2010年11月25日

地獄ジャズ/フランク・ザッパ 1986/11/15 Jazz From Hell Frank Zappa



地獄ジャズ
フランク・ザッパ
1986/11/15


思うところあってザッパ神宮を訪ねる。
この前ここに来たのはちょうど2年ほど前の今頃であろうか、
いささかも変わらぬ風情の鬱蒼と茂った境内を、
秋の燦燦と降り注ぐ曇天の中進むとそこに瀟洒な社が現れた。
賽銭箱に奮発してフェンダーのピックを投げ入れる。
でかいXXタマ型の鈴をガシャガシャ鳴らすと

「ワシャ神様じゃよー。」

突然ザッパ大明神が現れてもうびっくり。

「何だお前か。随分久しぶりじゃのう。そんな不義理なヤツはこれでも喰らへ。」

一枚のプラスティック円盤を俺の顔にぶつけた。



「痛ー。何もそんな仕打ちをしなくともお。」

「さらばじゃー。」

顔を上げた時にはもうそのお姿ご尊顔はおらられられなかった。
仕方ないので当てられたものを拾うと

地獄ジャズ
Jazz From Hell




地球時間1986年11月15日建立。
と書かれた古文書音入りだ。
ぢごく・・・・
その文字に私は震え上がる。
罰当たりな平々凡々ボーンな日常を送っている私への天罰であろうか。
まあいいや、大明神の罰ならありがたく頂いてやるべ
と備え付けのCDプレーヤーにセットして回転さすと
大音響が流れだしたのだ。



1. 夜学〜ナイト・スクール

華麗なるそれは、意外にも全て機械音であった。
文書裏表紙を見ると”シンクラヴィア”なる装置で製作と記載。
しんくらヴぃあ・・・
その文字に私は震え上がる。
それってあの当時1億円の総合PC打ち込み鍵盤付ハード&ソフト?



あの松任谷組の松任谷正隆さんも夢中になって道を踏み外しそうになったものではないか。
これで出せない音は無い、出来ない音楽は無いと豪語していたものである。
今となったらチャンチャラおかしくてヘソが茶を沸かすアナクロなものだが。
何しろ1億円だ。やはり出せないものは無い。
とゆうことは・・・・
大明神の脳髄に乱射された音楽風景があまつところなく転写されたのがこの音群なのであろうか。
確かに濁流のように奔走するそれはすべてザッパ音階である。
そうザッパ音階。
現人神であるザッパ神は世にも稀なる自分音階を現世で獲得した稀なる人であり、
何をやってもそれなんだよ。

http://www.youtube.com/watch?v=4aVwx5bQXGs


2. 公共部門担当顧問
〜ザ・ベルトウェイ・バンディッツ


などともぞもぞ呟いているとそこに現れたのは公共部門担当顧問。
訳すこと不能な言語音でピロピロ俺に話しかける。
この世のものとは思われぬそれは所業で、
そうなのかさすがザッパ爺、機械で為すとゆうことで意味のない事はせぬ。
機械がお手の物とすることは、
あのウルトラセブンでロボット長官が怒ってちゃぶ台返しした

人間てやつは使えない。何しろ毎回煎れるコーヒーの味が違うんだからな。

ロボットがコーヒーを飲むのか?とコーヒーだけに苦笑いしたものだったが、
逆を取って、毎回飽きもせずキメられたことをやること。
百万回でも2百回でも。
そしてもちろん
人間などとゆう未熟者が到底出来ないウルトラスーパーな音の跳躍、
人間などとゆう柔らかい者が到底出来ない速度で奏でること
である。
それはもちろん、そうゆうことは人間様のやることで無く、
機械様の仕事なのだ。

3. あなたが芸術IIである間、
ホワイル・ユー・ワー・アート2


続いて流れて来たは、いつ俺が芸術2なるものになったのだと問われる問題作。
問われて悔しいので、そのメロディを鼻歌で返そうかと思ったが、
出来るわけがない!
いくらあの空手バカ一代だって、ロボット相手に異種格闘技戦は挑まなかった。
この世に存在する強者世界一を決定すると言う点で、人型ロボットは、
人様のアイデンティテーをことごとく覆すひどいやつらなのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=7k2nj_-psYk


4. ジャズ・フロム・ヘル

そんなこんなボヤいていると肝心要の地獄ジャズが襲いかかってきた。
何が面白うてこんな不定期に乱打される機械が不得意なものを機械でやったのだろうか。
やりたかったんだな。
ジャズは気まぐれな人間のやるものだから。なおかつジャズは一人でやるもんじゃない。
のに、
ここでは黒ザッパと白ザッパと黄ザッパが一つの脳内ニューロン内でシナプス激突です。
地獄だけにデス。

5. G-スポット・トルネイド

http://www.youtube.com/watch?v=8g18dnuMW-E


えーとGスポットとは・・・
女性のXXXXのXX内のXXXXに存在するXXXなものであり
XXXするとXXXxでxxxxxなので・・・・
困ったな、こんなこと書いたら真性エロサイトだ。
ここでご覧なさい。由緒あるウィッキッペで。
http://ja.wikipedia.org/wiki/G%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%88

いくら最高でもけして世間様の前で最高だーと叫べぬタイトルのこれは最高である。

人間様では確実に出来無いウルトラハイパー高速奔流編。

しかしまあまさかこれって打ち込みでシコシコ打ち込んだんじゃないよな。
気が狂うの必定。
おそらくリアルタイムで弾いたものを正確にクオンタイズして高速再生されたものと思われ、
しかもテキトーに弾いてるように思われるが、これはすべて予定の行動なのである。
まさに地獄のライディーン、どこかYMOで人懐っこいこれは
よせばいいのに後年、人の手で再現された。
所詮、機械は機械、我らに敵うハズは無しと為されたその鬼畜の所業は、
何と成功したのだ。
それにはザッパ神もさすがに呆れたらしい。

6. 湿っぽい足首〜
ダンプ・アンクルズ


うへ。湿っぽい足首。嫌だなあ。怖いなあ。水木しげる氏の怪談みたいだよ。
そしたらね、ほんとにそんな風な景色が悪夢る音が流れて来てね
震え上がりました。
何で湿っぽくなってるかと言えば何かの汁。

7. セント・エティエンヌ

http://www.youtube.com/watch?v=lo_CduB0sEg

清浄なる滝の音色の後、聖エチエンヌことフランク氏現れ、
え?現れたの?
突然自らが自らの手でギターを弾きます。
バックはじゃらーんと我慢にも程があるリズムギターを弾かされているスティーヴ・ヴァイ氏以下
全員人間。
何故にここで人肌カマしたのか?
その答えは全部機械ものだと売れないヨとの懸念との説ございますが、
ここにて人がするべき仕事とはどうゆうものかを
はっきりと提示するためと思われる。
ギターこそロボットが自らの意志で奏でること不能な最終砦。
この矛盾に満ちた瞬間瞬間の時を判断が人間のするべき仕事である。
そしてこれは
ややもすると、このデジタル社会の21世紀では、メンドクサクて、
あろうことか人も世知辛くデジタル判断を求め、
挙句の果ては機械に負けるとゆう情け無さを如何にせんとのお達しじゃ。



8. マッサージオ・ガローア

地獄もいつかは終わります。
鬼の咳払いと共に、大明神の唸り声と共に、最後の責め苦でございます。
何かのマッサージ曲。
もしかしたらこれってダンス音楽では無いかとふと思い、踊ってみたら腰痛くした。
無理すると関節外れますよ。
ホンダのロボットASIMOは踊るけど、どうせやらせるならこれで踊らせてみよ。
きっと隠された正体を表すに違いない。
見たものはすべて石になる。



なお
全曲インストゥルメンタルのアルバムであるにもかかわらず、
メイヤー・ミュージック・マーケットはこのアルバムを発売するにあたって、
全米レコード協会(RIAA)による成人指定の警告文「Parental Advisory - Explicit Content」
(保護者への勧告:過激な歌詞が含まれています)シールを貼付した[4]。


全文削除いたしましょうか。


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(山)2010.11.25

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ジャズ・フロム・ヘル

Jazz From Hell

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすザッパ大明神のページ

資料

資料(英版)

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posted by 山 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | zappa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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