャケットのページ

入手先参考(UK盤、アマゾン)

試聴はこちらで

79年のライブ映像

The English translation page is here.
posted by 山 at 08:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ギター屋兄貴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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