2006年05月09日

Built to Destroy / Michael Schenker Group 1983

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Built to Destroy
Michael Schenker Group
1983


*鉄と湯豆腐は熱い内に喰へ!。だど。丁度ええ按配に聴き込みましたMSG4枚目
「限りなき戦い」
だー。
「あんたそげなことして帰りどーすんの。後ろから風、入って来て寒くてたまらんべ。しかも帯で私隠れてるし。」
「ですとろーい。」
なジャケ(ご本人案だそうです)。
「何でバンドのメンバー落ち着かないんだー。」のお気持ちでしょうか。
戻ってまいりました、あんたしかおらん相方のヴォーカル、ゲイリー・バーデンさん。しかし何だってー。バージョン違いがあるのだとお。おら聞いて無いぞ、そないな話。違う歌の方がまたおるとな。何ででしょ。シェンカー氏口ベタでうまく気持ちを伝えられないのかな。うちのはレコードなんでこれがオリジナル・ヴァージョンなのかなと判断していいのブライアン。
完全後聴きであるのは申すまでもありませんですけんど、それはそれで面白いデストロイ発見がありまして楽しいわー。
えー、ここにはシンセも、打ち込みも無く完全人間だけの・・・だけの・・・・、シンセぎんぎんじゃないかーっの驚きの1曲目
「ロック・マイ・ナイツ・アウエイ」
当時、初見のメタル・ファンはさぞかし腰抜かしたでありましょう。神様あんたもかーって。日本盤LP解説はもちろんメタルゴッド、マサ斉藤、ぢゃ無しマサ・イトーさん。この褒め上手な方が戸惑っております。「勘弁してくれよー」って最初思ったって。最後には見事なる大褒め大会で〆てくれて、さすがだ。
我が家と言えば、さほど驚かなかったぞえ。何故だ。ロックなPOP権現さまはずーっとシェンカー氏の音楽で感じて来たからかもな。
それに
いい曲だし。
いい曲なら無敵なのだ。またしてもメロにやられる。歌にもギターにも。
ちょとびっくりはバーデン氏の歌声。何やらわからんうちにクビになって、酒場でトリスを煽り過ぎたか、声ががんらがんら。アメ横の歳末大売出し状態。
なもんで大POPを台無しJRにするバンカラ振りでええ按配だぜ。
2曲目
「メイク・ユー・マイン」、3曲目「戦争の犬たち」4曲目「システムス・フェイリング」と聴き進んで、さらにメタル・ファンは目を真ん丸になさったのではないか。もしかしてこれ、テクノ、デスコでテクノ??みたいな。
テンテンテンテンって8で刻むステディ・ビート。あはは、私もこれで曲作ったこと有ります。紛れも無くテクノだ。いいえ、テクノです。
「建設のための破壊だ。デストローイ」。と、そこまで力み返ってこうしたとは思わん。こうゆう風にしたかったからこうしたんだと思う次第でござる。製作は初めてエンジニア氏と共同で自ら行ったし、責任は全部おっかぶりそうろう。
だけんども、これまた驚くに当たらずと感じ入り。ほんと。
何故だ。
いい曲だから。
いい曲は無敵だ。メロにやられる。歌にもギターにも。歌うぞ一緒に。
私はテクノ好きだし。
そして、流行だからってんでやりましたんとか、アメリカン・マーケットで売りたいなとかではねえよって断言したい気持ちで一杯。
残響音、この80’sに席巻したデジタルなド派手リバーブが無いのだこの盤には。
まことに甘い蜜なあれ入れちゃうともう際限なき無間地獄になっちゃうからな。時代の徒花にも。
リバーブ無しで、永遠の音楽になることにへのもう一つの後押しが。
して
5曲目。おめでとうございます。ここでメタル・ファンもプロレス・ファンも、もう全部が大喝采の強インスト
「キャプテン・ネモ」
登場。
なんでかー、インストになるとジェフ・ベックさん風味になります、あの帰ってきたイントゥ・ザ・アリーナ。
途中カントリー風味になったりして、そこはちょっとびっくり。
ラストは期待通りの大団円。これをやって臭くねえのは、もうシェンカー氏の人徳たたづまいとしか申せません。
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さー裏返してB面。
魔性の女」、「レッド・スカイ」とまたまたテノク味は続くよ勘弁しねえよ。
しかし喜びっぱなし。
いい曲だから。
いい曲は無敵だ。メロにやられる。歌にもギターにも。特にレッドスカイ。
「レーッスカイ、見つからない、永遠にムチなのねー♪」って歌えます。
通してでは8.の「タイム・ウェイツ(フォー・ノー・ワン)」。あの方々の曲を想起しますタイトルです。違います当然。
これまたサビがよ。歌います。もう歌ってばっか(^0^)。
ラストは大バラード
ウォーク・ザ・ステージ」。現在は「ロック・ウィル・ネバー・ダイ」にタイトルが変わってる模様。???何でだ。
まー謎多き人たち。
多分
ここまでもう堪忍してくれ、とか、参ったとか、もし思っていたシェンカー・ファンも、この最後の1曲ですべてを水に流したでしょう。
この気持ちで臨み、この気持ちで音楽したのだと。
にも関わらずこの後、再びメンバー関係でぐっちょんぐっちょんになってしまったと聞きます。
図らずしも
「デストロイ・トゥ・ビルド」になってしまったか。
いつもギリギリの冥府魔道ギタリスト、マイケル・シェンカー氏。
この4枚目、いや次のライブまでのアルバムは全て抜けてます。どれをとってもどっかーんと天辺を。
それだけはわかる。30猶予年の音楽聴取人生を賭けて宣言するわ。
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(山)2006.5.9

ろっくすMSGページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(日本盤CD、アマゾン)

試聴はこちらで(UK盤、同)

キャプテン・ネモ動画!



The English translation page : here.
posted by 山 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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