
Force It
UFO
1975
*びっくりしたなもう。まずはこの写真をご覧下さい。

雑誌「ヤング・ギター」です。おおおマイケル・シェンカー神だ。で、20年前のもの?にさにあらず、何と2006年6月号。まずはまだヤングギターが有ったのかーつう驚き&シェンカー神が特集つう驚き。人気有るのだななあ。若人が読んでギター練習するのだろうか?おさんが読んでたらヤングじゃ無くて、おっさんギターや。ははは。新作を迎えてのMSG全史を振り返るインタビュー&タブ譜付。しかし練習する気にならず。いやしようかな。うむ、無理だよ。書店にまだ有ると思いますのでお手にとって見てくださいまし。
インタビュー読むと、やっぱ真面目ですシェンカーさん、あれほど素晴らしいMSG初期アルバムについても、あれやこれやと満足して無いご様子。まああれやこれやと想像以上の事件勃発してたようでも有るからかな。ましてやUFO時代なんぞ、そこでは触れて無いけど何の盤だったかライナーで「まるで思い通りにならなかった。」って記述見たこと有ります。若い頃は「UFO」の「ゆ」の字を言っただけで、暴れてフライングVをアメ車後部ウインドウに叩き付けたらしい。今は齢重ねてすっかり丸神さまになり、再共演したり今度の盤ではモグちゃん参加したりと時の流れってば素敵。11月に来日するそうです。場所はこれが中野サンプラザ。嬉しいぞー。最近はCZHなんたらとか横文字の知らない会場でオール・スタンディングなぞつう、俺たちおさんの脚の力考えたことあるんかい、な状況ばっかだから。70’sロックの殿堂サンプラでゆっくり見れるなんて。問題は料金で7500円らしい。昔は2800円とかで見れたぞ。A席なんてのもあったんだぞ。うーむ、行きたいが。しばし考え中。7500円X2だったらレコードが20枚は買える。行くとしたらニック・ロウちゃん以来なんだけど。
とにかく祝!とゆうことで「シェンカーさんの源流を求めて」
UFO、1975年の「フォース・イット」をば。

前作「現象」に続き参加2作目です。何か管が多すぎるんじゃないかの風呂場で何やってんだケツ丸出しじゃぞのジャケはご存知ヒノプシスししのぷす。ハードロック勢に依頼されればエロジャケと決めてるらしい。とにもかくにも前作「現象」でブレークしましたUFO。売上げはさだかでなくとも評判現象が起きた模様。若いヤング・ギター、シェンカーさんのそのプレーに全世界で賞賛の嵐風速40m。「いやー素晴らしいねえあのソロは。」「素敵だよドクタードクター、いきなりどうしたんだい変わったね。」などとあちらこちらでおそらくメンバー一同聞かされて、さぞかし嬉しかったろうかと。まーでも、最初は成功に喜ぶも、あんまりにもシェンカーせんかーと言われるもんで次第に複雑な心境になって言ったりして。ミュージシャン・ジェラシーつうのは複雑なもんです。最初の盤では、無理やりドイツから「白いご飯たっぷし食べさせて上げるから。是非来なさい。白まんまだよ。」と郭に誘う女衒のように、はたまたサーカスに誘う人攫いのやうに連れて来ましたから、存分にその分働いて貰おうと「何言ってんだコイツ、わからねえよゲルマン語。」状態ながら任せる曲は出来るだけ任したのかと。若きマイケル君も「だんけだんけ」と喜ぶ。して次のアルバムとなると「おめーよー、ちょっと受けがいいからって調子乗るんじゃねえよ。今度は俺たちが曲作るから、おめーはそれに合わせて最高のリフ付けるんだぞ。」「だんけだんけ。私英語わっかりませーん。」とニコニコしてたんだけど、いきなし丁稚修行状態に突入や。って勝手に想像してるんだけどさ。がはは。あの温厚な顔&名前のモグたん

見事にメロディが無い曲の連発だ。これぞモグ節。やるはハードロックにしようと全員一致でそれだけは決めたらしくハードドライヴィング連発。で、−−−−−−−の横並びメロ続き退屈かと思いきやそうで無いのが音楽の素敵さ面白さであります。必死に付けたマイケル天使のリフ、そしてメロディアスなギターソロの対比がえもいわれぬ味わい有りだぜ。−−−−−−のモグ節にしてもはまると抜け出せぬつい聴いちゃう。要はUFOってバンドを愛しちゃったのよになるかどうか。

メタル元祖って言うに言われぬこのノホホンさがよーたまらん。

で、もしかしたらその魅力が一番発揮されてるのが、シェンカーさんが作に参加してない「アウト・イン・ザ・ストリート」「トゥ・マッチ・ナッシング」かも。
せっかくハードロック界A級トップに並んだのに自らBの帝王の道を自覚せんで選んじまったこの「フォース・イット」。無理しないで貯めた。OK。かな?(^0^)。シェンカーちゃん、フラストレーション抱えてさらにネギをひたすら刻む、明日はどっちだ。
フラストレーションもネギを刻んでいたのも、決して無駄では無かったことは後世の歴史がこれ物語ります。
と私は聴いてますけど、皆様はいかに。
(山)2006.5.16

ろっくすUFOのページ
でかいジャケットのページ
入手先参考(神の、いや紙の日本盤、アマゾン)
試聴はこちらで(UK盤、同)
動画は反則で「宇宙征服」からオンリー・ユー・キャン・ロック・ミー、あ、いない